とにかく先生もすわって下さい。 2004年10月
RELOADED
少し返済が遅れたぐらいで、何度も請求してくんな、友達だろ。
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オイ、婦長じゃ話にならねぇ!下っ端呼んで来い!下っ端の看護婦!
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先日、俺の電話を怒って叩ききりやがった偉そうな若い研修医が、山下さんに捕まってこってり説教を喰らっていたのを、偶然通りがかって見てしまった。
いや、もう俺はこのひとについていくしかないな、と思った。
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先生方のワガママは、意外に理屈が通っているものが多くて反論に困る。反論に困ると、対応せざるを得なくて、今度は処理に困る。処理に困ると、次は偉いさん方と支出担当の部署を説得するのに困る。(支出や調査が難しい処理は、たいてい実態と論理がかけ離れていて、その机上の論理をどこまで曲げさせるかが解決のポイントである。)苦労するのは、経理部門から見ると、個人のワガママや非合理を通すことはこのうえなく無益で、おかしなものに映るので、正論に伴っていない実態の方を直せばいいという判断に落ち着くし、実態を把握してる現場から見ると、いやそうは言っても例外はあるでしょう、ということになるわけで。
そういう意味じゃ先生と他部署に挟まれて、俺ら常に、前門の虎後門の狼。
きっと明日も背水の陣。
だからむしろ「作家」にくっついてるファンが多いということ−ミリオン連発できる宇多田とか、もう何十年も第一線に留まり続けてる大物作家だとか−は、一般層ですら、「こいつならどれ買っても間違いないだろう」と思わせてしまうぐらいの作品を多く生み出し続けてる所産であって、それはもうその事実だけでものすごいことなんだろうと思う。いやそれでもやっぱり作品によっては人気、不人気の差が大きいんだろうけど。
毎回真剣にならざるを得ないわけだ。
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「てしさんてしさんてしさんてしさん。てしさんの前世ってなんだったんですか?
「(あーもうウザイ)前世?フツーのサラリーマンだろ。中世のサラリーマンだよ。
「ぎゃはは、そんなのいるわけないしー
「…。
「前世ぐらいもっとかっこいい役やればいいのにーあははー。
「で、なに。サツキの前世はなんなの。
「そーそー。あたしねー、このあいだ占い師さんに前世みてもらったんだよー
そしたらー、アトランティス大陸を守るために戦った女先生だったんだってー
「マテ。先生は戦わないだろ。
「えーえーえー先生戦うよー。光と風の先生だよー!
「(なんだソレ…。)へーそうなんだ…。すごいひとだったんだな…。
「あ゛ーーーーまちがえたー先生じゃないよーぎゃはは。先生じゃなくてー戦士だったー
アトランティス大陸の住人たちに合唱。
「またつまらぬメールが来てしまった…。」
マジ大きなお世話。

逆に言うな。素直に受け取れ。文面どおりだから。
おまえは働かなさ過ぎだ。>部長
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今日も言いたいことを言ってくる若い研修医がやってきて、さんざん文句と嫌味を言われた。頭を下げまくってなんとか事なきを得たんだけれど、いまだになんで俺が謝らなきゃいけないのかまったく謎。あんまり頭にきたから、キッチリあのバカを「コロスリスト」に載せときました。
まぁ載せるだけで、どうするってわけじゃないけど。
「25歳になりましたよー。美砂的には、まわらない寿司がいいなー。」
なんの話だ。なんの。
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美砂ちゃんは、喰う話とハゲの話が大好きだ。なんか喰ってる最中は、それはそれはたいそう幸せそうな顔で、この娘はもう食い物さえ与えておけばそれで万事満足なんじゃないかと思うぐらい。それでハゲネタが大好きなもんだから、ハゲ方向にはなしを振ってやると、幸せ一杯ではちきれんばかりの笑顔をみせる。このままいくとハゲのひとと好んで食事をしに行くようになるんじゃないか、と。というかむしろすでにハゲてるひとか、或いはこれからハゲそうなひとをターゲットに食事に誘ったりしてるんじゃないか。
ってマテ。
届いた携帯メールを見ながら、ちょっぴり生え際が気になりだした30歳。
「…あんな細かくするんだなぁ…。」
つぶやくな。つぶやくんならよそでつぶやけ。
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そういう俺は、ヤギの解剖は見学したことがあります。たくさんいるヤギの群の中から、先生と学生が解剖に最適な一匹を選ぶわけです。生命分野の新たなる一歩のためとはいえ、素人から見るとちょっとばかりかわいそうなんですが。
「今日はじゃぁ、おなかのなかの赤ちゃんも解剖したいから、おなかの大きいヤギを選ぼう。」
アンタ鬼か…。
俺「係長、さっきアイツが係長たずねて来ました…また文句かな…」
長「ん、誰?」
俺「…あの若い女の子。やたら高圧的な物言いするヤツ。この間、係長んとこ来てさんざん文句たれて帰ってった娘。」
長「…俺、しばらく席はずしてるから、おまえ対応しとけよ。」
俺「…無理。俺アイツ苦手ですもん…。サツキに言って下さい。女同士だし。」
サ「え゛ーーー!無理!絶対無理!ありえないし。」
長「あのコ、いくつだっけ?」
俺「22です。」
長「じゃあサツキちゃんと同じぐらいじゃないか。よろしく頼むよ。」
サ「えーーうそほんとですかぁ?あたしやですぅーーー。」
俺「なんでそんな嫌がんの。サツキならうまいことやれるって、ぜったい。」
サ「…てしさん。。また適当なこと言うし…。あのひと、絶対あたしのこと年下だと思ってるし、てしさんのがまだマシですよぉ、おやじだからー」
俺「…えーと、2点いいかな…?」
サ「なんですか。」
俺「一つ、彼女22だから、サツキのことを年下だと思ってるってことはありえない。二つ、俺はおやじじゃないし、まだマシってのもひっかかる!」
サ「えーーーーーおやじじゃん!ねーかかりちょおー30はおやじですよねー」
長「30はオヤジだなぁ。」
俺「なわけないじゃないですか!!」
サ「あとぉー、てしさん若い女の子好きだからいいじゃないですか」
俺「…俺はねぇ、物静かでおしとやかな若い女の子が好きなのっ。飲んで暴れる若い女の子とか、高圧的にオトナの男を押さえつけようとする若い女の子はパス!」
サ「飲んで暴れるって…あたし暴れないもん。。」
俺「…この間暴れたでしょ。。サト○製薬のぞうさんの人形と戦ってたじゃん…。夜中に。。」
サ「アレはあいつがけしかけてきたんだよー!!」
俺「うそつけや。」
長「まぁまぁふたりとも。わかった。ここはじゃあ係長の腕の見せ所だな。まかせとけ。」
俺「を。さすが係長。」
サ「やたー!びしっと言ってやってくださいね!あとあたしの方が年上だってことも、さりげなく教えておいてあげてください!」
俺「いやだからそれはもうわかってるって絶対。」
長「まぁまぁわかったわかった。ビシッと係長らしいとこみせてやるから。」
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長「よし、今からビシッと係長が命令するからよく聞け、平係員とアルバイト。」
俺「はい…」
長「アイツがさっきこっちに向かってくるの見かけたから、てし、おまえが対応しろ。係長命令だ。」
俺「……。」
サ「わーい、さすが係長ぉーー」
おまえらそろって地獄に堕ちろ。