いやなんです

 

いやなんです あなたの行ってしまうのが

花の咲く前に実のなるように

嫁ぐあなたが いやなんです

南の国に咲いた白い花

いまだ浅き春の日に

散りゆくあなた いやなんです

 

 

いやなんです あなたの行ってしまうのが

春の終わりを告げるこの日 

我が青春も暮れてゆき

新しい旅の子とはなる 

風が若葉を薫らせて

暮れゆく日々が いやなんです

 

 

いやなんです あなたの行ってしまうのが

落ちてゆく陽が 空を染める日

あなたの幸せ知りました

深い緑の山裾の

木の実色づく我が庭に

秋の来るのが いやなんです

いやなんです

 

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君とふるさと

さびしくなったら 帰っておいで

小さなカバンに 思い出つめて

悲しみなんて 海に沈めて

いつでもいいさ 帰っておいで

赤い夕陽の 沈むころ

君の捨てた ふるさとは

君を信じて 待っている

 

 

ふるさとの山に 投げつけた

さようならの 石つぶて

三年経って 角がとれ

丸くて優しい つやが出た

さあ友達よ 帰っておいで

過去に犯した 過ちは

君を大きく 成長させた

 

 

さあ友達よ 帰っておいで

君の生まれた ふるさとは

君の帰りを 待っている

  

 


 

  

小さな花びら

小さな花びら 風に吹かれて

川面に散ったよ 音もなく

 

 

小さな花びら 波に揺られて

流れていったよ 海辺の方へ

 

 

小さな花びら 友だちいないかと

海をさまよう ひとりさびしく

 

 

小さな花びら 友だち見つけたよ

それから楽しい 旅がはじまる

 

 


 

ふるさとの夕焼け

ふるさとの夕焼けは

君の紅いほっぺに似ている

ボクが喜び語るとき

夕焼けは西の空いっぱいに広がり

ますます赤く輝くよ

 

 

ふるさとの夕焼けは

君の小さな涙に似ている

ボクが苦しみ語るとき

夕焼けはいつだって耐えきれなくなって

キラリと光って消えていく  

  

 


 

 

待った甲斐がありました

雨の中を歩いていたボクは

君のことを考えていたのです

左肩が濡れているのに 気がつかないほど

本当に偶然でした 「ぬれているわよ」

君の声が耳元に ささやいたのは

あの時 はずかしさに 顔を赤らめたのはボクでした

 

 

あれからもう 三ヶ月(みつき)が過ぎたのに

君は以前と 少しも変わらない

ボクはというと 高まる気持ちをおさえてる

なんだか逆みたいですね 「好きなんだよ」

一度君に大声で ぶつけてみたい

やっぱりはずかしさに 顔を赤らめるのはボクなのか

 

 

それでもボクは頑張った いつしか時も流れ去り

また新しい春が来た 今では君は首ったけ

雨に濡れたアジサイを 二人並んで見つめてる

そして君は 優しくホホ笑んで 「愛してる」

待った甲斐がありました

 

 

  


 

歌 ご え

 

.この街の どこかにいる

淋しがりやの 君達に

この歌を おくりたい

やわらかな 五月の風に

耳をすましてごらん 

ホラ聞こえるだろう

若い仲間の 仕事の歌が

 

 

.この街の どこかにいる

夢を絶たれた 君達に

この歌を おくりたい

働く仲間の スクラムに

ぐっと力が 込もる時

ホラ聞こえるだろう

若い仲間の 希望の歌が

 

  


 

  

秋 景 色

 

つるべ落しの 陽のように

あなたの心は 赤く燃えながら

何処かへ 去っていく

庭の隅の コスモスの白い花

まるで私の心のように

ハラリハラリと散ってゆく

忘れようとしても 忘れられない

ハラリハラリと散ってゆく

かなしい恋もある

あなたの心は あの人のもとへ

今帰ってゆくのでしょうか

秋の景色の中に

 

 

山際彩る 紅葉のように

赤く色づき 冬化粧をして

春まで眠りたい

赤く色づく 柿でさえ

いつか誰かの 手の中に

ひとつひとつ 落ちてゆく

捨てようとしても 捨てきれない

ひとつひとつ 落ちてゆく

はかない過去もある

わたしの心は あなたの胸に

もう届かないのでしょうか

秋の景色の中で

あなたの心は あの人を離れ

きっと戻ってくるでしょう

待つことにします

 

 

 

 

  


 

 

グレープジュース

 

 

紫の中にあなたの 白い顔が見える

赤いマニキュアの指で タバコに火をつける

グレープジュース グレープジュース グレープジュース

ストローでかき回せば

まわる氷の向こうで あなたは笑う

その笑顔までもゆがんで まわる まわる まわる まわる

その笑顔までもゆがんで まわる まわる まわる まわる

 

 

あの人のことは何もかも 忘れてしまったと

赤いくちびるを震わせ タバコそっとくわえる

グレープジュース グレープジュース グレープジュース

ぼくは飲みながら

そんなあなたを見つめる あなたは笑い

タバコの吸いがらポトリと 落とす 落とす 落とす 落とす

タバコの吸いがらポトリと 落とす 落とす 落とす 落とす

 

 

紫の中のあなたは もうどこにもいない

赤い口紅のついた 吸がらがひとつ残る

グレープジュース グレープジュース グレープジュース

一気に飲み干せば

カラのグラスの向こうで ぼくが笑う

その笑顔までが涙で 曇る 曇る 曇る 曇る

その笑顔までが涙で 曇る 曇る 曇る 曇る   

 

 

 

 

 

 

 

  


 

 

運 転 節

 

 

朝も早よからよー ねぼけまなこでよー

車に荷物を積みこんで アクセル吹かせばよー

フロントガラスのよー 朝日がまぶしいよー

今日もオイラのよー 仕事が始まるよー

エンヤコラショー エンヤコラセー

エンヤコラショー エンヤコラサー

 

 

休む暇なくよー 働き続けてよー

冷たいタオルで顔拭けば タオルはまっ黒けだよー

ラムネを一気に飲み干して ジャリ道走ればよー

向こうの河原によー いい気なアベックよー

エンヤコラショー エンヤコラセー

エンヤコラショー エンヤコラサー

 

 

一ぜん飯屋でよー ラーメンすすればよー

可愛いあの娘を思い出し 車でひと寝入りよー

冷たい水でよー 顔を洗ってよー

ハンドル握ればよー 力が湧いたよー

エンヤコラショー エンヤコラセー

エンヤコラショー エンヤコラサー

 

 

夕暮れ時はよー やっぱり疲れるよー

だけどオイラにゃ夢がある どでかい夢がよー

働くオイラのこの汗が 日本の明日をよー

築くって夢がよー 築くって夢がよー

   エンヤコラショー エンヤコラセー

   エンヤコラショー エンヤコラサー  

 

 

 


 

 

オイラの話を聞いてくれ

 

 

日本の国のお偉い方よ

オイラの話を聞いてくれ

毎日日々ハンドル握り

デコボコ道を走りづめ

胃腸の調子も悪くなり

腰もガタガタ弱くなる

 

 

 日本の国のお偉い方よ

オイラの話を聞いてくれ

毎日日々ハンマー握り

堅い鉄板叩きづめ

耳鳴りひどく眠れない

腕もガタガタ震えてる

 

 

日本の国のお偉い方よ

オイラの話を聞いてくれ

朝星夜星の野良仕事

昼メシまともに食えもせず

たまにはゆっくり語らいながら

苦労のメシを味わいたい

 

 

日本の国のお偉い方よ

オイラの話を聞いてくれ

どこまで働きゃ楽になる

どこまで働きゃメシ食える

建前だけは楽に見え

本音はメシさえ食う間もない

 

どこまで働きゃ楽になる

どこまで働きゃメシ食える

 

 

 

 

 

 


 

 

この山はオラの山

 

 

この山はオラの山だ

この山はオラの山だ

血まみれの手で 触れさせはしない

血まみれの足を 踏み込ませはしない

この山はオラの山だ

この山はオラの山だ

 

 

この山はオラの命 

この山はオラの命

真っ赤なオラの血が 脈を打ち

噴き出したオラの汗が 流れている

この山はオラの命

この山はオラの命

 

 

この山はオラの心

この山はオラの心

大地にしっかり 根を下ろし

天に向かって 伸びている

この山はオラの心

この山はオラの心

 

 

この山はオラの山だ

この山はオラの山だ

オラの血と汗で 息子たちを

逞しい草や木を 育てるのだ

この山はオラの山だ

この山はオラの山だ