衣 替 え

春、夏、秋、冬・・・四季のはっきりした、自然の変化に恵まれた日本の風土のなかで、生まれ、
育ってきたものには、自然を愛し、自然とともにあった日本人の心があります。

季節感を大切にすることから、いつか、それが風習となって「衣がえ」という優雅な言葉が生まれてまいりました。
その季節、季節を衣服に表現し、たのしんだ豊かな感情を、いつまでも大切にしたいものです。

衣替えに知っておきたいこと

季節より一歩先がけて着ること。
*下着・小物類は、きものより一歩さきがけて次の季節のものを用いる。
*桜・梅・萩・あやめなど、その季節の花柄を取り入れたものは、
その花が咲く少し前から着られます。

6月 7月 8月 9月 10月〜5月
きもの 単衣 薄物 単衣
長襦袢 絽・麻
小 物 帯あげ(絽)・夏もの帯じめ 冬物
半 衿 絽・麻 交織


6月の単衣(ひとえ)の次に着るのが盛夏用のきものです。
いかに人目に涼しそうに見せるかという「涼感の演出」が
本物のおしゃれといえるものです。
夏ならではのきものを選び、
帯や小物の色もすっきりとまとめてコーディネートしましょう。



久しぶりにきものを着ます。さてお手入れはなされていましたか?

着物を着た後のお手入れを忘れずにしておきましたでしょうか?
着る前に点検してみましょう。
着物を広げ、袖口や裾の汚れを調べます。
袖口や裾の汚れは、着物用襟もとで拭いて、ハンガーに掛けて陰干しに。
次に袖や身頃のしわを調べます。
きものの、たたみじわ(横に折れたしわ)はそのままでよいのですが、
収納の不備が原因でできた縦じわはアイロンをあててよく伸ばしておきます。
帯も同様たたみじわはアイロンをかけて伸ばしておきます。
長襦袢は半衿を調べ、汚れている場合は取り替えておきます。
もちろん大切なお着物は、箪笥に収める前に専門家にお手入れをおまかせしておきましょう。。

きものや帯にアイロンをかけるときの注意点は?

蒸気アイロンは使いません。必ずドライのアイロンでかけましょう。
その際、きものや帯に直接アイロンをあてずに、
白っぽい手ぬぐいやタオルなどをあてて、その上からかけます。
きもの・帯とも布目にそってきちんとアイロンをかけます。

きものを美しく長くお召しいただくためには湿気に注意

用後は衣紋掛けにかけて湿気を乾かしましょう。
衣類の大敵は湿気です。
大切な衣類の置場所は湿気のないところ、たとえば二階のほうがよいでしょう。
きもの保存には桐箪笥がもっとも良いと昔からいわれています。
初秋の爽やかな天気の良い日に,
直接日光に当たらぬ室内で半日くらい風を通しましょう。


                           

  若いお嬢様の着付けは初々しく、可愛らしく。
ミセスの方は、それなりの落着きと品の良さを表しましょう

ミスの着つけ

・衿元は首のつけ根に合わせ半衿は2.5cmぐらいのぞかせます。
・帯はやや高めに巻きます。
・帯揚げは、ふんわりと帯の上からのぞくように結びます。
・帯じめは、中心でしっかり結びます
・おはしよりは、帯の下から一差指ぐらいの長さで、おくみ線をそろえ整えます。
・上前巾は腰骨いっぱいにきめます。
・裾線は足袋の甲ぐらいにきめて、褄先は3cmぐらい上がる程度にします。
・衿の抜き加減は、体型、ヘアスタイル、きものの種類などによってきめますが、あまり抜き 過ぎないように
・振りは、着物と長襦袢が揃っているように。
・お太鼓の位置はやや高く、大きめに、おはしよりは、たれの中にきれいに整えます。
・裾線は足袋すれすれで裾つぼまりにします。普段着の場合はくるぶしが隠れる程度に。
  

ミセスの着つけ

・衿元は、ややゆったりと首に添わせ、半衿は合わせ目で2pぐらい見せます。
帯は少し低めに締めます。
・帯揚げは少しだけ出して、ひかえ目に結びます。
・帯じめは、帯巾の中央より、やや低めに結ぶと落着きが出ます。
おはしよりは、帯の下より一差指ぐらいの長さを目安に、おくみ線をそろえ、整えます。
・前の裾線は足袋の甲ぐらいにきめ、褄先は3cmぐらいに揚げます。
・衣紋は、やや抜きかげんにします。
・お太鼓はミスより少し低めに、上品な感じに結びます。
・裾線は、足袋が少し見えるぐらいで、裾つぼまりのシルエットにします。



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