フェラ・アニクラポ・クティと、ロイ・エアーズ。そんなゾクっとする様な合体が実現していたなんて、初めてセコハン店で知った時は何とも興奮しました。
両面にそれぞれ1曲ずつが納められ、A面の『2,000 Blacks Got to Be Free』はエアーズの楽曲で、B面の『Africa -
Centre of the World』はフェラ・クティの楽曲が採用されています。どちらもコンポーザーがヴォーカルを務め、プロデュースは共同で行っています。フェラはサックスを、ロイはヴィブラフォンを両方の楽曲で披露している他、バッキングはアフリカ70バンドが担当。故にアフロ・ビートを下敷きにロイのクールなエッセンスが加わった感じで、決して企画先行の薄っぺらい音楽に陥ることなく、期待通りの化学反応を起こしてみせてくれています。さすがですね。
『Centre of the World』も文句なく素晴らしいのですが、僕が特に気に入っているのは『2,000 Blacks〜』。ハウス・ファンをも魅了する本作は、アッパーなアフロ・ジャズ・ファンク。パーカッション陣と、ディスコティックなベース・ラインが魔性の高揚感を生み出し、グルーヴにこだわるフェラ&ロイの面目躍如といったところでしょうか。スピリチュアルかつ、最高に気持ちのよい1曲になっています。 (Oct
2007) |