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オーバーホール シマノ/アンタレスDC7 分解・洗浄

今回はアンタレスDC7のオーバーホール(OH)をします。
このページは分解・洗浄編です。
何か質問ありましたらメールください。
1.工具の準備
 各工具はアンタレスのときとほぼ同じです。
 ※今回はスパナとつまようじは使いません。
 ※シマノの釣り具用油脂類一覧 (pdfファイル、要Adobe Reader)
2.スプール部の分解
 まずはいつものようにカチっとサイドプレートをオープン。
 まさかこれが出来ない人はいませんよねw

 最初にDCユニットのネジが見えるので、これを外しちゃいましょう。 このときの注意は、当たり前ですがネジを舐めないようにすること。 このネジは軟らかくて潰れやすいようなので、マイナスドライバーを使うのが無難でしょう。

 無事ネジを外したら、DCユニットとスプールを取り出します。傷を付けたりしないように、細心の注意を払いましょう。 このあとはパーツを落としたりなくしたりしないように、ケースなどに入れておきます。 全工程共通です。

 ここまでは楽勝でしょう。これすら苦戦した方は、素直にメーカーオーバーホールに出すことをオススメします・・・。
3.ハンドル周辺の取り外し
 リテーナーのネジを外します。
 ここはマイナスドライバーしか使えません。

 外した部品はケースに入れておきます。
 ソケットレンチ(10mm)を用いてハンドルナットを外します。 ペンチでもできないことはないですが、激しく傷が付く上にやりづらいので、100均でレンチを買ってきましょう。 いくつかのサイズがセットになっているものが便利です。

 外した部品はケースに入れておきます。
 手で回してドラグナットとメカニカルブレーキを取り外します。 ドラグナット部は、ワッシャーとベアリング、場合によってはローラークラッチパイプも一緒に外れてくる場合があります。

 外した部品はケースに入れておきます(しつこいけど書き続けるよ)。
5.ハンドル側サイドプレートの取り外し
 写真の矢印のネジを外します。これら3本のネジは長いドライバーを使う必要があります。 これらのネジは長さがそれぞれ違うので、組み立てる時に注意が必要です。

 外した部品はケースに入れておきます。
 3本のネジを外すと、ギアにアクセスできます。この点は初代アンタレスに比べたら格段に簡略化されました。

 初代は、7本も外す必要がありましたからね・・・しかも組むのが面倒だし・・・。 さすがに、メーカーの修理担当者もいちいちそんなことをしてるのが面倒だったのでしょう。 定かではありませんが、社内でクレームがあったのかもしれません(笑)

 外した部品はケースに入れておきます。
6.メインギア周辺の取り外し
 フタが開いたのでピニオンとメインギアなどを外します。
 写真ではメインギアにドラグワッシャーが入ったままですが、洗浄の際は外します。

 外した部品はケースに入れておきます。
 矢印部のネジを外します。 1本、この写真ではメインギア軸の陰になって見えないですが、全部で4本外しましょう。
 すると、メインギア系の部品がほとんど外れるようになります。
 部品を外すとこのような感じです。 この写真を撮った時点では外し忘れていますが、ピニオンが入るベアリングもこのとき外します。 よって、実際にはこれよりも1点部品が多くなります。

 外した部品はケースに入れておきます。
7.レベルワインダー部の取り外し
 この部分はアンタレスのときと同じなので画像を流用させていただきます・・・。 っていうか、撮り忘れただけです、ゴメンナサイ。
 Eリングをペンチを使って押し出しましょう。傷がつく?気にするほどのもんではないです。

 外した部品はケースに入れておきます。
 Eリングを外したら、リールの後ろ(サムバー側)から長いドライバーを入れて、レベルワインダー後部の銀色のカバーを回して外します。 すると、レベルワインダーの部品が全部外れるようになります。写真にはないですが、 レベルワインダーのピン、ブレーキ側のフタ?(名称分かりません)もあります。 組み立て時に間違えなければ大丈夫です。

 外した部品はケースに入れておきます。
 同じ要領でメインギア軸に組まれているEリングを外し、 白いギアとベアリング、金属プレートをばらします。

 外した部品はケースに入れておきます。
8.部品の掃除
 以上で分解は完了。ローラークラッチ(瞬間ストッパー)も外せるみたいですが、今回はそのままにしてます。

アンタレスより簡単だったなぁ。

 外した部品はケースに入ってます。
 ベアリング以外の全ての部品を掃除します。 オイルやグリスが付着しているギア・ドラグワッシャー・ローラークラッチなどは特に念入りに、 パーツクリーナーを吹き付けて完全に油脂を拭き取ります。

 この作業はもう、気が済むまでやりましょう。 脱脂後、ギア類は超音波洗浄器でさらに細かい金属摩耗粉を落としてやるとさらにGOOD!
 ちなみに超音波洗浄器にかけるときは、普通の水道水を使っています。 脱脂後なので水でも問題ナシです。
 洗浄後はきちんと乾燥させます。

 ベアリング以外は・・・と書きましたが、これはちゃんと理由がありまして。

 今までも何度か洗浄したことはあるのですが、回転は軽くなってもゴロが残ることが多かったのです。 このため、私の見解ではベアリングはゴロが出たら新品に交換したほうがいいと考えています。

 ちなみにアンタレスDC/DC7はS-ARBですが、自分で交換する時は普通のベアリングで充分です。 安いですし。 普通のでも基本的にはオイルやグリスで表面を保護してる訳ですから、水洗いして塩分を流せば全く問題ありません。 ARBが異常なまでにサビに強いだけです。
 取り寄せる際は、きちんとサイズを確認しましょう。
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