短歌見本

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新聞歌壇に学ぶ〜短歌上達の秘訣

2005/1/21  N0. 001

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■目次
   ・はじめに
   ・作品/批評
   ・余談=第50回角川短歌賞
   ・PR =歌集八月十五日
  
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■はじめに
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皆様こんにちは

私はずっと以前、短歌を少しかじった事は有るのですが、気が向かなくなって止めてしまいました。
それから以後、二十年近い眠りから覚め、半年ほど前に作歌を再開しました。

再開したと言うよりは、短歌の雑誌をまとめて10冊ほど読みました或る時に、突然、言葉が溢れるように湧いて来たのです。5・7・5・7・7にまとめますと、とにかく短歌らしきものになりました。

散歩していれば、枯れ葉が舞い落ちるのを見て。テレビを見ていれば、アナウンサーの言葉尻から、短歌が出来てしまうのです。

この頃はさすがペースダウンしましたが、それでも半年で1000首くらい出来たでしょうか。

きっと読んだ本から「エネルギー」をもらったのですね!

----短歌のようなものは、10年、20年やっていても、目立った進歩が無い場合が、しばしばあります。

ところが、本人は年季が入っているので、大分上達したと思い込んでしまうのです。ここが短歌の厄介なところです。

更に厄介なのは初心者です。とかく初心者は自分の作品が一番上手だと思い込みがちです。至らない者ほど分ったつもりになってしまうのです。手が負えません。
私がそうでした。省みて汗顔の至りです。

----そこで、短歌を志す、誰もが考える事なのでしょうが、<どうしたら、いま以上に上手になれるのか>という事です。

根拠もなく上手になるなどという事は有りません。そこには何か訳が有る。なにか「気付き」があるのだろうと思います。

実は私も欲が出まして、短歌関係の本を読み漁りましたが、私の少ない経験の中で、申し上げられます事は、

「短歌」は優れた作品と、適切な批評にどう触れるかによって、上達の早さが変わってくるのではないか、と言うことです。

プロ歌人の「作品評」は示唆に富み、短歌上達の秘訣がいっぱい込められている場合が、少なくないのです。

多分評者の、それまでの全作歌体験の中から、搾り出されたエキスが「作品評」だからなのでしょうか。

「侮るなかれ〜作品評」と言うのが私の結論です。

特に新聞歌壇の作品評は、短くて、読みやすいような気がします。私のように、いくらか気の短いものには最適です。

が、ここが問題です。短くて便利なようですが、紙面の都合上でしょうか、実は評者の言いたい事が大分省略されているように思います。

なにが省略されているのか、その行間、字間を注意しお読みください。ここが重要なところで、上達の早さが分かれるところです。

----そんな訳でこのメールマガジンでは、新聞歌壇で好評を得ています作品と、プロ歌人の作品評をお届け致し、以って皆様の、創作のご参考にさせて頂ければと思います。

一流の作品と、一流の批評で、皆様に充分堪能して頂こうと言う趣旨でございます。

一回2〜3分で読めるようにしたいと思いますので、取り上げられる作品は多くはあいませんが、繰り返しお読みになられて損はありません。存分に味わってください。

皆様の力量が上がると言う事は、とりもなおさず、日本の文化、ひいては世界の文化が、それだけ発展するという事です。

これは冗談でも何でもありません。事実そのものです。

従いまして、このメールマガジンが、皆様の創作活動に、少しでもお役にたてますれば幸いに存じます。

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■作品/評
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◇「電話するかも」のかもの字絶対に鳴らない電話の前で待つかも

          東京都 高垣 嘉織

(評)相手の「かも」は、電話しないという意味に若干の思いや りを加えただけの表現だ。そのことに充分気づきつつも、一縷( いちる)の望みを抱く切なさが、機知の効いた結句の「かも」に うまく出ている。

(出典)讀賣新聞 2004/12/6 讀賣歌壇  俵 万智 選

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◇天蚕のかろき命を掌につつむ木の葉色づく雑木林に

          (船橋市)平栗 瑞枝

(評)繭にこもった天蚕の軽いほのかな温さ。そこによみがえる 命が包まれていると思うと、雑木林の中の自然の営みがなつかし さを呼びさます。

(出典)朝日新聞 2004/12/6 朝日歌壇  馬場あき子 選

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■余談
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第50回角川短歌賞は、17歳の高校生、小島なお氏に決まりました。(短歌11月号)
私のような者には、作品のレベルは分かりませんが、若干17歳にして、ここまで歌意が通じ、しなやかに整った歌が詠めるのは、その頃の自分の表現力と比べて雲泥の差があり、驚きます。

選考座談会でも、

若さだけじゃない本質的な物の感じ方に良いところがある(伊藤)

これは歌を読む限り高校、一、二年生。仮にそう想定するとね。かつてない才能が現れたのではないかと。(小池)

あるいはこれは春日井建以来のものだよ。これくらい若い子で才能があって切れるのは(小池)

平凡な風景の中から、何かその後ろ側にある目に見えない物を、感じとることが出来るみたいなんですよ。(高野)

と、好評です。

ともあれ、若い力の台頭にはわくわくします。今後の活躍を期待したいと思います。

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第二次大戦より五十九年。世界はいまだ平和とはいえず、私たちの戦争の記憶は年々失われていく。

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戦争を体験した作者たちの貴重な証言としての短歌作品とエッセイを収録。(A5判並製450頁)

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定価 1700円(税込)〒140円
短歌新聞社刊  電話 03-3312-9185

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配信 日向 勝   H P

     http://www.geocities.jp/grnbd214/index.htm

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新聞歌壇に学ぶ〜短歌上達の秘訣 (まぐまぐ ID:146801)

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