鎌ヶ谷旅情

2002 年 10 月

10/19(sat) 池袋でJOMA not on time 君と待ち合わせ(「待ち」合わせ)。そこから、二度とできないであろう「点と線」みたいな電車の乗換えが、ふたりの「駆け落ち」気分を盛り上げ、向かうは千葉県鎌ヶ谷の、はず。次から次へと登場する馴染みのない地名に「ここ・・すでに中国?」気分高まる中、なぜか阪神ファン運転手(昨日、上坂がひっでーエラーしましたよ)のタクシーでようやく到着したファイターズタウンは、KABLが「おまえだ!」と不意打ち認定した試合会場にふさわしい、野煙漂う「ゆっるーい」空間。もへーっ。

 グラウンドにはしかし「本物の二軍」のタイガースがいる、ファイターズがいる・・計ったように試合開始直前に到着したことで突然意気上がるJOMA君と、ゆったりしたスタンドに腰を下ろして弁当を広げれば、なーんだか、ええかんじやがな、ここ。

 ものには、「はずみ」がある。どんなイレギュラーバウンドをしたか覚えてもいないが、なぜかわしはコスモスリーグなんぞを見るために、鎌ヶ谷にいるわけだ。なんで?わかんなーい。思えば、KABL開設以来、JOMA君とは二軍の試合ばかり見ているような気もするが、さすがに彼の江戸への参勤交代がなければここまで来ることはなかったろうが。それにしても、ここで見る阪神二軍の顔には、ちょっとほっとしたりなんかも、する。岡田の ぽえーん とした表情を見ると、なんだか関西人は安心するんよね。

 うーん、しかし気持ちのいい球場やで。こじんまりしつつも開放的。周囲が田園風景なのはサーパスの本拠地「あじさい球場」に似てるけど、ここは外野も外野席も、ちゃんと手入れされた天然芝なのが立派やん。レフトスタンドの向こうには、鳴尾の「タイガー・デン」と同じように、選手宿舎と室内練習場が見える。練習場はなにやら「サティアン」風というか、工場っぽいけど。「あん中で、ハム作っとるねんで、ハム・・薬くっさー」などとでかい声の関西弁でしゃべってると、「きろ」っと周囲の人がわしを見る。そう、ここはハムの国。。わし、関西人でんねーん、すまんのー。

 スタンドは8分の入りだが、阪神ファンが目立つのなー。千葉やのに。国勢調査では四捨五入で全国で0%しかいない日本ハムのファンは、それよりかなり、少ないわけ。

<阪神ファン>
 JOMA君から聞いていた通り、関東の阪神ファンって「どこか様子がおかしい」。阪神ファンを演じてるっていうかなんちうか・・。賑やかやのに、行儀がええ。ユニフォームやハッピ着用率も高いのだが、「汚し」が足らんというか、着こなしが上品というか、ピクニック気分というか・・。鳴尾の「かっじー」ファンのねーちゃんらの下品な着こなしを、自分んちの居間のように通路に座り込むアバンギャルドさを、一度勉強したほうがいいかもしんない。しないでもいいかもしんない。

 そんなことより、やはりこれはイントネーションの問題だと思うけど、「かっとばせー浜中」ひとつとっても、なんといいますか、響きが健全といいますか、コブシが回ってないと申しましょうか、社会の「底辺」から響いてくる迫力がありまへん。下層階級の叫びじゃないというか・・そんなもんもちろん、ない方がいいわけか。あ、そうか。でもホンマもんは、こういう風に言いますな。リピートアフターミーざます!

 「くぅわっとあすぇー はーあまなくわっ」

 それから「六甲おろし」、ちゃんと大合唱するのはええけんど、「テンポ速すぎ」ですます。そんな前向きな姿勢では、あの歌のよさが半減ざます。ちゃんと「昼間から」酔っ払ってるおっさんが、歌詞の合間に「そーりゃそりゃ とくぅらー」と合いの手を入れれるぐらいのテンポじゃなきゃ、ネ。一度通天閣の下で、脳みその8割を消失したようなダウナー人間のテンポを、勉強しよね。しないほうが、ええか。あ、そうか。

<日本ハムファン>
 応援団の雰囲気が、GS神戸で見る連中に似てる。構成員の「ソフマップ臭」、きつい。妙に若いリーダーの「まったく腹から出していない」癇に障る甲高い声といい、足並みの揃わなさといい、全国標準品質か?ハム・ソー管理?まず「お客さーん!」と呼びかける流儀も同じとは、恐れ入るわ。内野スタンドでの応援なのに、「持ってこーい、持ってこーい」てコールしたのには、笑ったけどな。ここに持ってきても、ファールやがな。

 しかし本当に印象深かったのは彼らではなく、おそらく地元に住んでおられるのであろう、熱心なオールドファン。応援団を避けるように座っている彼らは、若い連中の鳴り物入りの応援が気に入らないらしく、少しもめる場面すらあったのだが、ハム二軍への愛はこのおっちゃんたちのほうが明らかに、上。そんなん、わしにはすぐわかるでえ。

 よく日焼けした首筋から見て、近隣で「梨」でも作っている皆さんなのであろうか?しらんけど。みんな顔見知りらしく、うれしそうに「今日も勝つと、いいねぇ」なんて歓談しながら応援している様子がよろしな。昔のデザインの帽子をかぶってサングラスをかけた老紳士を、JOMA君が「大沢親分」と呼んでいたが、なんだかけっこうかっこいい老人が多いのだ。

 特に渋かったのは、実は写真にも小さく写っているのだが、鳥打帽をかぶり大きな声で「よーし、落ち着いていこう!」「その調子で、頼むよ!」などと選手に抱擁力あふれる声をかけている、恰幅のいい笑顔の老紳士。うーん、応援ってのはこれでいいんだよな。一斉に叫ばなくても、な。イニング間にはハムの選手(バットボーイ役の佐々木投手)がこの紳士に目礼をしていたから、有名人なんだろうね、ここでは。


 試合はけっこう接戦でおもろかった。ハムのHPからパクった試合経過は以下のとおり。

F3:4T
先制したのはファイターズ。
2回に飯山選手のタイムリーヒットで阪神・先発藤川投手から1点を奪う。
ファイターズ先発は山口投手。5回まで毎回ランナーを出す苦しいピッチング。
3回に阪神・沖原選手のタイムリーで1点。
更に4回に阪神・梶原選手の2ランホームランで都合3失点。
疲れの見え始めた藤川投手から、6回に木元選手がソロホームラン、
7回に田中賢選手がタイムリー3塁打を放ち、3対3で同点に追いつく。
ファイターズは山口投手の後、中村隼・神島・櫻井と繋ぎ、
阪神の追加点を防いでいたが、9回に代わった伊藤投手が阪神・平下選手に、
ホームランを打たれ、決勝点となる。
阪神・藤川投手は完投勝利。

 ハムがめまぐるしく投手を変えるのに比べて、阪神は藤川を完投させるのが目標の試合のようだった。後半ヘバりそうになるたびにJOMA君が「あー」とか「ぷー」とか言うのが、笑うわ。ハムではわしの好きな木元がホームラン打ったし、投手が一軍ローテの隼人に代わったときに、「うわわっ 隼人よ、隼人よ!!」とパニックになってカメラを抱えて走る女性がいたりして、「おもーへばーとほくーへー きたもほ んだー」感を満喫。

 しかし、こういう野球巡礼の旅は楽しいな。もっといろいろレアな球場を回ってみたいな。それが夢。案外、そういう環境には「近々」すぐに、なっちゃったりなんかして。けけ。


さて、
回も中盤の頃であったろうか・・・この日のもうひとつのサプライズ・サンライズ・メロンパン イベントが、訪れたのわ!!

 突然JOMA君の「あ!あれが・・」という失礼な発言に乗ってむこうから、♪チャりらりららぁ♪と走ってこられる、カージナルスのジャンパーを着たお方!そう、あのお方こそ・・わし初対面、連盟副総裁米国野球博士 From "That is ballgame" (あれはタマ試合)の、「Michael さん」その人だったので、R。

 今日のために、わざわざこんなところまで、駆けつけてくださったのだ。KABL大将軍様総裁のわしとしては、「100人の美女の応援団」でお迎えしたかったのだが、ビザとVISAの限度額の関係で断念した。

  「どもども」「はじめまいて」 うー・・嬉し恥かし。初めてお会いした気が、しないっす。

 そこからの、野球「キ印」おっさん(失礼)トリオの観戦ぶりは、スカパーなら十二分のコンテンツであったろう。ハムの小田(ODA)を見つけたMichaelさんが、わしの「政府開発援助」ネタを覚えていてくださったようなので涙を流し(うそ)、その小田の打席で、バッターボックスでの立ち位置が「さっきと違う!」ということで送りバントを見抜かれたり、随所に野球博士ぶりを発揮してくださったMichaelはん、ほんまにありがとさんでした。

 単に野球名鑑代わりに貴方を使ってしまいそうな、罰当たりな 南JOMAでした。

 帰りの乗換駅で、関西ではあり得ないスピードの列車が通過したのに驚き、周囲の人も顧みず
「うわ”ああ めっちゃ速いーーーーこわいっちうねん!!」
などと大声で叫んだ南JOMAを、お許しください。

 あのときあなたは、「半歩」 わしらから、離れましたね。


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