日本で特に人気の高い、マルコス・ヴァーリ10作目のアルバム。個人的に、エリス・レジーナの『Elis Regina In London』と並んでブラジルものの最高傑作と位置づけている作品です。中毒性が高すぎて、とにかく一度聴いたら当分の間は抜け出せません。
初めて聴いた時は、あまりに完璧な楽曲とアレンジ、ミックスに度肝を抜かれました。愛らし過ぎる人をくったメロディ、琴線に触れるコード使い、アジムスの卓越した構成力が光るバッキング・トラック、アープやモーグによる超クールなリードやSE・・・。全てが洗練されていて、可愛くて、そして美しいです。ポスト・ロックを通過した耳には、その原点とも言うべき音像処理もまさに衝撃でした。
イントロやブリッジの展開が魅力的な『Flamengo Ate Morrer』、サビが印象的な『Nem Paleto, Nem Gravata』、ハイラマズの作品と言われても信じそうな『Mais Do Que Valsa』、クラブ受け抜群の『Mentira』などなど、好きな曲を挙げれば枚挙にいとまがありません。
ジャケも大好きですね。夏の定番は、もうコレしかありませんよ! (Jan 2006) |