ホールドアップ
2004年11月27日 versionT
少し古い話になりますが、ロサンジェルスのダウンタウンを車で走っていました。
運転手は、私の親友のアメリカ人のBill。
それに、会社の同僚と、日本人の弁護士の4人でした。
或る場所にさしかかった時、Billが
「ここが、あの三浦**がピストルで奥さんを撃ったところ」
と、言ったので、
「ええーつ!ここが、そうなんだ」
と、私が大きな声で叫んでいたら、
Billがわき見運転で交差点にかかりました。
信号は、黄色だったようです。
交差点を抜けたとたん、後ろから突如としてまぶしい光で照らされ、
サイレンと大きなマイクで「止まれ!」と警告されました。
Billが、
「しまった。警察だ」
とうめきました。
警官は、出て来いとマイクで叫んでいます。
4人で車から出ました。
パトカーの屋根からは、強烈なサーチライトがこちらを照らしています。
その、サーチライトの中に2人の警察官が縦に並んでピストルを構えていました。
先頭の警察官は、黒人の若い婦人警官、そして、その2mほど後ろに白人の中年男性の警察官です。
先頭の婦人警官は、片ひざを地面についた中腰スタイル、後ろは、立ち姿で、
2人とも両手を突き出して、いつでも発砲できる体制です。
両手を頭の後ろに組めと命令しましたので、全員ホールドアップしました。
すると、弁護士先生が、
「私は、弁護士だ」
と、叫びました。
警察官が、マイクで、
「じゃあ、その弁護士だけ来い。後は、動くな」
と、言いました。
その弁護士先生は、現在、日本で一番高収入、そして、一番有名な、
青色LED200億円を勝ち取ったM先生でした。
M先生は、日本人で一番最初にアメリカの弁護士資格を取得した先生で、
クラスも最高級の弁護士です。
そのM先生のライセンスで私たちも信用され、ホールドアップは、すぐ解除されました。
怖かった。
まさか、三浦婦人の怨念だったのでは...