スキンチェックと肌の構造4

皮膚は、表面から順番に皮脂膜、角質層、顆粒層、有棘層、基底層からなり、そして皮脂膜が外界との接触を担っていることを確認しました。最前線で働いてくれている皮脂層はどんな物で、どのように形成されるのでしょう。この点についてまだ見ていなかったので、少しみてみましょう。

まず皮脂膜とは皮脂腺から分泌される脂質と汗が混合して形成された天然乳化物で、「皮膚の上面に薄い膜を作り皮膚の滑らかさを保つ/水分の蒸散を防ぐ/弱酸性を保ち有害細菌の増殖を防ぐ。」というトリプルな活躍をしています。この皮脂膜が欠けた所は、保湿能力が落ちてカサついたり、酸性度がアルカリ側に傾くことで、有害細菌の定着と増殖をも許す事になります。皮脂膜は、肌表面に作られた、いわば天然の高機能クリームのようなものですので、洗顔等によって簡単に洗い流されてしまいますが、ただ、この皮脂膜は、強い再生力を持っていて、非常に短時間のうちに元どおりに回復し、本来の機能を果し始める事が知られています。

ここまで皮脂膜の構造についてみてみると、皮膚全体の構造との関係で一つ疑問が生じてきます。表皮の基底層、有棘層の酸性度は弱アルカリです。そして体内の酸性度も基本的にアルカリ性です。体に良いのはアルカリイオン水です。基本的には人体はアルカリ性に傾いているはずなのになぜ皮脂膜は弱酸性です。さらに皮脂膜はアルカリ性の石鹸で洗い流されても、すみやかにもとの弱酸性に戻ります。この点が非常に疑問になってくると思います。この疑問にたいして引き合いにだされる答えはアルカリ中和能ないし肌が本来持っている能力、というものです。しかしなぜそんな能力をもっているのかがいまいちわからないと思います。

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