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Haieの不定期コラム

2015年4月28日 (火) 

サメ飼育数世界一への挑戦を見る

 〜アクアワールド茨城県大洗水族館〜


アクアワールド大洗を電撃訪問 10年ぶりの聖地巡礼!


ホホジロ「サメで日本一」を追うトップランナーニタリ

 サメ好きで知らぬものがいない水族館は数あれど、一度訪れれば特別な敬意をもってその名を記憶にとどめる水族館といえば、このアクアワールド茨城県大洗水族館でしょう。
アクアワールド大洗全景
 サメ飼育"種類数"日本一を標榜する同館ですが、公式サイトによれば56種類紹介されているうち「展示中」表記のあるものが44種類という、驚愕の多さを誇っています。(2015年4月現在)
 他の園館が多くても20種前後ですから、その種数が抜きん出ていることがお分かり頂けるのではないかと思います。
 私も2005年までに2度の訪問を果たしていますが、生活圏が近畿に移ってからはなかなか訪問の機会を得られずにいました。
 そして今回10年ぶりの訪問…いうなればサメ好きとしての『聖地巡礼』を三度果たすことができました。
 過去の訪問記観察記などでもご紹介していますが、改めて感じたそのサメ飼育への熱意を踏まえながらお話を薦めましょう。


 ★はるか茨城の地、大洗へ
 (※単なる旅程です。飛ばす方はこちら

 週末の夜、地元関西から夜行バス「よかっぺ号」に乗り、水戸経由で大洗を目指しました。
 何度乗っても馴れない夜行バスに揺られながら「以前見たサメたちは元気に泳いでいるだろうか」などとサメへの思いを馳せていました。
 また2005年当時で35種いたサメたちも、その10年の間にさらに種数が増えており、まだ見たことのないサメを調べつつ、興奮と緊張のなかあまり寝つけずにおりました。
 明け方には関東に入り、まどろみの中で車窓を覗き見たりしながら、興奮とはまた違う静かな思いが去来していきます。

 しかしバスが茨城入りして、いよいよとなると巡礼への覚悟というか、臨戦態勢に切り替わります。
 バスは終点水戸行ですが、私は土浦で途中下車せねばなりません。他に目的地があるのではなく、こうしなければならない理由があったからです。

 事前に調べた水族館情報では「水族館探検ツアー」の申し込みが朝8時35分から45分までの10分間で、その時点で整理券を配るとのこと。なので、その時間に間に合うようにいくにはバスでのんびり水戸まで行っては間に合わないのでした。
 そこで、土浦駅で降りてJRで水戸まで先回りし、乗り継ぐ鹿島臨海鉄道で大洗駅を目指すことにしたのです。
 大洗駅からは海遊号という循環バスが出ており、シミュレーションではその整理券配布時間に何とか間に合うようでした。
 というわけでのんびり水族館を目指す旅は、早朝整理券争奪戦への参加へとシフトしました。
 土浦からはスムーズに乗換ができ、水戸までのJRは以前と違い最新型の電車に変わりましたが鹿島臨海鉄道は10年前と変わらぬ赤いディーゼル車が単行で待ち構えていました。
鹿島臨海鉄道
 耕作地を高架線で走るのどかな列車。15分ほどの乗車ですが旅情を感じさせてくれます。
 大洗駅で下車後は、件のバスが待っており、乗ると同時に発車。駅から10分ほどで水族館に到着。時間は間に合いそうでした。
 整理券配布前の時間ですが、すでに列ができており、家族連れがにぎわっていました。
 その最後尾に中年のおっさん(私)が加わり、直後配布時間となりました。ツアーガイドは一日3回あり、その各時間で15名ずつの定員制です。計45名となりますが、人気はやはり13:00の「専門コース」で、バックヤードを中心に回る飼育員の解説が見どころとなっています。
 受付の警備員さんが、どの回かを尋ねて配布していかれます。30名ほどの列は土曜朝だからでしょうか、なかなかの競争率です。
 いざ始まるとほとんどの方が、「13:00のツアー」と答えています。これはまずい。
 私の番になり、警備員の方に申し出ますと最後の一枚でした。
 滑り込みセーフ! 日頃の悪行三昧行いですな。ウン。

 さて、整理券をもらったはいいものの、開館時間まで30分近くあります。
 少し肌寒さの残る春の薫風を浴びながら、水族館のそばの大洗海岸を散策しました。
 そんななか青空を滑空する黒いラジコンを発見。なにやら散策路で機材を持った人たちが集まっています。
 お声掛けすると、水族館のスタッフの方が動画サイトで配信するPR動画のために上空からカメラ付きのヘリ(ドローン?)で撮影をしているとのこと。
 もしかしたら、気にせず早朝の砂浜を闊歩する私が映っているかもしれません。鳥打帽をかぶった不審人物が映ってたら私かも。カップルや家族連れなら絵になったでしょうに、申し訳ない。



■サメ好きの目線で楽しむアクアワールド大洗

 ほどなく開館時間が近づき、入場の列に加わります。
 入館ゲートは100名近いでしょうか、家族連れを中心につづら折りの列が続きます。人気ですねぇ。

 時間のない中、大洗駅の売店で購入した前売り券で入場します。チケット売り場に並ばずに入れるので混雑時は重宝します。(大洗町各所でも売っています)
 まずは順路通りのルートで観賞しましょう。

◆エントランス付近

 コモンカスベ卵入口付近の円柱水槽にはサメはいません。でもツバクロエイがイワシの群れに紛れて底にいます。また別コーナーではコモンカスベの卵と生まれたての子どもも展示されていました。サメの卵と混同されるほど似た殻ですが、ツルまきバネが四隅にはなく、尖った針状になって砂地に刺さるような格好ですね。干潟などで落ちていることもあるようです。

 磯水槽緩やかなスロープを降りると右側には目の前の海につながっていると錯覚しそうなガラス壁の磯水槽。大洗でも好きな展示コーナーの一つです。そして標示板には「カスザメ」の文字が。カスザメ
 「多分砂に潜ってるんだろうな、いっちょ探してみるか!」

 「…(でかそうだからすぐ見つかるだろう)」

 天使を探して1
 「……(砂地にいるはず)」

 天使を探して2
 「………(カスザメ好きの私が見つけられないだと!?)」

 見つかりませんでした。orz

 まあ砂の中で寝ているだろうということで(かなり丹念に探しましたが)あきらめましょう。

◆大洗を象徴する「出会いの海の大水槽」

 突き当りから暗い順路を進むと縦に巨大な「出会いの海の大水槽」が現れます。
 ここにはたくさんの日本近海のサメがいます。
 底で休むネコザメドチザメ。遊泳するホシザメエイラクブカ。さらに表層近くを力強く泳ぐ大きなハナザメもいます。
ハナザメ
 ハナザメは特に飼育の難しい種類なので、サメに力を入れている水族館でも見られるところは少ないです。
 しかも1匹ではなく3匹もいますから、初っ端からここ大洗の「サメどや!」を見せつけられます。
これぞ「サメ」というフォルムのハナザメ▲
 
 下りのスロープ状になった入り口付近はさっそく写真を撮る観客で渋滞します。いい撮影ポイントですが、長居せずに足を進めましょう。
出会いの海  先を進むと水槽の正面に出ます。
 高さのある水槽は傾斜が斜め上にせりだしており、ここ大洗の立地である親潮と黒潮の「出会い」の潮目を体感できます。
 この水槽は大半を地元産にこだわった魚種で占められ、サメも近隣の取得が多いようです。
 また、特徴的なエイが一匹、サメ好きならだれもが知る「サメじゃないのにサメを名乗る」シノノメサカタザメが壁面におなかを見せながら元気よく泳いでいます。
 頭だけみると丸くてマンガのような線で描かれたユニークな表情です。
 このコーナーだけでも、サメに力を入れていることが非常に伝わって、惹きつけるものは多いのですが、しかしこれはまだまだ序の口。

まだまだサメとの出会いは続きます。

 次回のパート→ ■アクアワールド大洗レポート その2

関連リンク:
 アクアワールド茨城県大洗水族館 公式サイト
  http://www.aquaworld-oarai.com/ (外部リンク)

拙サイトによる水族館の概要 コーナーごとのサメ一覧(2015年4月現在)
 ■サメのいる水族館

過去の訪問記:■サメマニアの楽園(2005年訪問時)



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