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1 ブータンの季節

  ブータンの一年は2月から始まる。2月中旬が新年である。ブータン人の多くは高地(2,000m以上が多い)で暮らしているため12月1月は寒い。新年を迎えると、気候は劇的に変わる。いっせいに桃の花が咲き乱れ、「新春」という言葉がこのことだったのかと実感させられる。日本人も旧暦を使用していた頃はこんな感動を味わったのであろうとの感慨が沸いてくる。ただ、ブータンでは四季は感じられない。3月、4月、5月は春といえば春ではあるが、昼間は夏の気配である。6月が夏かなと思える日々が多くなるが、7月になると雨季が始まる。雨季といってもそれほど雨が降るわけではないが、それでも雨の日が多くなる。それが9月まで続く。10月頃雨季は終了するが、朝晩はめっきり冷え込む日が多くなり、11月になると地元の人がブカリと呼ぶ薪ストーブに火をつける家が多くなってくる。ブカリは2月中旬まで燃やしている家が多い。しかし、各時期とも春夏秋冬の感覚は薄く、朝晩冷え込んでも昼間の戸外は暑いくらいだし、夏季にあたる時期でも熱帯夜などということはない。昼間どんなに暑くても、屋内は涼しいのである。ブータンの山桜は11月頃が見ごろである。日本の山桜と違って秋に咲くのである。クリスマスの花ポインセチアと一緒に咲いている姿は見事である。
  ヤマザクラ     ポインセチア     ポインセチア

 

2 ブータン人の服装 

  ブータン人は公式のときは、男性は「ゴ」女性は「キラ」という服装を着用する。公式のときといっても、職場や公共の場所でも着用が義務付けられ、着用していないと罰金を科せられることもある。ゴやキラには、着用方法に厳しい決まりがある。特に男性のゴは後ろのヒダをきちんとそろえるなど、数々の決まりがある。一方ゴやキラはたいへん便利な点もある。例えば、腹の部分は格好のもの入れ(ハンドバック)となり、子どもたちなどはこの中に教科書類を入れて歩いている姿を見かけることもある。

               
                

3 ブータン人の食生活

  ブータン人の主食は米といわれているが、何しろ高地なので米が生産できないところも多い。そのような地域ではトウモロコシやソバなどを主食とする地域も多くある。副食は欠かせないのがエマ・ダツイと呼ばれるトウガラシとチーズの煮込み料理だ。これを3度の食事ごとに食べるといっても過言ではない。それにしてもブータン人はトウガラシを良く食べる。どんな料理にもトウガラシが入っている。秋になると、トウガラシをいっぱい屋根の上や壁面で乾燥させ冬にえる。これは一種の秋の風物詩といえるものである。干し肉を使った料理も多い。干し肉はいろいろな料理に使う。各家庭でヤク、豚牛肉などを細長く切り天日に乾かして干し肉を作る。時には屋根の上に干している姿も良く見かける。副食にはその他、パクシャ・パーと呼ばれる大根と豚肉(主に油身)を煮込んだ料理、シャモ・ダツイと呼ばれるキノコとチーズの煮込み、魚の煮付け等々があるが、概して米飯を多く食べるようである。ブータンの肉屋で豚肉を買おうとすると、ほとんどが真っ白な脂身である。赤い肉の部分はほんの申し訳程度についているに過ぎない。ブータン人は脂身が余程好きなのであろう。 食 事作法は手でつまんで食べるのが伝統的である。ご飯は指ですくいとリ、指と手のひらで練り団子状にして食べる。最近都市ではスプーンやフォークなどを使って食べる姿も良く見かけるが、やはり手で食べる方がおいしいと言う人が多い。  食料は一週間分をサブジ・バザールと呼ばれる市場で購入する場合が多い。近隣の農家から運ばれた野菜を中心にした市場であるが、土曜日か日曜日に開かれる。首都ティンプーでは金、土、日曜日の3日間開かれている。野菜は比較的新鮮である。果物は、どれも日本とくらべると小ぶりで甘味が少ないものが多い。果樹園を見ると、たわわにたくさん実がついているのだが小ぶりである。日本のように間引きなどしないからであろう。果物はバナナ、マンゴウ、リンゴ、ナシ、カキ、ミカン、ブドウその他名の知れない果実が豊富に出回っている。                                         閉口するのはドマと呼ばれる熱帯産の果実である。これに石灰の粉をつけビンロウジュの葉にくるんでガムのように噛むのであるが、発酵させているため匂いが独特である。市場でたくさん売られているが、その側を通るときは悪臭に耐えられないと妻は言う。おまけに噛んでいるときに口中が真っ赤になり、その真っ赤な唾液を所構わず吐き散らす。外国人には理解できない習慣である。

3 ブータンの家屋

  ブータンでは、家を新築するときはブータン式家屋でなければならないという法律がある。日本の市役所にあたるシティーコーポレーションが建築審査を行う。ブータン建築では、壁はこれまで日干しレンガ造りが多かったが、最近ではブロック工場が出来、ブロックでつくる場合も見かけられるようになった。天井裏は昔は食料の貯蔵庫にしていた名残で風通しが良いようにつくられている。一番の特徴は窓枠で、形が日本の古い橋の擬帽子のような形にくり抜かれている。その窓枠に模様がいっぱい描かれ、家の枠模様とマッチして美しいものである。

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   農家    ゾン    寺院

 
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