ワイルドライフ編 −野鳥−

早い時期に孤立したため、独自の進化を遂げたものも多い。バードウォッチングはおすすめ。



キーウィ

こそ泥キーウィ 言わずと知れたニュージーランドの国鳥。飛べない夜行性の鳥。大きめのにわとりサイズ。すっかり数が減ってしまったので、野生のままの姿を見るのはなかなか難しい。

飛べない代わりに脚が大変発達しており、意外と素早く歩く。えさを捜して歩き回る姿は「こそ泥」そのもの。

キーウィ・ハズバンドという言葉があるように、オスは卵の暖めから子育てまでかいがいしく働く。

ケア

ケア 緑のオウムのような鳥。カラスくらいの大きさ。羽を広げると内側が鮮やかなオレンジ色で美しい。珍しい鳥だが、山間部に行くと比較的簡単に見られる。その名の通り大声で"ケア"と鳴く。

人懐っこくいたずら好きで物を取られることもある。

ウェカ

ウェカ 飛べない鳥。痩せたにわとりくらいの大きさ。山道などで意外とよく見かける。あまり人を怖がらないようだ。

ここだけの話、うそか本当かウェカの塩漬け肉というのを食べたことがある。ゴムのような分厚い皮が何とも印象的だった。

タカヘ&プケコ

takahe&pukeko 美しい色使いが似ているタカヘとプケコだが、これが大違い。見た目はタカヘの方がひと回り大きく、ずんぐりしている。

ただしこの色の鳥を見かけたら、まずプケコに間違いない。なぜならタカヘは絶滅に瀕しているので、見るのはほぼ不可能なのだ。プケコは意外とあちこちで見かけるが、タカヘが生息しているのは今やフィヨルドランドの奥地のみ。タカヘは繁殖力が低く、さらに悪いことに飛べないのでますます絶滅一直線だ。

タカヘを見たい人はTe Anauのワイルドセンターに行ってみよう。広い囲いの中をのろのろ歩く姿が垣間見られる。タカヘとプケコの違いも詳しく書いてある。


オイスターキャッチャー

オイスターキャッチャー 日本で言うミヤコドリ。

黒い体に真っ赤な脚とくちばしが目立ち、甲高い声で鳴く。海辺でその名の通り牡蠣などの貝を食べる。

とても臆病でまず近づくことは不可能。

ロビン

ロビン 山歩きなどでよく会える小鳥。大変人なつっこく、近づいても逃げないのはもちろん、手を出すと手に乗ってくれたりする。

でも野鳥なので菓子などはやらないように注意。

ロイヤルアルバトロス

ロイヤルアルバトロス ダニーデン郊外のオタゴ半島ではアルバトロス、日本語で言うアホウドリを見ることができる。町の近くの営巣地というのは世界でもここだけらしい。

アルバトロスの中でもロイヤルアルバトロスは特に大きく、翼を広げると3メートル以上になる。

これが大空をグライダーのように飛ぶ姿は優雅で実にカッコよく、思わず感動させられる。”アホウドリ”なんて名前では申し訳ないほどだ。

ファンテイル

ファンテイル マオリ語で「ピワカワカ」。

名前の通り、長い扇子のような尾羽のあるすずめより小さな鳥。トレッキング中などによく見かける。

とても人懐っこく、歩いていると「チチチチッ」と鳴きながら、ひらひらついてきてくれて可愛らしい。小さな体を生かして尾羽を広げたり閉じたり、しかも上下に振りながら目まぐるしく飛び回る。

ニュージーランド・ピジョン

ニュージーランドピジョン マオリ語では「ケレル」。

森に生息するとても大きなハト。カラフルで美しい。

山道を歩いていて後ろからバサバサ飛んで来られると、かなり恐怖を感じる。さらわれるんじゃないかと思うほど大きな羽音がする。猛禽類に狙われる小動物はこんな恐怖を味わうんだなぁ、と理解した。

ベルバード

bellbird 郊外の静かな朝、ひびき渡る美しい声で目が覚めたらそれはきっとベルバードだ。

ベルバードのさえずりは音域が広く、音色が複雑で澄んでいて本当に美しい。

ベッドの中でまどろみながらベルバードの声を聞くのは何とも言えないぜいたく。

ツイ

tui ベルバードに負けないほど美声の持ち主がこのツイ。しかも、声の割に姿の地味なベルバードに対し、ツイは玉虫色に輝く真っ黒なボディーに真っ白な襟飾りを喉元にあしらい、見た目もおしゃれ。

他の鳥の鳴き声を真似ることもあるそうだ。比較的暗い森に生息しており、何しろ目立つので見つけるのは簡単。

スズメ

日本のスズメ・NZのスズメ NZにもたくさんいる。ただし、こちらのスズメは頭がグレーで日本人の目には物珍しい。イエスズメという種類だそうだ。諸外国ではイエスズメの方が普通らしい。

パラダイスダック

いいなぁ・・・ マオリ語では「プタンギタンギ」。

このパラダイスダック、またはシェルダックはニュージーランドの固有種らしい。

野鳥の場合、きれいで目立つのはオスに決まっていると思いがちだが、このシェルダックは逆。真っ白な頭に明るい栗色の体で断然目立っているのが実はメス。オスはいたって地味だ。

シェルダックはいつもカップルで仲むつまじく寄り添い、どちらかが死なない限りずっと同じペアで過ごす。オスは大変勇敢で優しく、巣から出るときはまず自分が一羽で出て行って周りの安全をよく確認し、それから巣に戻ってメスを呼び、ずっとエスコートして泳ぐそうだ。

カリフォルニア・クィル

California Quail 日本語では「カンムリウズラ」。名前のとおり、北米にたくさん生息するが、ニュージーランドにもたくさんいる。

何といってもおしゃれな頭の飾り羽が特徴。結構大きなウズラの割には高い木のてっぺんで見かけたりする。

ペンギン

リトルブルーペンギン
残念ながら顔が見えませんが・・・
意外と見るのがペンギン。ダニーデンのペンギン・プレイスやオアマルのペンギンコロニーが特に有名だが、他の海岸でも時々見かけた。

種類はリトルブルーペンギン(マオリ語ではコロラ)、イエローアイド・ペンギン(ホイホ)など。フィヨルドランドとスチュワート島には森に生息する珍しいフィヨルドランド・クレステッドペンギン(タワキ)がいる。

写真はオタゴ半島にいたリトルブルーペンギン。


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