スリランカ野球紹介
スリランカでは1985年くらいに野球が始められたといわれている。しかし、それ以後、ほんの一部の人間によって楽しまれてきただけで、野球といっても知らない人間がほとんどである。スポーツといえば、もっぱらクリケット。日本の子供はよく狭いスペースを使って野球をしているが、こちらの人たちは大人から子供までクリケットで遊んでいる。その他はサッカー、ラグビー、バレーボール等がメジャースポーツである。そういう状況もあってか、1985年以降スリランカの野球は大きく発展することなく20世紀を終えた。
しかし、2002年にJICA(国際協力機構)の青年海外協力隊事業の一環としてスリランカに野球隊員が派遣された。その後は、JICA野球隊員のみならずアジア野球協会等、民間団体等の支援を受けながら徐々に野球は広まり、野球人口も増加、新たに野球を始める学校ができるなど、今もなお成長している。
また、2002年にはアジアカップにも参加。同時にスリランカ野球史上初のナショナルチームを創設。2003年にはアジアAAA(18歳以下)大会にも参加。
現在では20程度の学校によって野球が行われており、クラブチーム等すべて加えると、推定の野球人口は1000人を超えると思われる。ただ、野球道具等は9割以上を日本からの支援に頼っており、道具の不足は深刻である。また、マイナースポーツゆえに、基本的にスポーツ省から野球協会への年間予算は無く、これもまたスリランカ野球の発展の障害となっている。もちろん、野球専用球場は無い。
2009年の第8回アジアン・カップではタイを3−1で破るなどグループリーグを2勝1敗の2位で突破。準決勝では4-7でインドネシアに敗れたものの、3位決定戦では香港に6-5と接戦の末勝利し、スリランカ野球史上初の国際大会での3位入賞を果たした。