| フレーズ | 意味・用法 |
| だんだん | 標準語で「ありがとう」大阪弁で「おおきに」英語で”Thanks” ただし Thank you very much と違って だんだんベリーマッチ などとは使わないので略して「だんべり」などとは決して言わない。 後半はどうでもいいです。 |
| こげ・そげ・あげ・どげ |
出雲弁でもっとも基本的なフレーズでいわゆる「こ・そ・あ・ど言葉」。
例文で用法を示したほうがわかりやすいので列挙する。 「このようにしなさい」→「こげすーだ」 「そうそう(うなづいて)」→「そげそげ」 「あのようなものは好きじゃありません」→「あげなもんは好かん」 「どうなのさ?」→「どげだや?」 一目瞭然で軒並み文字数が少ない。このように 出雲弁のような寒い国の言語はできるだけ文字数が少なくなる ように訛ったり短縮したりするのであるが できるだけ口数を減らして少しでも体温の放射を減らすのと 寒いときにあんまし張り切って喋って唇が切れるのを防ぐためではないか と、言語学者でもない55は考えている。 これらは非常に使い勝手がよいので新規で出雲地方に在住する人はゼヒとも マスターしたい。 |
| 目がはしる | 「目が浸みて痛む」の意。 浸みる+痛い を表す使い勝手のいいフレーズの一つ。 強烈な目薬を点したときや、コンタクトを付けたらちょっと手が 汚れてて目が痛くなったときに使う。 |
| せつい | 胸がいっぱいだったり腹が張ったりして物理的に苦しい状態をいう。 かなり使える単語の一つだが、活用が難しく上級者向け。言い切る 場合も「せつい!」ではなく「せつっ!」と使う方がベター。また、 「苦しくてたまらない」状態を「せつてあばかん」などと表現する と超COOL。 |
| かぐる | 《動詞》つめを立てて引っかく の意。爪限定でかぐる対象は基本的には生き物。 「浮気がばれて嫁にかぐられた」などと使うが「黒板をかぐって嫌な音を出す」 とは使わない。 |
| しばりがたった | 木のささくれが皮膚に突き刺さった の意。 木のささくれのことを「しばり」といい、 つきささることを「たった」と表す。 標準語ではトゲが刺さったと表現するようだが トゲは広くトゲ一般のこと指すのであって、 木のささくれはとげではなく木のささくれと言うのがより細かい表現であるから 標準語で正確にこのような状態を表すには文頭に出したように言うのが正しいと思われる。 従って、「しばりがたった」のほうがはるかに短くて 使いやすいことがわかるだろう。 当然のことながらバラなどのトゲがささったときには 出雲地方でもトゲが刺さったと言う。 木のささくれが刺さることは都会より出雲地方のような 田舎が多いのでこれ限定で成立しうる方言であろう。 それにつけても何とクドイ説明文であろうか。 |
| まげ | おいしそう の意。「うまい」=「ま」「〜そう、〜っぽい」=「げ」と意味は分かれる。 が、日常「うまい」のことを「ま」と言っているわけではないので注意。 「まげなの〜(おいしそうだね〜)」などと使う。 ちなみに「〜げ」も非常に使い勝手が良いのでゼヒマスターしていただきたい。 そのうち解説して進ぜよう。 |
| さなんかね? | それはなんですか?の意。ちなみに「これはなんですか?」は 「かなんかね?」になるので奥が深い。 |
| どげしゃもね | 「どうしようもない」の意。標準語とまったく同様の用法をしているので 特に解説の必要ないが強いて言えば「どう」→「どげ」「しよう」→「しゃ」 「ない」→「ね」と変化していることだろうか。 |
| だら | 《名詞》「おばかさん」の意。「あほんだら」が縮まったのが語源か。 「ばかじゃないの?」→「だーだねか?」と変格。 「だらくそ」とすると強意に。「だらず」は特定の人物を指して使う。 「あらだらずだけん(あいつはおばかさんですから)」などと使う。 「だるぁぁ」と若干巻き舌で発音すると現地人っぽくてグー。 |
| ざいご | 《名詞》「いなか」の意。田舎の中の、さらに田舎を指して 若干見下して使っているような気がする。五十歩百歩なのだが…。 「ざいごげな(田舎っぽい)」「ざいごのす(いなかの方のひと)」など。 |
| す | 《名詞》「衆(しゅう)」が訛ったものと思われる。 「わけす(若い衆)」、「ざいごのす」などと使う。 |
| まくれる | 《動詞》転倒する の意。読んで字のごとく転んで倒れること。 用法:「そげにあわてーとまくれつまーで」(そんなにあわてると 転倒してしまうよ) 松江市在住110さんの投稿 |
| けー | 《感嘆詞》まあ とか ええい とか もう〜 とか、困った時に出る感嘆詞。 用法:「けー、なしてしゃんいらんことすーだかや」 (もう、なぜそのようないらないことをするの?) 松江市在住110さんの投稿 |
| ごす |
《動詞》(〜を)くれる の意。基本的には標準語の「〜くれ」と
ほぼ同様な用法なんだが特殊な活用があり、上級者用の出雲弁といえる。
正直解説するのもカナリむずかしい。命令形の「ごせ」と使うことも多い。
丁寧に言うなら「ごしない」。
例文を少し挙げてみよう。 ●なんぞ食わしてごさんかね?(何か食べさせてくれないか?) ●はやことしてごせ。/はやことしてごいた。(はやくしてくれ) 「ごいた」と「ごせ」はほぼ同意なんだが「ごせ」のほうがやや強意な気がする。 そもそも「ごいた」が「ごす」の活用形なのかどうか正直自信がない。 |
| ちょんぼ/ちょんぼし |
ちょっと の意。他に説明のしようがないかなーこれは。 |
| なんばぎん | 《名詞》とうもろこし の意。ただそんだけ。 |
| はっとじ | 《名詞》カメムシ の意。以上。 |
| なんだててや? | なんて言ったんだ? の意。細かく分析しようと色々考えてみたけど どーもわからんので意味だけでご容赦願いたい。110の投稿。 |
| めいだ、めげた | めいだ=壊した めげた=壊れた の意。110の投稿。 |
| ぞんぞがさばる |
寒気がする の意。「ぞんぞ」の部分は「ぞくぞくする」に近い気がする。
「さばる」というのは「触る」から来ていると思われるが
物理的にも精神的にも両方の意味で感知するというようなニュアンスを持つので、
「触る」より広意。「認識する」というような意味のほうが近いかも知れない。
「ぞんぞ」も「さばる」も出雲弁に多い独特の言い回し。使いこなせるとカッコいい。
カッコいいかなあ…。ちなみに43の投稿。 |
| こぎゃん・そぎゃん・あぎゃん・どぎゃん |
こそあど言葉である。こぎゃん=このような の意。
地域によっては「こげな」「こがーな」などともいう。 43の投稿。 |
| えらくらしい | 《形容詞》いらだたしい の意。43の投稿。 |