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インド>寝台列車内の風景

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▲AC 3TIERでくつろぐインド青年

 

 ボクがよく利用する寝台列車はほとんど2泊3日コース。それはそうです。アッサム州〜タミルナドゥー州などというブータン・ミャンマー方面〜インド最南端まで一気に下るんですから。それだけに車内の人間関係は濃密かというと、1泊2日乗車12時間コースとそう変化はありません。理由は下記の通りです。

1)乗車時間に依存しない形でどっちにしろ密な人間関係が成立する。
2)長距離寝台列車を全線利用する乗客はほとんどいない。

 この乗車時間中は停車駅が来るのが待ち遠しいものです。娯楽も少なく、話のネタもそのうち尽きますしね。ただ、最近のインドの若者は携帯電話のゲームで遊ぶという新しい退屈しのぎを手に入れました。10年前では想像もできない新しい時代の潮流ですね。

 乗車中のもう一つの楽しみは食事です。別に美味だったり、安かったり、量が多いということはありません。ただ、生活にメリハリを与えてくれる数少ない要素だからです。

 ところでボクは今まで乗車した一番アホな寝台列車はコーチン〜チェンナイ・エグモアです。一般的なバイパス線を使えばコインバートルを経由して12時間で到着するのですが、アラビア海に面するコーチン〜インド最南端のカンニャクマリ至近のインド亜大陸の南端〜チェンナイ・エグモアというV字コースを2泊3日コースかけて走破しました。これは本来南端の幹線がメーターゲージだった頃のなごりの列車なのです。今でこそ広軌で統一されつつある進化途上のインドの鉄道に残る尻尾のようなものです。今後、こういう無茶な列車は減少していくことは間違いないでしょう。



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