質問項目
1.学校と地域の安全確保について
(1)校内安全対策の方向性
(2)校外安全対策の現状
2.災害時の連絡手段について
(1)非常時の連絡手段
3.ファッションタウン構想について
(1)ファッションタウンの可能性
4.天応、吉浦駅について
(1)駅周辺整備の見通し
質問全文
(1)校内安全対策
今年6月の大阪教育大付属池田小学校の児童殺傷事件から監視カメラや非常ボタンを設置する学校が増えている。国が学校に安全対策のための補助金を決めたことで、機械の設置はさらに拡大するものと思われる。
外からの侵入者だけではない。最近は教室で突然倒れたり、貧血でめまいを起こす児童が増えている。4階の教室で事故が起こった場合、近くにいた生徒が職員室まで先生を呼びにいき、その足で保健室の先生に連絡する。もし、誤飲により呼吸困難になった場合、このようなことをしていたのでは助からないだろう。
防犯と安全を考えればインターホンが効果的と思う。幸い、今年から校内LAN工事が始まる。LANの25mmパイプを利用すればインターホンは一日で設置できる。
校内防犯対策は今後どうするのか、国の補助を得て防犯設備等を設置する考えはないのか質問する。
答弁 呉市は子どもを守る会議を立ち上げた。学校では名札の着用やガラスを透明なものに変えた。職員に防犯ブザーを持たせている。インターホンは今後、検討する。
(2)校外安全対策
我が子が不審な人から声をかけられたとか、白い車に乗っている人に腕を捕まれ、引きずられたという連絡を何人もの保護者から受けた。
おそらく呉市全体ではかなりの数になる。どのくらいの件数の通報が警察や学校からあり、どのような対処をしたか質問する。
答弁 今年はすでに30件の通報がある。内容を警察と学校と自治会に連絡している。
再質問 実際には保護者には伝わっていない。犯人のプライバシーや模倣犯を防ぐためだと思うが、黙っていては犯罪が拡大するだけだ。行政側だけで犯罪が防げるのか。家の前をパトカーが毎晩通る。地域で何が起こっているのか訳が分からずに恐怖の毎日を過ごしていると訴えがあった。自治会役員とPTAには被害の詳細を連絡することが必要だ。青少年補導員は外出するときは補導員の腕章をはめてもらう。犬を飼っている家は犬小屋を道路側にしてもらう。道路に面した部屋はなるべく電気をつけてもらう。これだけでかなりの効果がある。
連絡を徹底するよう要望する。
2.災害時の連絡手段
呉市は水害と震災の災害を立て続けに受けた。
どちらも困難を極めたのは非常時の通信手段だ。災害直後は電話交換機の処理能力を超えるため、一般電話、PHS、携帯電話はしばらくの間不通になる。
私が被害状況を見て回っているとき困ったことは、電線が家の軒からはずれ、垂れ下がっていたにもかかわらず、連絡手段がなかったことだ。子どもが触れれば感電死し、漏電すれば火災の危険性があった。しかし、電力会社に連絡する手段がなく、結局バイクで通報した。
電話回線には優先回線が設定してあるところもあり、公衆電話などがそうだ。優先回線は一般回線よりつながる率が高く設定してある。チケットセンターに電話をするとき、公衆電話が有利なのはそのためだ。災害時、優先回線が各地区にあることが重要だ。
郵便局は優先回線が設定してあり、災害時には市に協力する意思があると聞いた。郵便局との災害時の協力体制はどうなっているのか。
避難場所である学校は優先回線が設定してあると思うが、他の公共施設は設定してあるのか。
答弁 市内38の郵便局・特定郵便局と災害時連絡協定を締結している。学校、各公民館、各支所は優先回線に設定してある。
3.ファッションタウン構想
「ファッションタウン構想」とは地域の生活文化産業の「ものづくり」と、生活文化を生かす「まちづくり」とを一体にして活力ある生活圏を作る構想だ。当初は通商産業省から繊維産業活性化対策としてスタートした事業だが、現在では繊維産地にとどまらず、全国で20以上の都市・地域が推進に取り組んでいる。
呉市の近くでは、倉敷市児島地区で取り組んでいる。児島地区は1800の企業を抱える8万人の、学生服で栄えた都市だ。長期の不景気にみまわれ、何とかしたい一心で取り組んだ事業だ。
多くのボランティアがファッションタウン推進協議会に参加し、様々な提案がなされた。トライアスロン競技会には3500名のボランティアが集まった。空き缶拾いや、ゴミの徹底分別などが自発的に実施されている。市民が出来ることは市民がやっていこうと、美術館も職員に代わってボランティアを配置する計画がある。委員会や議会の傍聴には学校の先生や学生が来るようになった。
まちづくりを市民に参加していただいて、街を”おしゃれ”にするファッションタウン構想について取り組む考えはないか。
答弁 呉市もすでに同様の施策をしている。ポートピアは市民参加を呼びかけ、オープンカレッジネットワーク等を開催している。観光ボランティアや肉じゃがの会等自主的な活動がある。
まちづくりの主役は市民であることを掲げ、個性のあるまちづくりを推進してゆく。
4.天応、吉浦駅
(1)駅舎周辺整備
北海道が今日のように発展した陰には、赤字路線と言われながらも鉄道駅を残してきたことにある。駅を廃止していれば蝦夷のままだったかもわからない。開発は西から進む。ポートピア駅、かるが浜駅と新築され、ここから広に移り、広駅周辺整備と阿賀駅整備、広新駅新築へと進んでいる。今後、川尻町、安浦町と合併が進めば視線が東に移っていくのではないか。
ここで取り残された天応駅と吉浦駅について質問する。
どちらの駅も、車での送り迎えでは困難を極める。特に吉浦駅は駅南に交通量の少ない幅広い道路がありながら、送迎には使えない。
両駅の周辺整備はどのような計画か。吉浦駅は自由通路が取り付けられないか。
答弁 吉浦駅は鉄道に町が南北に分断され、交流には踏切を通過する必要があることから、安全面からも指摘がある。吉浦駅、天応駅はJRと協議を進める。
