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大会長挨拶
第3回日本作業療法研究学会学術大会を2009年10月18日(日)に埼玉県立大学で開催いたしました.
学術大会にご協力いただきましたすべての皆様に,謹んで御礼申し上げます.
本学会は,長年紡ぎ上げられた作業療法基礎研究会から,平成19年に日本作業療法 研究学会(初代学会長 生田宗博先生・現)となりました.記念すべき第1回学術大会 は鹿児島で開催され,第2回大会は白濱勲二大会長のもと神奈川県立保健福祉大学で盛大に行われました.三段跳びに例えるなら,今回はビッグ・ジャンピング・ポイントでありました.
第3回大会では2題の特別講演と一般演題は8演題が発表され,いずれも作業療法の基礎と臨床を結びつける有益な報告が行われました.特別講演の1席目は「パーキンソン病の認知機能障害とその脳内機構」と題し,埼玉県立大学の石岡俊之先生に講演いただきました.視覚認知障害と虚偽反応に対する研究を中心にパーキンソン病の認知機能障害とその脳内機構につい
て最先端の知見を教示いただきました.2席目は新潟医療福祉大学の大山峰生先生に「手の外科領域と運動・知覚再教育―運動・知覚再教育に関する研究の試み―」を講演いただきました.運動機能再建術後にはOTが筋再教育を行い,いかにして効果的に筋収縮を引き出し,患者の筋力を向上させるかについて臨床研究により得られた知見を教示いただきました.
このように,第3回大会では,作業療法が追求する心身機能・高次脳機能・身体機能を基軸に学術大会の演題を構成させていただきました.ご出席いただきました皆様の臨床・研究・教育に参考になることがございましたでしょうか.また,大会を開催した埼玉県立大学の様子はいかがでしたでしょうか.お気づきの点がございましたら,今後の学会運営の向上のため事務局までご意見をお寄せください.
ジャンプ!2010年の学術大会は札幌医科大学で開催されます.また1年,研究成果を蓄積して皆様にお会いできることを楽しみにいたしております.
2009年10月19日 大会長 濱口豊太
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