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▲終着駅で補給作業を待つ1010形ディーゼル機関車
カンボジア鉄道の幹線用ディーゼル機関車は、戦前形=カンボジア鉄道全線で運用できるフランス・アルストーム製グループと、戦後型=プノム・ペン〜シハヌークヴィルでのみしか運用できないチェコスロバキア・CDKプラハ製グループの2つのグループに分けられる。
※情報は2002年の当時のもの
●BB1010型ディーゼル機関車
製造国/チェコスロバキア 製造会社/CDKプラハ 製造年/1992年 車軸配置/B0-B0 車両数5両(1000/1011/1012/1013/1014)
UNTACの援助によってカンボジア鉄道にもたらされた、内戦後初の新型ディーゼル機関車。キャブ(運転室)が車両先端に一つしかないため、一定方向の前方視界は大変に悪い。またシソポン〜PK9(クロアーロード)間で列車を牽引することができないという、運用上の問題もある。実はカンボジア鉄道は車両価格がフランス製のディーゼル機関車の1/3という理由だけで、この機関車の購入を決断した経緯がある。型色はスカイブルーとなっている。なお、チェコスロバキアは「チェコ」と「スロバキア」に分離独立したため、「チェコスロバキア」という国はもう世界から消え去ってしまった。
これに続く中国製の車両も納入されていると聞いているが、長いことプノム・ペンを訪れていないので対面できていない。特にこのカンボジアで走るのに最適な車両は、低軸重、全駆動輪、短ホイールベース・・・つまり開拓期のアメリカで活躍した蒸気機関車のような高い走破性能もつものだ。
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