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通勤時間が非常に長いので、本は手放せません。
ごろが読んだ本の中で、面白かったものを紹介していきたいと思います。文庫本ばかりでかなり偏ってますが...
何か面白い本があったら、こちらに書き込んでってください。

「レベッカへの鍵」 ケン・フォレット (新潮文庫)
スパイは砂漠を越えてやって来た。
ロンメル将軍が送りこんだアレックス・ヴォルフは、イギリス占領下のカイロで活動を開始する。切り札は花形ベリー・ダンサーのソーニャ。
ヴォルフとコード・ブック「レベッカ」の謎を追うイギリス軍のヴァンダム少佐も、自身に想いを寄せるユダヤ人女性エレーネに危険な使命与えた――。
軍略と情欲が鮮烈に交錯する鬼才の秀作、満を持して復活。

またもや、やっと手に入れたケン・フォレットの作品です。
第二次世界大戦中のドイツ対イギリスの戦いの一幕をモデルに描かれています。
最初に登場した人物が主人公と思いきや、読み進んでいるうちに誰が主人公なのか分からなくなってしまった。
正義=主人公、と思ってしまうのですが、戦争中だとそれぞれの国の立場になれば、どちらが正義とも悪とも言えないので、どっちもガンバレ!って感じになってしまいました。
他の作品はどうやったら手に入るのかな...。

「トリプル」 ケン・フォレット (集英社文庫)
かつてオックスフォードで仲間だった3人の男たちがKGB、アラブ、イスラエルの情報部員として敵味方に分かれて対決する。
イスラエルの大胆不敵なウラニウム奪取作戦は成功するのか? 息づまる頭脳戦の結果は成功か死しかない。
錯綜した中東の政治情勢と3人の男の数奇な関係を織りなして描く、アメリカ探偵作家クラブ賞受賞作家の本格スパイ小説。

ケン・フォレットの第2作目です。昔の作品がほとんど絶版状態でなかなか見つからず、やっと手に入れた1冊です。
まだ駆け出しの頃の作品なのに、スバラシイ。
スパイとは人を暗殺したり情報を盗んだりするだけかと思いきや、ウラニウムなんてものも盗んじゃうんですね。
初期の頃の作品を読んだ人が、「大聖堂」や「自由の地を求めて」は物足りないと言っている意味がわかりました。
主人公のディクスタイン、決して二枚目じゃないのですがなぜかカッコイイ。

「パートナー」 ジョン・グリシャム (新潮文庫)
ブラジルの小さな町で一人の男が捕えられた。彼の名はパトリック、4年前の自動車事故で死んだはずの弁護士だった。
事故と前後して、彼の勤務していた法律事務所からは巨額の金が消え、事務所は破産に追いこまれた。
アメリカに護送され、金の詐取と殺人の容疑を受けて破滅の淵に立たされたパトリック。
その時たった一人の味方エヴァは、パトリックと練った周到な計画を始動させた。

「ペリカン文書」や「法律事務所」で有名なジョン・グリシャムの作品です。
今までの作品はハッピーエンドが多かったんですが、この作品はラストのどんでん返しが面白かった!グリシャム作品の中で一番のお気に入りになりました。
ジョン・グリシャムの作品は多数映画化されていますが、断然本で読んだ方が面白いです。

「大聖堂」 ケン・フォレット (新潮文庫)
12世紀のイングランド。いつか大聖堂を建てることを夢見る建築職人トム・ビルダーは、職を求めて放浪の日々を送っている。
そのころ、かつての大修道院キングズブリッジは衰退し、その大聖堂も大掛かりな修復を必要としていた。折しも教会を軽視してきた国王が逝去し、イングランドに内乱の危機が迫る。
壮麗なる大聖堂の建立をめぐり、数多の人びとが織りなす波瀾万丈の物語。

この人の作品は、どれをとっても面白い。
大聖堂を建てたい主人公と、それを邪魔をする宿敵、という、今まで読んだケン・フォレット作品のパターンではあるが、 歴史的背景、宗教、政治等が絡んでいて、飽きさせない。
読み終えて、大聖堂に行ってみたくなりました。

「自由の地を求めて」 ケン・フォレット (新潮文庫)
18世紀後半。スコットランドの炭坑で、マック・マカッシュは喘いでいた。苛酷な労働と爆発の危険。未来の見えない生活から、マックは逃げたかった。
そんな折、幼馴染のリジー・ハリムが坑内に忍び込む。冒険心旺盛なこの領主の娘に助けられ、マックはロンドンへと逃走する。
ここで荷役夫の職を得たが、またしても搾取に抵抗し、立ち上がる…。混乱の時代を抉る鬼才の歴史巨編。

読み出したら上下巻一気に読み終えてしまうほど面白かった。
スコットランドやヴァージニア等、当時の社会がよく描かれています。
登場人物の貴族達が当然のように奴隷を使っている様子や、奴隷に対する態度など、今では考えられないから余計に感情移入してしまいました。
だってこの時代に自分が産まれていたら、まず間違いなく奴隷だったろうから。
ハラハラドキドキものの冒険小説です。

「第三双生児」 ケン・フォレット (新潮文庫)
キャンパスで発生したレイプ事件。心理学科助教授のジニーは、「人間の性格は遺伝子によって決定されている」という持論の持ち主だった。
双子の人生の違いを調査していた彼女は、研究対象の一人であるスティーヴがレイプの容疑者とされた事から、彼が一卵性双生児であることを突き止める。だが、その片割れは殺人罪で服役中。では「3人めの双子」が存在するのか・・・?

初めて読んだケン・フォレットの作品です。
産まれも育ちも親も違う双子のお話です。実際にはありえないのですが、今の技術からして不可能じゃないのかも。
主人公のジニーがヒステリック(?)であまり好きになれませんでしたが、テンポが早く非常に読みごたえがある内容です。
ケリー・マクギリス主演でビデオ化しています。評判はイマイチですが。(イマイチなのはケリー・マクギリスかも)

「ネットフォースX ドラッグ・ソルジャー」 トム・クランシー (角川文庫)
舞台は西暦2010年。急増するネット犯罪に対抗するために設立されたFBI特捜隊「ネットフォース」のメンバーが、さまざまなネットテロや犯罪に立ち向かう。ネットフォースシリーズの第5弾。

ネット上の描写がなかなか面白いです。ファイヤーウォールが「虎」だったり「オヤジ」だったり。この業界にいるから面白いのでしょうか...。
事件だけじゃなく人間関係も面白く、すぐに引き込まれてしまいます。
アメリカでテレビドラマ化されたらしいです。

「ヒトラーの防具」 箒木逢生 (新潮文庫)
東西の壁が崩壊したベルリンで、日本の剣道の防具が発見された。「贈ヒトラー閣下」と日本語で書かれ、日本からナチスドイツに贈られたものだという。
この意外な贈り物は、国家と戦争に翻弄されたひとりの男の数奇な人生を物語っていた。

戦時中の話ですが、戦闘シーンなどはほとんどなく、戦争によって人間、国が狂わされていく様が淡々と描かれています。
役に立たない精神病患者、老人、ユダヤ人など、戦争によって人間としての尊厳を奪われる人々も描かれていて、 他の箒木作品にも共通している所があるように思います。
タイトルの「ヒトラーの防具」は実在するらしく、昭和13年3月15日付けの「日本青年新聞」に、「外務省派遣の日独伊親善学生武道団が東京を出発し、 ヒトラーとムッソリーニに剣道防具一式を贈った」という記事があるそうです。

「受精」 箒木逢生 (角川文庫)
交通事故で恋人を失った主人公が、死んだ恋人の子供を身ごもるために、老僧に導かれてブラジルへと出発する。
これまた病院での裏組織の実態を主人公が探る、という内容。
人工授精がテーマとなってますが、前半はのその事にはほとんど触れず、のらりくらりと甘ったるくて、ちょっと引き気味。
後半は、事件の真相が明らかになってきて、やっと「医学ミステリー」らしくなってきます。
登場人物(特に女性)の描写がちょっと古臭い(?)というか、爽やかすぎると言うか、作者の理想なんだろうか...
結末は「第三双生児」と似てる...のかな?

「安楽病棟」 箒木逢生 (新潮文庫)
痴呆老人が暮らす病棟で、相次ぐ患者の急死に不信を抱く新任看護婦...。
なんか「臓器農場」と似てますね。
前半は病棟に入院するお年寄りの話で、読んでいて「お年寄りは大切にしないといけないんじゃ!」と思い、電車の中でお年寄りを探してしまいました。
老人の介護って、本当に大変なんですね。
自分も将来こうなってしまうのかなー、と思い知らされました。

「臓器農場」 箒木逢生 (新潮文庫)
最先端の医療設備がある病院に勤める新任看護婦が、病院の裏で密かに運営されている計画に気づいてしまい、真相を追う。
無脳生児の臓器移植がテーマになっていて、ちょっと考えさせられてしまいました。
いやー、私も「臓器農場」なんだな、って思ってしまった。

「アフリカの蹄」 箒木逢生 (講談社文庫)
絶滅したはずの天然痘を使って、黒人達を滅亡させようとする白人社会に、日本人医師が立ち向かう。
落合信彦の「魔軍(キラーウィルス)」とちょっと似た内容です。
わりと多いですね、こういうストーリーって。
でも感動したっ!

「賞の柩」 箒木逢生 (新潮文庫)
ノーベル賞受賞の裏で、不自然な死が多い事に疑問を抱いた主人公が事件を追っていくというストーリー。
著者の名前は「ハハキギ ホウセイ」と読みます。
東大、九州大学医学部を卒業し現在は精神科医、とだけあって医学ミステリーが多いです。
専門用語などが何やら難しいですが、ストーリー的には面白いです。

「シャム猫ココシリーズ」 リリアン・ジャクスン・ブラウン (ハヤカワ・ミステリ文庫)
猫好きの方には絶対おすすめの本。
新聞記者クィラランの飼い猫ココが、殺人事件を解決へと導いていく。
猫の描写がすごく面白くて笑えます。
猫を飼ってると「あるある!」っていう場面がたくさんあり、思わずニヤリとしてしまいます。
また、会話や人物描写にも皮肉っているところがあり、ユーモアセンス抜群の本です。
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