60年代アメリカのソウル系ガール・グループ全盛時代を彩った、ロイヤレッツの1stアルバムがこの度リイシューされました。オリジナル盤の復刻はこれが初めてで、例によって「セレスト」さんの良い仕事の一つです。
ロイヤレッツは2枚のアルバムをもって解散してしまった短命なグループだったのですが、バカラックとも並んで称されるメロディメーカー/アレンジャーのテディ・ランダッツォが手掛けたこともあって、近年、レア・グルーヴやソフトロック畑で再評価され、俄かに注目が集まっています。プロデューサーでもあるテディの手腕はさすがで、良質でキャッチーな楽曲と華麗なオーケストレイションを用いて作品性を高めることに成功しています。
テディばかり褒めてしまいましたが、ロス姉妹を中心とした彼女たち4人もなかなかに魅力的です。例えば、アマチュア時代から18番にしていたという『He’s Gone』などは、コンサバに終わりそうなところなのに、歌で聴く者を引き込んでいくところまで到達しています。
ルグランのカヴァーをしっとり聴かせる『Watch What Happens』、力強いロック・ドラムが印象的な『Out Of Signt,Out
Of Mind』、テディの作曲能力、アレンジ力が存分に発揮されている表題曲『It's Gonna Take A Miracle』、サビでのたたみ掛けが聴きどころの『Poor
Boy』などはとりわけ好きなトラックです。 (Jan 2006) |