瀬戸内三十三観音霊場第5番
室谷山「金剛頂寺(西寺)真光院」

ご本尊:千手観音立像



岡山県瀬戸内市牛窓町403




  
真光院は正しくは室谷山金剛頂寺真光院といい、高野山真言宗の寺院である。天平時代に報恩大師により創建されたと伝えられ、報恩大師が開基した備前48ヶ寺
のひとつである。かつては堂塔9宇、塔頭11ヶ寺あったが、岡山藩池田候の「寛文寺社整理」により、寛文6年
(1666年)に廃寺となった。その後、元禄9年(1696年)に高野山の金剛頂院の栄鏡の仲立ちにより、千手
山竹本坊の玄翁により、再興され今日に至る。



本尊の千手観音立像は、像高はほぼ等身で、ヒノキ材
による一木造りである。
頭部には10面の化仏が置かれ、厳かで力強い面相を
示している。体部には下半身に裙(くん)、上半身には
条帛(じょうはく)と天衣が着けられている。体部の奥行は厚く、脛(すね)の当りの衣の襞(ひだ)は大きく力強く彫られており、本像が平安時代前期、10世紀前半から
中期に作られたことが分かる。
岡山県下でも屈指の古さを示す見事な千手観音像である。
なお、数多くの脇手は江戸時代ごろの後補と見られる。

秋の風情の境内のたたずまい

庭越しに牛窓の海が望めます

隅照会2013年春季課外授業


 牛窓の真光院を訪ねる前に、岡山県立美術館で開かれていた
「特別展 極楽へのいざない」を」鑑賞しました。
私たちが現在制作している「阿弥陀如来と二十五菩薩来迎」の作品が
意味する背景を知る上でまたとない機会でした。

美術館内での写真撮影は禁止ということで、
当該展のホ−ムページから引用させていただきました。
大変すばらしい特別展でした。

LINK


恒例の課外授業です。
今回は岡山方面へ足を延ばし、仏像美術研究家の武田和昭さんに
推薦していただいた美術館めぐりと、
牛窓町真光院の秘仏千手観音立像を拝観しました。