オールドタイミー系の女性SSW、エイドリアン・ヤングの2ndアルバムです。メジャーなのかマイナーなのかすら知らない予備知識なしの状態で、店頭でたまたま見かけてジャケ買い。最初にプレイヤーにかけた時は「及第点くらいかな」なんて思ったのですが、何故か何度も聴きたくなってしまう魅力があって、今ではすっかりハマってしまいました。普段積極的に聴いている音楽とは違うジャンルであったことも僕には新鮮だったのかも知れません。
彼女はプロデュース/作詞作曲もこなすヴォーカリストで、かなりの頻度で自らバンジョーやギターも弾いています。トラッドやグレイトフル・デッドのカヴァーもある一方で、オリジナルの出来栄えもキャッチーでとてもいい感じ。アルバム全編を通じてフィドルやバンジョーをフィーチャーしたアレンジで統一され、近年ますます再評価されるオールドタイム・サウンドを楽しみたい方にオススメしたい1枚です。
アナログ・レコーディングも彼女のこだわりの様で、オタリのマルチ・トラックが採用されています。ただ、個人的にはもっとウォームでもよかったのに、なんて贅沢な感想も持ってしまいました。確かに現状でもアナログの良さは出てはいますが、例えばエフェクティヴなくらいのアナログ風演出があるとか・・・。まぁ、飛び道具になってしまっては本末転倒でしょうから、クリアな録音で正解だったのかも知れませんね。いずれにせよとても好きな作品です。 (Apr
2006) |