インターンシップの推進・その風景


インターンシップは学生を成長させる!

インターンシップの目的
 当学部において、インターンシップを導入した目的は、インターンシップを体験することで、職
業や企業、官庁のことを知る切っ掛けをつかみ、自分の進むべき道を模索させると同時に、組
織人や社会人と交流することで、大学内で教えることができない様々な貴重な経験をさせ、社
会人としての行動様式の初歩を学ばせるものである。

インターンシップの各ステージ
 私が所属している環境科学部においては、インターンシップ科目を2年間の試行期間を経
て、平成15年度から専門科目として「インターンシップ」という科目名で開設した。学部3年生を
対象とした夏期集中型の選択科目(1単位)としてスタートしたものである。単位数は1単位と少
ないので、卒業に必要な単位数には影響しないが、学生達は大変興味を持っており、履修意
欲がかなり強い。
 正規科目としてのインターンシップを、目的どおりに成功させるためには、次のステージを踏
みながら、最終的な成績評価までを行う必要がある。これを実施展開していくのは大変な労力
とエネルギーが教官サイドにも学生サイドにも必要である。
 (1) 履修届の提出・インターンシップ保険等への加入(4月〜5月)
 (2) 受入れ企業探しと学生とのマッチング・受入れ先企業の決定(5月〜6月)
 (3) 事前研修と勉強会(4月〜7月)
 (4) インターンシップの実施(7月〜9月)
 (5) 成績評価(@報告書の提出、Aプレゼンテーション、B企業の学生評価結果)(9月末)

インターンシップの効果と課題
 学生アンケート調査(参考参照)を見ると、インターンシップの効果は次のようになる。
  @ 履修前後での態度、様子に顕著な変化が見受けられる。
  A 学生が進路を考えるための大いなる知験を与えている。
  B インターンシップには、学生の成長を促す効果がある。
 検討課題は、受入れ企業探しにおいて、次の2点がある。
  C 5月〜6月時点で、受入れ企業の確保が難しいこと。
  D 絶対的な受入れ企業数の不足と学生とのマッチングに関すること。

(参考) 学生アンケート調査結果(抜粋)
(1) インターンシップを受講したことによって、貴方はどのような点で成長したと
   思いますか。

        

<精神面で成長した点の例>
○仕事に対しての責任感 ○積極的に動かないと得られるものがないことが分かった。 ○人
付き合い・コミュニケーション能力 ○社会性 ○自分に自信が持てるようになった。 ○社会
人と学生の意識の持ち方の違いが分かった。 ○自分が思った事を表現できるようになった。
 ○気配り(特に外来者)  ○会社の人とのやり取りは、とても緊張したけれど、就活の練習に
なったと思う。

(2) インターンシップを経験して得たことなど

   

<良かったこと、嬉しかったことの例>
○初めて、バイトではなく、実際に社会人として働くことができ、何もかも初めての体験であった
が、仕事ができた時には、私にもできたという喜びがあった。 ○企業の方も、インターンシッ
プの内容を考えてくれたこと。 ○毎日メリハリを持って生活できてよかった。忙しい中でも親
切、ていねいに対応して下さったこと。 ○担当の方が日程を詳しく決めて下さったこと。外回り
の仕事で一般の人が行けないところに行けたこと。

<困ったこと、嫌だったことの例>
○受入れ先の方が何を学生にやらせるかを目の前で考えたこと。 ○「頼まれたから受け入
れた」という気持があったのか、私たちを見下すように話していたこと。 ○空き時間ができた
ことがちょこちょこあったのだが、それがもったいなかった。

<職業や仕事について考えてみる切っ掛けになったことの例>
○やはり環境教育関連に進みたいという意思は変わらず、しかし、他の企業でも興味をひか
れるものもあり、自分の幅を広げるきかっけになった。 ○自分の思っていた仕事と現場との
ギャップを知り職業への具体的なイメージを持つことができた。 ○もともと考えていた進路が
より身近に感じられた。 ○仕事をするということは、実際に体験して本当に大変だと思った。
インターンシップによって仕事というものがずっと身近なことに感じられた。 ○自分の向いてい
る職業を探す切っ掛けになった。 ○実習に参加する前から職業についての考えは持ってい
たけれど、学校以外の教育の場に接することがなかったので、教育の在り方そのものについ
て考えるようになった。 ○今まで考えたこともなかった職種にも興味を持つことができ、こり固
まっていた自分の意識を変えることができた。 ○事務職にしか興味がなかったけれど、接客
業に携わってみて、接客業にも興味を持て、将来、歩んでいく道に選択肢が増えた。

<卒業までに大学で学びたいことや、やってみたいことが見つかったことの例>
○人脈をもっと広げて自分の価値観を広げたい。 ○大学の講義の中だけにかかわらず、も
っと外にも目を向けて、残りの大学生活の中で自分がやりたいことをしっかりみつけていきた
い。 ○ゼミのことをしっかりすると共に、公務員試験の勉強を進める。あとは仲間との時間を
大切にしたい。 ○毎日のように日記を書こうと思った。本を沢山読もうと思った。そして時に
は遊ぶことも必要だとも思った。 ○現在研究している内容の意義について再考しなければな
らないと実感した。 ○自分の興味のある水の分析についてもっと知識を学びたい。 ○人と
のコミュニケーション能力や知識を増やすという事を日々の生活の中で気をつけたい。 ○知
人など社会人の人たちともっと接触する機会を増やし、就職のみではなくさまざまな話をしたい
と思った。 ○屋上緑化など、都市空間の創造について勉強してみたいと思った。 ○教育の
場は学校だけではないと分かったのでこれからは幅広い視野を持って何にでも積極的にチャ
レンジしていきたいと思う。 ○自分が将来どういう企業で働きたいかイメージがつかめるよう
になったのでそれら企業についてもっと調べたいと思う。








































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