私はジョルジュ・サンドの「愛の妖精」がMy
Best
Bookと言っても過言でないくらい大好きです。中学生時代に初めて読んで以来、1年に1回くらいは読み返していますし、転居する度に必ず新居に持っていくこととしています。(Book
Offで売りさばくなんてとんでもない。) 要は御陵前先生のドストエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」に対する愛着と同じような感じなんだと思います。
オレもファデットが好き。つか、彼女に惚れない男(&女)なんていないと思う。原題の「La
Petite
Fadette(少女ファデット)」からしても蟋蟀(コオロギ)が主人公であるのは間違いないけど、本当に作者に愛されているキャラクターなんだなあと思う。頭脳明晰で、常に思慮深く客観的で、それでいて野性的で、勇気があり、愛情の深い女性。彼女を超える女性は二次元でも三次元でも見たことがないよ。あ、一瞬ナウシカが浮かんできたが、あれは偶像的な雰囲気があるから一寸別物だよな。学術的に比較した人がいるのかどうか知らんが、強いて言うなら平安時代の短編小説「堤中納言物語」の“虫愛づる姫君”が正に東洋版ファデットじゃないかなと思う。