スキンチェックと肌の構造1
スキンチェックをする上で肌についての知識は不可欠です。肌についての知識が豊かであればあるほど、スキンチェックの診断結果を深く理解し、今後何をすればいいのかもすぐに察知できると思います。
肌ないし皮膚は大きく分けて、内側から順に、皮下脂肪、真皮、表皮の3つに分けることができます。一般に肌と言われている部分は表皮を指し、その表皮は更に内側から基底層、有棘層、顆粒層、角質層に分けられます。 以上が皮膚の基本的な構造です。
皮下脂肪や真皮層はスキンケア・スキンチェックよりもむしろ医療の分野に含まれます。次に、スキンケアの対象である表皮の、それぞれの構成要素である4つの層についてみてみましょう。基底層は表皮層の一番奥にあり、表皮細胞が活発に作られているところです。メラニン細胞もこの層の中にあります。この層は、ターンオーバーのスタートとなる表皮細胞を生み出すとともにメラニン色素を作り出し、色素を含んだ細胞を上部層へと押し上げる、紫外線の体内進入阻止の為の一連の皮膚活動の出発点となる層です。それともうひとつ、この層自体の中にもメラニンは存在し、その量によって肌の色が決定されています。
次に有棘層について。基底層で作られた細胞はお互いにトゲ出してそれぞれが繋がり、丈夫な組織を作っています。この細胞の間をリンパ液が流れ、種々の酵素を作ると共に、この層は基底層で作られたメラニンを含んでいて、紫外線の透過を阻止しています。 またこの層の中にある、ランゲルハンス細胞は免疫機能をつかさどり、異物の侵入をブロックしています。つまり表皮の中枢ともいえる層で酸性度は弱アルカリを示します。