クワガタ
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昔から飼育しているクワガタについてのコーナーです。
クワガタムシについて(Wikipediaより)
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クワガタムシ、クワガタムシ類とは、昆虫綱コウチュウ目(甲虫目、鞘翅目)クワガタムシ科に含まれる昆虫の一群で、オスの1対の大顎が大きく発達し、戦国時代の武士の兜についている鍬型(くわがた)の形に似ていることからその名がある。このグループには、体長3
mm程度のものから最大120 mmに達するものが含まれ、世界での種類数は1000種を超えるが、分類の難しいグループもあり正確な数は不明である。また、最近でも多くの新種が見つかっている。東南アジアに分布の中心があり、ヨーロッパや北米では種類数が少ない。日本ではオオクワガタ、ヒラタクワガタ、ノコギリクワガタ、ミヤマクワガタなど30数種が知られており、本土でも20種ほどを見ることができる。
成虫は雌雄の大きさ・形が異なるものが多く、通常雌よりも雄が大きい。雄では発達した大あごを持つ種類が多く、大顎の形状も分類上の重要なポイントとなっている。また幼虫時代の栄養状態や環境条件によって、体の大きさが大きく変化したり、大あごの形状に変異が見られる種類が多い。一般に夜行性のものが多く、灯火にも飛来するが、ルリクワガタ類やヒメオオクワガタのように昼間活動する種類もいる。成虫は樹液や腐敗した果実などに集まるが、新芽や若枝に集まったり、一生朽ち木の中で過ごす種類も多い。
幼虫はコガネムシ科の幼虫に似ているが、尾節の形状で容易に区別することができる。幼虫は腐朽した朽ち木を食べるが、種類によっては生木に近い堅い朽ち木や泥状のフレークを食するものもいる。幼虫期間は2年のものが多いが、飼育下では1年程度で成虫になる種類も多い。オオクワガタ、ノコギリクワガタ、ルリクワガタ類などでは夏〜秋に産卵されたものは幼虫で1年目の冬を越し、翌年の秋に成虫になって成虫で越冬する。
日本では1990年代頃から飼育技術が発達し、海外産のクワガタムシの輸入が解禁になったこともあって、ペットの一つとして認知されるようになった。特にオオクワガタ(Dorcus)属は繁殖・飼育が容易な種類が多いこともあって広く飼育されている。それに伴い飼えなくなった虫を野外に放虫するケースも出てきており、今後環境への影響が懸念されている。
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クワガタの生態
以下のサイトをご覧下さい。
飼育種の詳細データ![]()
| 種類 |
・国産コクワガタ (WF1、♂45mm、♀30mm) ・国産コクワガタ幼虫(1齢、4匹) ・スマトラオオヒラタクワガタ ・ヘラクレスカブト幼虫(10匹程度) |
今年はオオクワ以外にしました。 現在、繁殖に挑戦しています。 たまたま街頭で拾ったメスが産卵したので、 |
| ケース | コバエシャッター | 通常ケースよりも、羽虫が湧かなくて良い。 |
| マット | ・でっかい!くぬぎ純太くん ・くぬぎジャンボ昆虫マット |
なるべく高品質の方が良い。 |
| 朽ち木 | くぬぎ | 市販の物。メスの産卵木。 |
| 餌皿 | ゼリーの木・2カップ | ゼリーでマットが汚れるのを防いだり、交尾の際の足場に。 |
| 栄養水 | 昆虫ウォーターDX | 普通の水でも良いが、こちらの方が栄養が。 (トレハロース、プロテイン、クロレラ配合。) |
| 餌 | ・チューブinぬりっこゼリー ・虫ゼリー黒蜜50 ・昆虫ゼリー・サムライ |
ゼリーのみで充分だが、好みがある為、 何種類か用意した方が良い。 高タンパクで、栄養価の高い物が良い。 |
クワガタの理由
小さい頃から、カブト・クワガタは好きでしたが、
カブトは寿命が短く、一夏で死んでしまう為、
越冬して寿命も長い、クワガタを飼育しています。
又、カブトよりも形状がスリムで、特にクワの形状が良いので、
デザイン的に、クワガタの方が好きです。
オオクワガタの理由
背中の光沢の美しさが好き。ヒラタクワガタも似たような形状で、
嫌いではないすが(ダイオウヒラタクワガタは、一度、飼いたいですが)、
光沢が弱いので、オオクワガタの方が輝いてて、高級感があります。
ツノの形状もシンプルな二股で、ヒラタクワガタよりも良い。
後、寿命が長い事でしょうか。上手に飼えば、国産種は越冬して、
3年位生きます。(私の飼育最長記録は3年。)
クワガタの中でも、オオクワガタ、ヒラタクワガタ、コクワガタは、
越冬して長生きするのですが、ノコギリクワガタ、ミヤマクワガタ等は、
越冬せずに一夏で死んでしまいます。
輸入種の場合、国内種より寿命が短いようで、
私のアンタエウスオオクワガタは、大体、1-2年との事。
クワガタのライフサイクル
主に以下の幼虫期間が1年のものと、2年のものの二通りがありますが、
これは種やサイズや飼育状況によるので一概には言えません。
尚、成虫に羽化しても、必ず1年は
活動せずに越冬する事はあまり知られてません。
1年1越型
年/月 |
1 |
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11 |
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1年目 |
卵 |
幼虫 |
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2年目 |
幼虫 |
蛹 |
成虫で越冬 |
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3年目 |
成虫で越冬 |
野外活動 |
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幼虫期間が1年のものです。
小型種やメスなどにこのパターンが多いです。
2年1越型
年/月 |
1 |
2 |
3 |
4 |
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6 |
7 |
8 |
9 |
10 |
11 |
12 |
1年目 |
卵 |
幼虫 |
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| 2年目 | 幼虫 | |||||||||||
3年目 |
幼虫 |
蛹 |
成虫で越冬 |
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4年目 |
成虫で越冬 |
野外活動 |
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幼虫期間が2年のものです。
大型種やオスなどにこのパターンが多いです。
飼育方法
まず、ペット屋や通販等で、飼育用品を揃えます。
ケース:
自由に動き回れるよう少し大き目が良い。
昆虫専門店で売っている羽虫が沸かないコバエシャッター式のものがお勧め。
マット:
市販の昆虫マットなら何でも良いと思うが、
目が粗くクヌギや朽ち木が入った物が良い。
朽ち木:
メスの産卵に必要。直径があり、ある程度朽ちたクヌギ・コナラが良い。
餌:
基本は市販の昆虫ゼリーで十分。他には、リンゴ、バナナ等。
個体:
経験上、選ぶポイントとしては、
・元気が良い。(基本。)
・足、ツノ等に欠損がない。
・背中に光沢があり傷がない。
・羽根の形がおかしくない。(羽化に失敗してない。)
・値段が手頃。(高い物を買っても、死んでしまえば只の亡骸。特に輸入物には注意。)
・ある程度サイズがある。(この辺は好み。)
・野生の勘。
購入後、輸送の際には揺らしたりせず慎重に持ち帰りましょう。
飼育の際の注意点
家に帰ったら、環境を整えて、飼育開始ですが、
経験上、飼育の際、気を付けるべきポイントを書いておきます。
・騒音がなく、風通しが良く、静かな場所に置く。
騒音や不規則な日射は、ストレスになります。(万年、うるさい、明るい等。)
・頻繁に掘り起こしたり、いじくったり、無理矢理、木から剥がしたりない。
たまに鑑賞する程度なら良いですが、大きなストレスになります。喧嘩させるのは最悪。
・餌に、スイカ、キュウリ、砂糖水をあげない。
栄養価が低く、水分が多いので下痢します。あげるなら、昆虫ゼリー、リンゴ、バナナ。
・1つの水槽に、2匹以上のオスを入れない。
複数のオスが居ると、喧嘩を始めて傷付け合い、死期を早めます。1ケース1ペアが理想。
・転倒しても起き上がれるように、掴まれる物(朽ち木、木の皮等)を入れておく。
飼育の際、転倒事故が一番怖いです。今までに何度か悔しい思いを。
・輸入種の場合、気温や湿度はそのクワガタの生育環境に出来るだけ近くする。
大抵は常温で大丈夫だと思いますが、念の為。
・輸入種の場合、飼育に飽きても、野外にリリースしない。
日本の生態系が崩れるので、絶対にやってはいけません。(国内種が絶滅。)
つまり、その個体が育った自然環境に出来るだけ近付ける事、
栄養バランスの良い食事、ベタベタ触ってストレスを与えない事が飼育のコツです。
個体の体力は、一度転倒等で弱ってしまうとほぼ回復しませんので注意が必要です。
飼育は思ったよりも簡単に出来ます。(繁殖には少し技術が必要ですが。)
興味のある方はチャレンジしてみて下さい。
オオクワガタの繁殖
私は輸入種のオオクワガタの繁殖に成功しただけですが、
以下、現時点での繁殖についての研究成果を書きます。
飼育してる種は、ネパール産アンタエウスオオクワガタですが、
繁殖には、大きく分けて、以下の二種類の方法があります。
1.同一ケースで、オス・メス、ペアで飼育。
2.オス・メス別々のケースで分離飼育しハンドペアリングで人工交尾。
当初、オーソドックスな1の方式で飼育してましたが、
非常に悲しい事に、オスのメス殺しが起きてしまいました。
オスは、種によりますが、メスとの相性が悪かったり、
既にメスが産卵準備に入っていて、オスの交尾要求を拒絶すると、
オスが怒ってメスを攻撃し、殺してしまう事があります。
ですので、現在は、2のオス・メス分離飼育に切り替えました。
この場合、別ケースで、交尾をする事が出来ないので、
別容器(私の場合、土も何も入ってないプラスチック製)に、オスとメスを入れて、
その場で交尾させる方法を取ります。これがハンドペアリングです。
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| ハンドペアリングの様子。 メスの上にオスを乗せてやると、 交尾させ易い。 |
交尾。オスの腹部から交尾器が 出て、メスの腹部に入る。 |
成熟したオオクワガタ同士は、明かりが付いていて、
人間が見ていても高い確率で交尾します。
交尾の際はオスの腹部から交尾器が出てメスの腹部に入る為、
交尾の成否を目視する事が可能です。
これを数回行い、オスは別容器に、メスは産卵木が入った産卵ケースに入れます。
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| オスのセット。大きめのケースにして、 転倒防止の木屑や、餌皿を置く。 |
メスの産卵セット。 マットは深めで産卵木入り。 |
メスの産卵は、1.産卵木産みと、2.マット産みの2種類がありますが、
アンタエウス種の場合、主に、マット産みと言われています。
ただ、産卵木に産むケースもあるので、一応、両対応にしておいた方が無難です。
又、分離飼育を行っていますが、
同一ケースで飼育した方が、多くの卵が採れたという情報もあるので、
一概にどちらの方法が良いと、断言する事は出来ません。
以下、10年越しで繁殖成功し、卵が30個程度採れました。
以後、成虫は分離飼育しています。(卵を潰さない為。)
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| アンタエウスオオクワガタの卵。 貴重映像。 |
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| アンタエウスオオクワガタ幼虫。 2度の脱皮を繰り返し、 1齢→2齢→3齢と成長する。 |
ある程度成長した為、菌糸瓶を注文しました。
これは幼虫の餌である酵母が多く入っており、大きい幼虫が育ちます。
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空き容器でカブト幼虫も飼育しました。(おまけ。)
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そして翌年見事に蛹になりました。非常に美しいです。
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めでたく羽化して成虫になりました。(おしまい。)
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オオクワガタの越冬
オオクワガタやヒラタクワガタの場合、大体、秋頃(10〜11月)になると、越冬の準備を始めます。
大体、来年の初夏(5〜6月)までは、土に潜ったままになる為、
なるべく越冬前に、餌をたくさん食べさせましょう。
越冬中は、掘り起こしたりせず、静かな場所に置きましょう。
注意点としては、越冬中、室温が高い部屋に置いておくと、
初夏になったと勘違いして、土の中から、出て来てしまう事があります。
温度を上げて、一年中、活動させる事も可能ですが、
年間の稼働日数が長くなり、寿命が短くなってしまう為、お勧めしません。
テラリウム
これは自然の生育環境に近い状態で飼育するもので、
主に熱帯魚・園芸用などのアイテムを使用して、自然感覚を演出するものです。
とかくブリーダーは繁殖メインになりがちですが、
楽しみならが飼育するという点を重視した飼育法で、私も注目してます。
http://members.jcom.home.ne.jp/t-fukui/dbs/topics/terrarium/terrarium.html
国産種と輸入種
1999年、クワガタ愛好家にとって、大きな事件がありました。
農林水産省が、外国産クワガタの輸入を、大幅に解禁したのです。
現在、約50種以上のクワガタが輸入解禁となっています。
その為、安価で、輸入クワガタを購入出来るようになり、
小さい頃、昆虫図鑑で眺めているだけだった種を、実際に飼育出来るようになりました。
同時に、過熱気味だった、国産オオクワガタの価格破壊が起き
(バブル期は、80mmが1,000万などと言われましたが)、
多くのオオクワブリーダーは廃業し、全盛期からは、
考えられない価格水準に暴落し、国産種も求め易い状況になりました。
国産種と輸入種とを比較すると、まず、輸入種の方が、身体のサイズが大きい。
日本人よりも、欧米人の方が、身体が大きいのに似てます。
又、輸入種の方が、種類も豊富。様々な色や形状の種が居て、
バリエーションの多さは、国産種の比ではありません。
という訳で、愛好家にとっては、選択の幅が広がり
安価で購入出来るようになるという、嬉しい状況になりました。
反面、心無い飼い主のリリースや、輸入クワガタに付着する海外の寄生虫等により、
国内の生態系のバランス悪化が問題となってます。
現在、生物学的に、地球は大絶滅時代らしく、
2050年までに、地球上の種の約1/4が絶滅すると言われています。
輸入解禁が、長い目で見て、吉と出るか凶と出るかは、
飼い主のモラルに、大きく依存していると言えます。(以下、参考リンク。)
http://www.asahi-net.or.jp/~EP3N-KIZM/garakuta/zakki/Vol30.htm
クワガタ飼育で得た事
現在、オオクワガタを飼育していますが、小さい頃から飼育が好きで、
カブトムシ、カマキリ、鈴虫、イモリ、カエル、ザリガニ、ミドリガメ、
ナマズ、雷魚、熱帯魚、ハムスター等、色々な生き物を飼育して来ました。
その経験で思う事は、命の尊さや弱い生物の痛みが解るという事でしょうか。
又、人間以外の生物が居て生態系が
成り立っているというか、そういった事を実感出来ます。
人類は繁栄し過ぎて、自分達が地球の中心というか、
ヒューマニズム的な発想に陥りがちですが、それは誤りであり、
地球上の多くの生物の単なる1つの種に過ぎず、
様々な生物・植物が相互に連関し合い、生態系が成り立っている訳で、
そういった事を認識出来る事が、大きい気がします。
なので、犬でも猫でも、生物飼育は良い事だと思います。
(たまたま、スペースを取らないクワガタを飼ってますが。)
おまけ
オオクワガタ画像。
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| 越冬から覚めたオス。光沢。 | オオクワガタの交尾の瞬間。貴重。 |