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タイ>空港鉄道(ARL)

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▲空港鉄道(ARL)。EXPRESS編成は時速160キロで走る。

 

エアポート・レール・リンク(=Airport Rail Link= ARL) は、タイ国鉄(SRT)傘下の鉄道組織SRTET(=SRT Electrified Train)によって運営される電気鉄道である。

通称は「ARL」または「SARL(=Suvarnabhumi Airport Link)」となっている。

サムット・プラカーン県にある新バンコク国際空港(=スワンナプーム国際空港)〜バンコク都のパヤタイ駅間の28.6kmを最短16分で結ぶ、タイ鉄道史上初の高速鉄道として2010年に誕生した。

駅施設はスワンナプゥーム=Suvarnabhumi、ラートクラッバン=Lat Krabang、バーンタップチャーンBan Thap Chang、フワマーク=Hua Mak、ラームカムヘーン=Ramkhamhaeng、マッカッサン=Makkasan、ラーヂャプラーロップ=Ratchaprarop、パヤータイ=Phaya Thaiの8つ。車両基地はラームカムヘーン〜ラームカムヘーン間の地上。変電施設はラームカムヘーン〜フワマーク間などで確認できる。

最低運賃は15バーツ、最高運賃は45バーツ。2駅目からは1駅移動ごとに5バーツが加課金される方式。また、改札通過後1時間を経過すると罰金の支払いを要求される。

電源は日本の新幹線と同じ交流2.5万ボルト、集電は架線方式、軌間はBTSやMRTと同様の標準軌(=1435mm)が採用されている。

車両は独逸シーメンス製「Desiro Class 360/2」を採用。車両編成は2種、「急行(EXPRESS)」と「普通(CITY LINE)」。

外見的特徴は、前者は赤いラインがあしらわれた4両編成。運用的な特徴は、停車駅は開業当時では始発駅と終着駅の2つのみ、運用最高速度は時速160キロに達すること。これらは空港と首都と最短時間で結ぶために採られた手段である。

後者は青いラインがあしらわれた3両編成で停車駅は8つ、つまり全駅に停車する。「急行」の運行を優先するため、ラムカムヘン駅やフワマーク駅など待避線のある駅では待避停車を行うことがある。

昇降ドアは開閉時に極めて大きな音がする。これに驚いた多数の乗客からの指摘が続いたことから、SRTETはWebサイトのFAQに「やや大きな音がしますが仕様です」と記載することで対応を果たした。

スワンナプーム国際空港へ進入する線路以外はすべてタイ国鉄(SRT)東線の敷地内に建設されている。また、ほとんどのタイ国鉄(SRT)の駅と接続可能となっている。

実質的な他社の鉄道との接続はBTSのパヤタイ駅のみ。シティー・エアポート・ターミナルが併設されるマッカッサンがMRTのペッブリー駅と接続という記述もあるが、接続にはかなりの試練を乗り越える必要があると思う。

BTSなどと比べると体感速度も含めて圧倒的に速い。乗り心地は可も不可もなく。日本の鉄道と比較すると加減速がやや荒い。また、普通列車の待避停車前後のポイント横断時の揺れはかなり唐突なので、立ち客はつり革などにしっかりとつかまっている必要がある。

 


▲空港鉄道(ARL)、各駅停車のCITY LINE。

 

 







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