めざせ、自転車旅!

 ここでは、自転車で旅する上で知っていて損はしない話を
いくつか書いていきます。悪い見本にして下さい。

 自転車で海外を旅する場合、日本から出るには、飛行機か船を使
わなくてはいけません。また行った先でも飛行機で日本へ帰ってくる、
やむない事情でバスに自転車を積む、といったことがあるでしょう。
飛行機、バス、電車と乗り物別に、アジアとヨーロッパでの事情を
書いておきます。異論のある方はご遠慮なく掲示板に書き込んで
下さい。

1.飛行機

「自転車を飛行機に積む」とき、ほとんどの人は「輪行」、つまり
自転車を分解して積むことを考えるのではないでしょうか?
 しかし、輪行しなくても飛行機に自転車は積めます。
実際、私は今まで8回自転車と一緒にフライトしましたが、すべて
自転車をそのままで積んでもらいました。
 航空会社や空港によって対応はかなり違いますが、基本的に
どこの航空会社でも、よほど貨物で一杯か、小さい飛行機とかでない
限りそのまま積んでくれます。

   方法としてはまず自転車にぶら下げている荷物を重いものと軽い
ものに分け、軽いものと刃物を預け荷物(コンベアーで流れる方)
にします。機内持ち込みの方に重いものを集中させます(9/11
テロの後、ナイフ等の刃物は持ち込み規制が厳しくなっています。
うっかり入れていて没収されないよう気をつけてください。)。
次に、ブレーキワイヤー・レバー・チェンジなどぶつかって壊れ
やすいパーツを布や段ボールを使い、テープで保護します。
 あとはカウンターで「積んでくれ」と言うだけです。
ヨーロッパでは輪行しないフライトが定着しているので、自転車代
として確か15ユーロほど取られたと記憶していますが、それさえ
払えば問題ないでしょう。

 アジアはタイ・マレーシア・シンガポールの3国以外の国では
「分解しないと積んでやらない」と言われることもありますが、
粘りましょう。粘れば何とかなります。

   このセリフを言えば、どこの航空会社でも積んでくれました。

「今までいろんな国に行って、いろんな航空会社を使ってフライト
したけど、どこの会社でも自転車をそのまま積んでくれましたよ。
そんなこと言うのはあなたのところだけですよ。」
「どうしても積めないというのなら、今、この場でこのチケットを
全額払い戻ししてください。」

 正当性うんぬんは日本に置いていきましょう。強気に、そして粘る
ことです。

 個人的な印象で言うと、マレーシアから乗るマレーシア航空が
一番寛容でした。何回か使ってますが、自転車は問題なく積んで
くれて、しかも規定の20kgをさらに20kgオーバーしていても
オーバーチャージ(超過料金)を取られませんでした。
 反対に、厳しかったのはオーストラリアの空港からのフライトです。
自転車その他でのオーバーチャージを0.1グラム単位まで
しっかり徴収されました。カウンターで粘っていても「イヤなら
乗るな。」とカンタス航空の職員に言われました。
 オーストラリアからフライトする人で、荷物が20kgを10キロ以上
超えているだろうと思う人は郵便で送りましょう。


2.バス
 飛行機ではヨーロッパの方に軍配が上がりますが、バスでは
アジアに分があります。
アジアのタイ、マレーシア以外の国を走るバスにはたいてい荷台が
ついていて、荷台があれば自転車をのせてもらえます。
自転車代を取られますが、平均して人の運賃の半分までです。
 中国を走っていたとき、荷台から自転車が落ちたところを目撃
しましたので、ロープワークを覚えて行くと便利です。

 ヨーロッパのバスは、タイ、マレーシア、あと日本で走っている
荷台のないバスなのでそのままでは積んでくれません。
そういった国にはたいてい電車が走っています。


3.電車・汽車
 長距離を寝ている間に、快適に移動できるといえば何より列車では
ないでしょうか。
ふだんの自転車旅とはちがった世界が車窓から見えてくるのが
楽しいはずです。アジアではだいたいどこの国でも人の半分程度の
運賃を払えば問題ないでしょう。

 自分は中国とインドで利用しましたが、中国は大変です。
 何が大変って、自転車は貨物として貨物預け所で手続を
しますが、北京や上海といった都市の駅では怖いくらいに
混雑します。貨物預け所で計量、書類を書いて、それを
窓口に出して、送りたいものを奥へもっていく。
 書けばたったこれだけですが、服務員(係員)の人数に対して
荷物を送りたい人が多すぎる。服務員の手際が非常に悪い。
さらに中国人ってやつは割り込みしまくる。
 なので、中国人との割り込み競争に勝てる自信のない人には
おすすめできません。


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