
〜晩秋の吉備路・井原市界隈を訪ねて〜

今回は、仏像美術研究家武田和昭先生の推薦で、岡山県井原市界隈の
千手院(井原町)大通寺(矢掛町)の二か寺を訪ねました。
お目当ては、千手院の「薬師如来」と「千手観音菩薩」、それに大通寺の
「不空羂索観音菩薩」と岡山県指定名勝「大通寺庭園」です。

お目当ての仏像にお会いする前に、もう一箇所寄り道をしました。
往時の賑わいはありませんでしたが、今もお参りをするお年寄りが絶えない「嫁いらず観音」です。



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井原市の中心部から北東へ約5km、 標高250メ-トルの山上にある 真言宗大覚寺派の寺。 |
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「薬師如来坐像」 像高2メ-トル64センチの堂々とした大像。 胎内には修理銘があり、天明5年(1785) 大仏工竹内右門、仏師方塗師山口吉兵衛と 墨書されていた。 頭部や顔面の彩色はまだ生々しい。 |
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「千手観音立像」 像高2メ-トル48センチ。 沢山の手のほとんどは、後補のものと思われるが、尊容は古様で見ごたえがある。 もともとこの2体は頂見山頂見寺の本尊で、 昭和52年まで千手院より更に山上の御堂に 祀られていた。 天平9年(737)に行基によって開基されたといわれ、かつては山内に72坊を数えたという。 その後、二度の戦渦に遭い4坊となり、1坊を 残し里に移ってしまった。 薬師と千手観音を祀っていた御堂も老朽化が 目立ち、52年9月に千手院に移された。 院の本堂に祀られている二対の像が余りに 立派なためか、些か窮屈そうにお見受けする。 |
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岡山県小田郡矢掛町の山里に抱かれた 禅宗(曹洞宗)の寺。 江戸時代末期に作庭された池船泉観賞式庭園 は、岡山県指定名勝となっている。 |
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「不空羂索観音菩薩」 |
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「大通寺庭園」 背後に高峰山を控えて、上部から下部の書院 に向かって滝が流れを落としている。 中央開山堂のほぼ真北あたりの築山の上部に 剛健な釈迦三尊石、須弥山石組みを構成し、 力強い景観となっている。 江戸時代末期、中西源兵衛作。 |
バスの車窓から吉備路の秋を満喫しながら、
まじかに仏様のお顔を拝することができ、
感激と満足の旅でした。
