日本の特徴に「祭」がある。神社の祭は、何千年もの間に
培われてきたもので日本民族の血と心にさえもなってしまっ
ている。日本における祭は祈年祭・新嘗祭・例祭の三大祭を
始め、神前にて厳粛に斎行される諸祭典がある。そして、芸
能奉納・神賑行事の娯楽性をもったものがあります。何れに
しても源流は、三つに分類でき、農業に関するもの・悪病退
散を祈願したもの・先祖の霊の招魂回向である。
祭は神と人間=氏子との「とけこみあい」から存在し、芸能
奉納もその為に生まれたのであり、娯楽性は集まる人間の
「とけこみあい」の為、育てられたのである。
今日まさに、消えつつある「日本人の心」を取り戻すのが
急務であり、祭は人と人とのふれあい以外、地域社会の意識、
住み良い地域社会を生み出す力にも成りうる。最近は生活基
盤が変わり、祭行事が単なるイベント・ショーとして残され
つつある、本来の意義を感じさせる様な姿において、益々栄
えて行く事を念願します。

