9月定例議会代表質問 平成11年9月14日
誠志会 岡崎源太朗

@ゼロエミッション構想についてでございますが、
 現在国では、あらゆる廃棄物をゼロにすることを目指したゼロ・エミッション構想を発表し、環境に対して、他の地域にない先進的な取り組みがなされている自治体に、エコタウン都市の指定をしております。国からエコタウン都市に指定されると、通産省と厚生省からリサイクルなどの公共施設建設費用の1/2が補助されます。現在、北九州市他6つの都市が指定を受けております。広島県は、「ひろしまゼロエミッション推進事業」を打ち出し、エコタウン都市指定取得に向けて力を注いでおります。呉市として、県のひろしまエミッション推進事業に参画し、エコタウン都市指定取得に向けて取り組むべきと思われますが、市の環境に対する姿勢をおたずねします。

答弁
 呉市としては環境基本計画を策定中です。

再質問
 呉市は環境基本計画を軸に進められると言うことですが、備後地区では目に見える形で、環境対策に取り組まれております。呉市も、説明できる形で取り組まれてはいかがでしょうか。たとえば、環境管理の国際規格ISO14001の取得、コピー用紙に古紙配合100%の紙を使う、トイレットペーパーにケナフ使用を使うなどが考えられますが、市の考えはいかがでしょうか。庁舎で使うコピー用紙1300万枚を古紙配合100%にすれば、立木400本が救われると思いますがいかがでしょうか。

答弁
 庁舎内では率先実行計画を策定中です。古紙利用のコピー用紙とケナフ使用は取り組んでいるものもあります。
(コピー用紙は白色度が足りないため、古紙配合100%は使っていません。トイレットペーパーはケナフ使用ではありません。)

A次に生ゴミの堆肥化についてでございますが、
 生ゴミをそのまま焼却炉で燃やすことは、低温で燃えるためにダイオキシン発生の原因の一つになっております。
そのために家庭から出る生ゴミを可燃ゴミとして焼却するのではなく、好気性の生物化学的発酵を利用して、高速堆肥化処理する方法を導入している自治体も少しずつ増えています。呉市は、導入に向けて研究をしていく考えはありませんでしょうか。

答弁
 7年前から、堆肥化する容器は補助してきています。平成10年から電動式についてのモニター事業を始めました。堆肥化するシステム作りのため、他都市の研究を始めます。 
再質問
 生ゴミの堆肥化に関しては、微生物を使う方法と、土をかぶせて80日で発酵させる方法を使う自治体と二通りがあります。一宮市などは一般家庭の設備購入にも補助制度があります。微生物利用は堆肥化だけではありません。沖縄県の具志川市では焼却場から出るダイオキシンを、微生物を使って1/100に抑制しています。内海町では川の悪臭防止で成功し、毎年220万の川の清掃費用を削減しました。家庭菜園だけでなく、公害防止にも効果が認められます。バケツの半額補助だけでなく、汚染された土壌改良に利用してゆくべきではないでしょうか。市民の関心のあるところでございます。市民の疑問に十分答えられるようお願いいたします。

Bつぎに給食民営化についてでございます。
 学校給食の民営化は行財政改革の面から大変すばらしい取り組みであります。
しかし、効率化を優先するあまり、衛生面、残留農薬等の管理がおろそかになる面は考えられませんでしょうか。野菜の洗浄回数が減るなどのことはないと断言できるでしょうか。当局の見解をおたずねします。

答弁
 受託業者に詳細に指示し、衛生管理を徹底させます。

再質問
 学校給食の件ですが、近年、病原性大腸菌は幼稚園、小学校、老人ホームの給食から集団発生し、死亡者が出ております。小学生は特に発病率が高くなっています。
病原性大腸菌等による死亡者が発生した場合、今までと同じ責任を市がとり、同じ保証が約束されるのでしょうか。

答弁
 事故責任の所在を究明し、最終的に市が責任をとります。

再々質問
 たとえば、業者の明らかな手抜きにより、O−157で死亡者が出て、業者が倒産した場合。これでも市が業者に代わって責任を負い、保証が約束されるのでしょうかおたずねします。

答弁
 市の責任は免れません。保証について心配ないよう考慮して業者を選定します。

C次に街路樹についてでございます
 韓国の鎮海市は街路樹に桜を16万本植え、桜祭りをしています。江田島町は13万本の桜があり、県道を美しく飾っています。海軍の街呉市は広い歩道と公園に桜を植え、桜による町興しがあってもいいのではないでしょうか。中通りに植えてある樹木は通行の妨げになり、商売のじゃましています。バス停などの人が足を止めるところには、歩道側にキノコ型の樹木を2本植えて木陰を作り、小さな花壇を作っていくというようなバス利用者に心優しい取り組みは出来ませんでしょうか。人の動く所と、とどまる所と、街路樹の形態は変えられないものでしょうか。おたずねします。

答弁
 桜の里を充実させ、天応公園(ポートピア跡地)に桜広場を造ります。バス停に関しては通行の支障のない範囲で花壇を造るよう努力します。

D次に青少年の教育についてでございますが、
 コンビニエンスストア・ビデオ店においてホラー、暴力、性描写をしたビデオと有害雑誌の区分陳列の徹底するべきであり、スポーツ新聞、ポルノ 雑誌、コミック、ビデオ等は専門店でしか販売できないようにすべきと思われますが、市の考えをお聞きします
 50年前に国のためを思って空母に体当たりをした青年がいました。現在は同じ年の青年がちょっとしたことで「キレる」と称して当たり散らします。
カルシウムが不足しているから我慢が出来ないと言うのであれば、戦時中の方がキレる青年が多かったはずではないでしょうか。青年を取り巻く環境が管理教育になったから、無味乾燥の心になったのではないでしょうか。
教育が管理されても、子ども達の心が管理されてはいけません。親がただ生活の糧の提供者になってしまい、社会が見物人になり、教員が労働者になってはいないでしょうか。
 教育の土台となる家庭と、それを取り巻く社会のお互いの協力体制を築いていくことが、必要と思います。
 国は「青少年育成基本法制定」について動いております。
「青少年育成基本法の具体案」として、
小学校の教室等を活用して、子育ての体験や悩み等を交換できる「親子交流センター」の設置。
教育委員会が教員の適職性に関する評価を定期的に行い、不的確と認められる教員については、配置換えも含め厳正な処置を実行しうる仕組みをつくる。
特別非常勤講師制度等による社会人の、学校教育への活用推進をする。
と、このような内容ですが、呉市としては、国の青少年の取り組みに対して、賛成の立場をとられるのでしょうか、それとも国に反対の立場をとられるのでしょうか、考えを答えて下さい。

答弁
有害図書は販売規制に取り組んでいます。
「青少年育成基本法」について呉市は同様の考えです。法制化で枠組みが明確にされることが是非必要です。

E次にトライアングル構想についてでございますが、
 トライアングル構想によって、広島と呉間で2400メガビットの情報電送能力を持つ光ケーブルが、来年4月から利用できるようになります。商業に利用すれば大きく経済は前進し、福祉に利用すれば障害者が自宅で仕事をすることができるようになるでしょう。2時間のビデオ映像はたった5秒で、レントゲン写真30枚はわずか1秒で電送できます。
しかし、アクセスポイント、情報の接続点が西部工業技術センターであり、市利用のの電話回線は現在1.5メガビットの専用線しかありません。本庁のすべての電話回線を使ったとしても、これでは一分間で送ってきた情報を取り出すのに、まる1日以上かかり、その間電話は使えません。
 アクセスポイントまでの光ケーブル専用線あるいは無線による接続が必要と思われますが、呉市のお考えはいかがでしょうか。

答弁
 アクセスポイントまでの高速回線が必要になります。企業、団体にも非常に有効であり、検討を進めてゆきます。ケーブルテレビの検討もこれから進めていきます。

Fつぎに介護保険制度についてでございますが、
 特別養護老人ホーム入所者が、自立あるいは要支援に判定された場合、出所しなければなりません。これにあてはまる方は何人ぐらいと予想されるでしょうか。これらの方は5年間の猶予があるものの、老人ホーム待機者は400人おり、実際には出所せざるを得なくなります。健康であっても家庭内の不和等から入所している人もおられます。「社会的入所」と言うそうでございます。
追い出されると自殺サエしかねない状況であります。
受け入れの施設が必要だと思われますが、市の考えを聞かせて下さい。

答弁
 一割の方が自立、要支援に判定されると推察されます。5年の措置があるので直ちには対処しません。高齢者世話付き住宅と高齢者生活福祉センターを検討しています。

再質問
食費などの自己負担分も払えない方は、経済的にも退所せざるをえないのではないでしょうか。また経営者にとりましても、不景気なご時世に介護費の取れない、元気な方をおいておくより、完全看護の方を入所させたい。自立の方は退所を勧めざるを得ないというのが、施設経営者の苦しい立場ではないでしょうか。
 そのためにもケアハウスの拡充あるいは、ケアハウスより補助金単価が17万7800円と高い、「高齢者生活福祉センター」の設置推進をお願いします。

答弁
 シルバーハウジングの増設と高齢者生活福祉センターの新設等、種々検討します。 

G最後に呉駅のバイアフリー化についてでございます。
 身体障害者が外出時に困るトップが「道路や駅に階段が多い」ことでございます。
車椅子でJR呉駅を利用しようとする場合、車椅子ではボタンに手が届きにくい、クレスタの貨物用エレベーターから2階に上がり、改札口を過ぎると4人の駅職員に抱えてもらって、階段を下りなければなりません。貨物用エレベーターに乗るという屈辱的な扱いと、駅職員の方に迷惑をかけなければ利用できない不便さは言葉では言い表せません。呉市は事業者に対して、エレベーター設置の要請はどのような形で何回されましたでしょうかおたずねします。

答弁
 県を通じてJRに対して毎年文書で行っています。大規模改良の時に設置いただける旨の回答を頂いております。