special issue: 
The Smiths 

L to R 
Morrissey (Vo)
Mike Joyce (D)
Johnny Marr (G & P)
Andy Rourke (B)


The Smiths(ザ・スミス)が、7インチ・シングル『Hand in Glove』(右写真)でデビューしたのは、今から20年以上も前、1983年のことでした。モリッシー、ジョニー・マー、アンディ・ローク、マイク・ジョイスの4人がマンチェスターで結成したバンドで、87年の解散までの数年間に、インディ・ファン、メジャー・ファンを問わない多くの熱狂的支持を得て、「ロックにおける空白(実際はそんなことはないのですが)の時代」とも言われる80年代中〜後半に、大いにシーンを活気付けました。バンドの顔であったモリッシーは、メガネに補聴器、ポケットには花という、これまでの価値観を覆すアンチ・ヒーロー的な出で立ち、ヨーデルばりにフラットする歌声、自虐的で、或いは辛辣な世俗批判を文学的に綴る歌詞で、一躍カレッジ・チャート系のリスナーを虜にしてみせました。また、サウンド・デザインや楽曲を一手に引き受けるギタリスト・マーは、ポップスへの愛情と知識を見事オリジナルなフレーズに結実させ、モリッシーと並ぶカリスマとなりました。こうした豊かな才能を抱えたThe Smithsは、そして、これまでの多くの才人達が辿った様に、拮抗と疲弊の末に自滅していくのです。しかし、解散の後20数年が経つ今も尚、The Smithsの残した音源を身の拠りどころにする者が世界中に絶えません。モリッシーが名曲『There is a Light That Never Goes Out』で歌い上げた「決して消えない光がある」、それを奇しくも、自ら証明してみせたかの様に。


The Smiths名義で録音された
全曲のレビューを目指します。

The Smiths名義で録音された
全アルバムのレビューを目指します。

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