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Film ing
Bugge Wesseltoft
2004/NOR 【Jazzland】
ノルウェーのジャズ・シーンに留まらない活躍で、ここ日本でも注目されつつあるキーボーディスト、ブッゲ・ヴェッセルトフトの2004年度作品です。
彼を語るにあたって、常に冠として付きまとうキーワードは“未来派ジャズ”。ここで言う未来派とは、いわゆるクラブ・ミュージック的なニュアンスをバランスよく配する彼の手法から連想される要素だと思います。このテのアプローチが安易に使われてしまう例も多い中で、ブッゲの場合は深い知識と確かなテクニックがベースとしてあり、それが音楽的に機能している為、どんな手法を用いても安っぽくなったりしません。DJ系が作ったクラブ・ジャズに比べ、さすがに立体感で勝りますね。ミュージシャンの強みです。
僕はこのアルバムの空気感がとても気に入っています。極寒の空との強いコントラストを生み出す深みのある音色。そんな北欧ならではのムードが漂う『Skog』が特に好きです。 (Jan 2006)
A Joyful Noise
Unto The Creator
Galliano
1992/UK 【Talkin Loud】
ご存知ジャイルス・ピーターソンが興した「トーキン・ラウド」レーベルが最初に契約したグループが、このガリアーノでした。アシッド・ジャズ・ムーヴメントの牽引役として大いにシーンを活気付け、とりわけグループの顔であったロブ・ギャラガー(後にトゥー・バンクス・オブ・フォーを結成)はカリスマ的な存在でありました。
さて、ガリアーノの2ndアルバム『A Joyful Noise Unto The Creator』ですが、先日久々に聴いてみたところ、実に新鮮かつカッコよく響いてきました。リリースから実に15年もの時を隔てているにも関わらず、古臭さをまったく感じなかったのは意外でした。いえ、確かに15年くらい寝かせた方がブームも一周して、色んな保険もきいたりして、割と抵抗なく聴けたりするものではあります。ただ、感性豊かだった(?)若き日に体感したムーヴメントを、当時以上の感情移入をもって改めて楽しめる例は少ないと思うのです。
分析するに、多分あの頃は本作の意義を実感するには僕個人も世の中も成熟が足りなかったのではないでしょうか。思えば、本作でガリアーノが取り上げているファラオ・サンダースやアーチー・シェップ、あるいは前作で取り上げたダグ・カーンといったスピリチュアル・ジャズやレア・グルーヴの文脈で再評価を受ける面々のことを、ジャイルスやガリアーノから学んだ部分は大きいわけですから、90年代以降の価値観を決定付けた、まさに早すぎた傑作であったと言えるでしょう。今こうしてファラオや「ブラック・ジャズ」レーベルなどを体感し終えた耳でガリアーノを聴いているから、その志の高さを改めて理解できるのかも知れません。
実際、ファラオとアーチーを下敷きにした傑作トラック『Prince of Peace』、『Jus' Reach』はスピリチュアルで重厚でグルーヴィな、本当に素晴らしい出来栄えですね。正直、中盤以降はさすがに時代を感じさせる作品もあるんですが、前半は今も色あせない好トラック揃いです。例えば『Skunk Funk』は、カーリーン・アンダーソンによる、一聴して彼女のそれとわかるソウルの宿った歌声が感動的ですし、人気の『Jazz!』はなかなかタイトに決まっているジャズ・ファンクです。
元スタイル・カウンシルのミック・タルボットがプロデュースを務め、ほとんどのトラックで鍵盤を弾いているのですが、彼の経験値こそが、ロブの舵取りをよりブレないものへと導いたのでしょう。 (Jan 2008)
Hi Note
Gerardo Frisina
2003/ITA 【Schema】
世のジャズ・ファンはその多くがヨーロッパへと関心を示している様で、時流に乗ってというワケでは決してないのですが、僕も洗練されたヨーロピアン・ジャズがブームだったりします。そのキーマンたるクラーク=ボーランやサヒブ・シハブに聴き入っていく内、辿り着くのは決まって「スケーマ」のDJ/プロデューサーであるジェラルド・フリジーナなのです。
そういえば色々な人が薦めていたな、なんて思い出しながらレコード屋さんでよく見かけた青いジャケットを買って帰ると、なるほど、クラブ仕様の素敵なラテン・ジャズが踊りだします。しかも生音中心で、クラブ仕様と言っても単調さとは無縁の本格派!クレジットを見れば、ジャズマンが集結してその腕を振るっている様です。その上でボトムの強化など今日的なミックスが施され、単なる懐古趣味になっていないところが、“敢えて”クラーク=ボーランでなくジェラルドをチョイスする意味合いを持たせていると思います。特にベースの使い方なんて、いかにも若い層にはハマリがいいハズです。
アートワークもカッコ良すぎですし、何より本人のジャズに対する知識量と愛情がハンパじゃない点(著名なコレクターでもあるそうですし)で、断然信用できようというものです。 (Jan 2007)
in time
Kaoru Inoue Presents
Chari Chari
2002/JPN 【Toy's Factory】
井上薫のソロ・プロジェクト、チャリ・チャリの傑作2ndアルバムです。
ワールド・ミュージックに造詣の深い井上氏らしく、世界各地に根ざしたリズムやフォーク的エッセンスから良しとするものだけを厳選・抽出。クラブ・ミュージックのクリエイターであり、またDJでもある自らのバックボーンに掛け合わせることで、結果、崇高とも言うべきスピリチュアルでハイブリッドなアルバム作品に仕上げることに成功しています。その手法は決して新しいものでも奇抜なものでもありませんが、音楽への情熱と優れたバランス感覚によって、クラブ・ジャズ、ハウス、あるいはワールド・ミュージックやニュー・ウェーヴにまで至る幅広い層のファンに評価されています。
本よりオーガニックな素材使いに定評のある氏。ここでも、リオ・デ・ジャネイロに出向いて録音してきたというブラジルのパーカッションをフィーチャーし、打ち込みでは出せないグルーヴを楽曲に取り入れたりと、ウワサに違わぬ手腕を発揮しています。それでいて、シンセ・パッドの白玉を敷いたりする大胆さもあって、単なるワールド・トラディショナルの寄せ集めで終わらないのがいいですよね。
今も色褪せない名トラック『Aurora』は、小島大介による風通しのいいアコギが美しいブラジリアン・フュージョン。井上氏の緻密なエディットが冴える雄大な『Sound Of Joy』は、ジャズ〜ハウス〜チルと様々な表情を楽しめる、個人的に一番のお気に入り。どちらも必聴です。
インドから南米、北米、日本、そしてアフリカへ・・・。このアルバムがもたらす脳内世界旅行はとてもスケールの大きなものです。もしこの1枚に10代で出会っていたとしたら、『Child's View(竹村延和の1stソロ)』と同様に強く影響を受けたかも知れない、そんな風に思えるほど素晴らしい作品です。 (Apr 2006)
Keb Darge Presents
The New Mastersounds
The New Mastersounds
2001/UK 【Cooker】
現代の最強ジャズ・ファンク・バンド、ニュー・マスターサウンズの1stアルバムです。イギリスのDJ、ケブ・ダージのレーベルからリリースされましたが、現行品は「Cooker」レーベルよりリイシューという形になっています。
とにかくジャズ・ファンク好きなら卒倒間違いなし、ドラムス、ハモンド、ギターとも完璧なまでに気持ち良いサウンドとハネ具合です。特に近年録音された生ドラムの良いヤツを探している人には、これ以上ないハマリな1枚になるでしょう。本人たちが公認しているかは知りませんが、抜きどころも満載ですよ。デッドに録れたソロ、フィルが惜しげもなくバンバン登場します。グリグリのハモンドも楽しめますし、ゲスト・ヴォーカルを交えたトラックでも、徹底して黒くてファンキーな歌をフィーチャー(インストの方が好きですが)。もちろんホーン・セクションも出てきますし、もう至れり尽くせりなのです。
中域の押しが強い、アナログ・コンプレッションの匂いがするサウンド・デザイン。共振するスネアが聴こえる、一発録音のパワー(おそらく効果として共振ノイズだけを後付けしたワケではないと思うんですが、どうでしょう?ただ、全てが一発録りという意味ではなく、当然オーヴァー・ダブしたパートもあります。念のため)。楽曲もいいし、これは買いの1枚でしょう。 (Jan 2006)
Child's View
Nobukazu Takemura
(竹村延和)
1994/JPN 【bellissima!】
竹村延和(竹村ノブカズ)氏は、僕が世界中で最も敬愛するアーティストです。個人的に、氏の最高傑作と位置づけている1stソロ・アルバム『Child's View』は、すなわち、あらゆる音楽作品の中で最高傑作ということになります。この1枚だけは僕にとって、ザ・スミスでもコルトレーンでも凌駕することが出来ない、特別で大切なものなのです。
そのストイックかつイノセントな作風で、今や世界中が評価する竹村氏も、もともとはコレクター気質なDJでもありました。そんな豊富な知識を持つ氏でしたが、東京で陥りがちな“過多な情報に左右される”制作スタイルに疑問を感じて、スタンスを一変させていくわけです。ソロ活動をスタートする以前から、氏が提供する作品には音楽への愛情とも言うべきピュアネスが底流してはいましたが、より子供目線に近い、飾らない作風にシフトする直前の「知性(=豊富な音楽的素養と、それを実現するためのプロフェッショナルな方法論)」と「感性(=アルバム・タイトルに顕著な、純真さへの憧れと自らの開放)」とが奇跡的なバランスを保ちながら、あまりに美しく融合した、まさにこのタイミングでしか生まれ得なかった1枚が、『Child's View』なのです。大袈裟な表現に辟易する方もいらっしゃるでしょうが、事実この作品によって人格に多大な影響を受けた人間もいるくらいですから(僕です!)、ちょっとアツくなるのもご勘弁頂ければと思います。
さて、具体的にはどんな音楽かと言いますと、ベースとなっているのは当時の氏が傾倒していたであろうジャズ、ブラジル、ヒップホップ、現代音楽らをミックスしたものでして、知的でストレンジな構造美が次々と展開されていく様は圧巻です。アコースティカルな音色がサンプル素材として神経質に厳選され、氏が目指したという「10年後も聴ける音」という目論見は十分に果たされたと言えるでしょう(例えオーガニックなサンプルでも流行り廃りはあるもので、人によってはスネアやベースに経年劣化を感じるコトもあるかも知れませんが、そこを云々言うのは本質を欠いていますしね)。A-DAT(当時主流だった、テープ式デジタルMTRです)のやりとりを中心に、ロンドンやパリでのセッションも敢行し、Dee-C-LeeやハウイーBといった多くのフィーチャリング・ゲストやスタッフが参加しており、竹村氏が後にプライベートな作風を中心にしていくことを思えば、こうした“人”を数多く介在させている点が、今日との最も大きな差異かも知れませんね。このロンドン&パリ・セッションは結果的に、作品にヨーロッパ色と立体感を付加し、『Child's View』の品格そのものを向上させたのだと僕は思います。
ジョン・コルトレーン、ファラオ・サンダース、マッコイ・タイナー、アーチー・シェップ、川崎燎といった偉大なる才人たちへのリスペクトの念を明らかにしながら、これまでにどこにもなかった、信じ難いクオリティとイノセンスとを両立させた芸術作品を作り出した竹村氏。その凄さは僕のような凡人では到底表現し切れませんが、生涯に渡ってアツく語り続けることだけは間違いなさそうです。この出会いに感謝しながら。 (Nov 2007)

( →その他のNobukazu Takemuraレビューページ)
Spiritual Vibes
Spiritual Vibes
1993/JPN 【bellissima!】
竹村のぶかずさんが中心となって活動していたユニットの1stアルバムです。
氏がおそらく最もジャズに傾倒していた時代(の終盤?)に発足したであろうこのスピリチュアル・ヴァイブスは、日本のクラブ・ミュージック・シーンを大きく成長させるほどの存在でした。本作を始めとする彼らの作品は、当時の国内クラブ・ジャズ・シーンでは抜きん出た完成度を誇っていたのです。
ここでの氏は、かなり本格的に生のジャズに取り組んでいます。とは言え、DJ出身だけに常にクラブ・マナーがベースにあり、保守的なジャズに終始することはありません。もちろん、自らのルーツでもあるヒップホップの要素も見て取れます。
いま改めて聴き返してみて実感したのは、一聴して氏の作品とわかる音色やアレンジは既にこの時点でひとつの完成形に達しているということ。例えば『One Blue Moment』や、シングルでもある『Scheme Supreme』といったエヴァーグリーンな名曲は、当時の竹村さんでなければ出せない透明感に溢れています。
この1stは、竹村さんの大ファンとなった時期にリリースされた作品だけに、個人的な思い入れはハンパじゃありません。音楽だけでなく、アートワークから佇まいに至るまで本当に憧れていました。とても大切なアルバムです。 (Jan 2006)
Newly
Spiritual Vibes
1994/JPN 【bellissima!】
スピリチュアル・ヴァイブスの傑作1stシングル&アルバムを下敷きにした、リミックス・アルバムです。
この当時は割と安易なリミックス作品が世に氾濫していて、まさに珠玉混合だった時代。竹村さんも多くのリミックスを担当していましたが、「リミックスと言っても、新たに作曲しているに等しい行程を踏んでいる」といった趣旨の発言(表現はうろ覚えです。ニュアンスだけ捉えて頂ければ幸いです)を本人も残している様に、さすが彼の手掛けたものは他と一線を画す芸術作品が多かったと記憶しています。そんな“意識の高さ”を持つ竹村さん率いるスピリチュアル・ヴァイブスのリミックス・アルバムとあって、ニュー・アルバムといって差し支えのない、新鮮かつ完成度の高い1枚に仕上がっています。中でも注目は、ケニー・ドープ(!)による『Hiding Place (My Melody Mix)』。繊細なジャズのヴァイブとアブストラクト・ヒップホップとが噛み合った見事な出来栄えです。原曲(1stアルバム『Spiritual Vibes』に収録)も良かったですが、ケニー版も素晴らしいですね。他にも、初期の代表作『Scheme Supreme』や1stシングルの隠れた名作『Pupa』などが取り上げられており、ボトム・エンドが強化されたフロア・ユースなミックスに生まれ変わって収録されています。
しかし何より、当時の僕が本作に入れ込むきっかけとなったのは、冒頭に収められた新曲『Idyllic』の存在でした。Kikuの朴訥なヴォーカルがジャジィ&フォーキーなバッキングに溶け込む様がとても瑞々しく感じられたことをよく覚えています。スピリチュアル・ヴァイブスが奏でるサウンドの個性である、ざっくり手ごたえのあるアコースティックな響きと透明感は、とりわけこの『Idyllic』で際立っており、当時の彼らからしか生まれ得なかった名トラックと言うことが出来そうです。もう1曲の新作である『Ripple』は、1stアルバムの質感に近いヴォーカル・ジャズ。いわゆるDJ的なクラブ・ジャズとは一味違うミュージシャン・シップに溢れた作品で、こちらも必聴です。
ジャケットのデザインにも、当時多大な影響を受けました。竹村さんの作品の中でも思い出深いレコードのひとつです。 (Jun 2010)
Future Listening!
Towa Tei
1994/JPN 【Gut】
元ディー・ライトのテイ・トウワさんが1994年にドロップした、ソロ名義での第一弾アルバム。以前からスタイリッシュなサウンド・メイクで知られる存在でありましたが、本作をもってそのオンリー・ワンの個性が確立されることとなります。
今改めて聴き返してみると、この時点で既にモンド&ラウンジィなネタ選びやアレンジに着手している先見の明に驚かされます(もっと言えば「Future Listening!」というコンセプト自体が多分にラウンジ感を含んでいますよね)。ディー・ライト時代から得意としてきたハウス、ヒップホップ、ファンクといった要素を下敷きに、ボサ、テクノ、ブレイクビーツ、ラガ、ジャズなどあらゆるジャンルのエッセンスを盛り込んだ格調高いアルバムに仕上げており、その趣味のよさに多くのクリエイターが心酔したのでした。
クレジットも超豪華!坂本龍一、細野晴臣、松武秀樹といったYMO絡みの面々に加えて、立花ハジメ、清水靖晃、サトシ・トミイエ、高野寛、スカパラの沖祐市、SP-1200の盟友・森俊彦。ヴォーカル陣にアート・リンゼイ、ベベウ・ジルベルト、ピチカート・ファイヴの野宮真貴などなど、インナー・スリーヴを眺めるだけでも楽しくなってしまいます。
いわゆるDJ出身のクリエイターが手がけたクラブ・ミュージック仕様のポップスというのは、往々にしてガタガタとした歪(いびつ)な代物が多いものですが、この『Future Listening!』は完成度の高いスムース・サウンドばかり。これは、先述の一流ミュージシャンたちが音の肉付けを担っていることと無関係ではないでしょうが、それもテイ・トウワさんのハンドリングあってこそ。このクオリティを保ちながら、クラブ・ミュージックとポップスの両フィールドで受け入れられるアルバム作品を発表できる人なんて、それこそテイさんとファンタスティック・プラスティック・マシーンくらいしかいないのではないでしょうか?
以降、代名詞ともなるアゴに指を添えたポーズのアート・ワークも印象的な、エポック・メイキングな名盤です。 (Nov 2009)
Road To Freedom
Young Disciples
1991/UK 【Talkin Loud】
1990年前後、世界中のミュージック・シーンに影響を及ぼしたアシッド・ジャズ・ムーヴメント。その最重要レーベルであった「トーキン・ラウド」から91年にリリースされたのが、ヤング・ディサイプルズ渾身のこの1枚です。
グループの中心人物で、ヴォーカルを務めるのはカーリーン・アンダーソン。父親がJBチームに在籍したボビー・バード、母親がシンガーのヴィッキー・アンダーソンという彼女こそ、志を受け継ぐべくして現われたと言って過言でない人物で、ディサイプルズ解散の後も、現在まで第一線で活躍中なのはご存知の通りです。そんなカーリーンのヴォーカルは本当にスピリチュアル!これを書くにあたって改めて聴きなおし、時代を超越する彼女の歌声に正直、感動しました。サンプリングの使い方など、さすがに経年劣化はありますが(むしろ、そうであるべきだと思います。シーンの中核を担う者の宿命ですから)、『Get Yourself Together』や『As We Come(To Be)』などでの歌声は、今聴いてもまったく遜色がないわけです。これは驚くべきことですよね。例えば「ブラック・ジャズ」や「トライブ」をかつて体感した人たちと同じ様に、僕らの世代でも本物のスピリチュアル・ジャズにリアルタイムに触れていたことになるのですから。
名曲中の名曲、16分に及ぶ『Freedom Suite』は必聴のスピリチュアル・チューンです。 (Jan 2006)


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