スキンチェックと肌の構造3
基底層、有棘層、顆粒層、角質層の4つが表皮を形成しています。実は肌にはもう一つ重要な第5の層とも言えるものがあります。それが皮脂膜です。皮脂膜において人体が外界と接し、素肌への外部刺激を受け止め、必要な場合はブロックをする最前線となります(自動車で言えばタイヤのようなものです)。この皮脂膜は、タイヤが消耗品であるのと同じように、常に補修や交換を繰り返しベストの状態に保つ事が求められます。そのため、この 皮脂膜はいつも生き物のように、ダイナミックに活動しています。つまり皮膚は、表面から順番に皮脂膜、角質層、顆粒層、有棘層、基底層からなる5つのバリヤで、外部からの物理・化学・細菌などあらゆる刺激から身を守っています。皮膚が非常に重要な器官であることが異常からわかると思います。
肌の表面で外界と直接向き合っているのは皮脂層という薄いベールです。この皮脂層は弱酸性に保たれることで、アルカリを好む病原菌の繁殖を阻止し、且つ皮膚表面からの水分(潤いの基)の蒸発を防ぎます。つまり一番外側の皮脂層がしっかりとがんばってくれれば、それよりも内側の表皮は健やかさを保てるという事になります。健康な素肌とは、それぞれの層がそれぞれの役割を確実に果たしている、総合的なバランスの取れた状態となります。
生まれつきというか体質というかこの健康な素肌の状態を特に何もしなくても維持している人がいます。洗顔をしなくても肌の状態がいい人がいます。こういう人は洗顔をしなくても顔の汚れは実は落ちています。入浴によってある程度落ちています。このようなうらやましい素肌を持たない人は、こまめに洗顔や洗顔後の化粧水や乳液・オイルといったスキンケアを施すことで健康な素肌を維持することができます。