この左右の違いを判別するための基準は、現在『咬合』の学問でも臨床でも一般化されていないものです。

歯の「かたち」と「ならび」に左右の違いがある場合。(前頭面 後方から見て)

上下合わせた模型と見立て、上下分割した四角錐のモデルです。 (後方から見ています)

開けますと、前歯は水平面と平行、臼歯は水平面と比較し右下方面と見立て、分割されています。

歯科特有の、模型を後方から分析する方法です。上のモデルは一般的によく見られる歯列の形態であり、前歯は左右平行ですが臼歯はほんの少し右側が下がっている、もしくは左側の彎曲がキツメの歯列の例です。
ご覧のように、片側が低くなっているの
が分かると思います。これは歯列 「ならび」 だけにいえる事では無く、小臼歯 大臼歯 合わせて16本(20本)、すべて特徴や個性のある歯牙の形 「かたち」 らにもいえる事です。
これら実際には、顎が前後 左右 上下に多様移動をしますと、物理的に軟組織の靱帯や口腔周囲筋の作用と相俟って、お口の中では、接触しやすい面 空隙になりやすい面 が現れます。つまり、これは右側と左側の高径に差が出来、高径が低い側はディスクルージョンしやすい事を意味し、「顎の編位」の要因となります。移動する方向によっては他の歯牙や靱帯や口腔周囲筋に負荷が加わることも想像できるかと思います。
(左下方面は、こちらのと考えて下さい)

参考

左右側方ににズラしますと、一方が低い事が分かるかと思います。同じく、歯の「かたち」と「ならび」にもいえる事です。

(多くの先生方や著名な方ともお会いしましたが、お口の中の硬組織軟組織の物理の違いを認識している方が殆どいらっしゃいませんでした)

下顎を少し後ろにズラして合わせますと、左側が低く傾いています。

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