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実話をもとにした映画や、不条理なストーリーの映画が好きです。
中でもお勧めの作品をいくつかご紹介しましょう。
| 仕立て屋の恋 ⇒映画の詳細を見る | |
パトリス・ルコント監督/ミシェル・ブラン他/1989年/フランス 推理作家ジョルジュ・シムノンによるサスペンス『イール氏の婚約』を映画化したものですが、この映画はサスペンスというより、若干ストーカーじみた主人公(凶暴性は無い)の恋物語。 ルコント監督は確か、『髪結いの亭主 |
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| ダンサー・イン・ザ・ダーク ⇒映画の詳細を見る | |
ラース・フォン・トリアー監督/ビョーク他/2000年/デンマーク ストーリーは不条理そのもの。何度見ても重い気分になります。 音楽もビョークが手がけていて、オープニングから聞かせてくれます。ホルンの朗々とした響きが素晴らしく(映像がDVDでは劇場公開時と異なっています)、編曲も彼女がやっているのでしょうか、もちろん努力もあるのでしょうが、才能って神様からの贈り物なのだなあ、と思います。彼女は気分の変化が激しい人らしく、監督の「撮影苦労記」が特典で収録されていました。『ファーゴ』で極悪人を演じていたピーター・ストーメアがこの映画では心優しい恋する男になりきっていて、役者ってすごいの一言です。監督の意向で、この映画について触れるときはその最後について絶対に言及してくれるなとされていまして(他の映画についてもラストシーンについて具体的には触れていませんが)それくらい衝撃的な終わり方です。 |
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| 奇跡の海 -Breaking the Waves- ⇒DVDの詳細を見る |
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ラース・フォン・トリアー監督/エミリー・ワトソン他/1996年/デンマーク 途中、主人公ベスとその夫ヤンのベッドシーンがあるのですが(場所がベッドでない場合もありますが)、ヤンの股間にモザイクがかかっている箇所がありました。役者って、羞恥心があったらできないなと思わせられる作品で・・・ というだけではなく、この作品のテーマは愛、信仰、性。ベスには感情が高ぶると押さえがきかないなどの問題があり、また若干知恵の足りない女性でとても「弱い」存在なのですが、罵られても村八分にされても、愛と信仰を貫くベスの姿は崇高です。多分ロケ地はスコットランドでしょう。荒涼とした光景がとても美しいです。 |
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| ファーゴ -FARGO- ⇒映画の詳細を見る | |
コーエン兄弟監督/ピーター・ストーメア他/1996年/アメリカ 極寒の田舎町で実際に起こった、寒々しい事件をもとに描かれた映画で、題名になっている「ファーゴ」はノースダコタ州東部の町の名前です。ストーリーはアメリカ合衆国北部のノース・ダコタ州とミネソタ州を舞台に展開し、見るからに寒いシーンが続きます。皆厚着で着膨れして、周囲は雪だらけ。しょっちゅう凍りついた車のフロントガラスをガリガリやってます。 お金欲しさに企んだ偽装誘拐は予期せぬ冷酷な殺人事件に発展し、犯人を追い求める警察署長マージは衝撃のウッドチッパーを目撃します。実際に事件で亡くなった方のご冥福をお祈りしましょう。 何を考えているのかよくわからない不気味で残酷でパンケーキ好きな男を演じるピーター・ストーメア、「変な顏」の殺人犯を演じるスティーブ・ブシェミがとてもいい感じです。スティーブ・ブシェミは『コン・エアー |
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| イングリッシュ・ペイシェント -English Patient- ⇒DVDの詳細を見る |
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アンソニー・ミンゲラ監督/レイフ・ファインズ、ジュリエット・ビノシュ他/1996年/アメリカ 一言で言ってしまえば不倫の話です。個人的には不倫は好きではないのですが、ここまで美しく描かれれば魅了されざるを得ません。でも、結婚している夫婦の愛は当たり前すぎなので・・・不倫だからこそ映画で描く価値があるのでしょう。とはいえ、現実に愛し合っている夫婦がどれほどいることか。日本の離婚率はどこまで上昇するか、ご注目あれ。 背景がとても美しく、第二次世界大戦中の激動の時代、二つの異なる時間軸を中心に、イタリア、カイロ、砂漠で、それぞれに美しく壮大な景色を背景にストーリーが繰り広げられます。インド人キップを演じるナヴィーン・アンドリュースは確か、『カーバ・スートラ』でスケベな王樣役をやっていた気がします。レイフ・ファインズ演じるアルマシー伯爵がとってもかっこよすぎですっかりファンになりました。ジュリエット・ビノシュがまた可愛くていい感じです。 |
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| シザーハンズ -edward SCISSORHANDS- ⇒映画の詳細を見る | |
ティム・バートン監督/ジョニー・デップ他/1990年/アメリカ 確か、ジョニー・デップ初主演の作品です。厚化粧で素顔がわからないにもかかわらず当時中学生だった私はすっかり魅了されてしまいました。でも、ハサミの手の男・エドワードがジョニーデップだと気付いたのは数年後でした。今ではベテラン俳優のジョニー・デップですが、時折報道される珍事には「この人って一体・・・」と微笑ましいやら呆れるやら。どこまでも魅力的です。ウィノナ・ライダーも出演しています。数年前万引きで捕まっていましたが、最近はどうしているのかな。 丘の上にたった一人で暮らす、人造人間エドワード。ハサミの手のまま、永遠に死ねない哀しさが胸に迫ります。必ず死ぬことになっている人間には理解し難い哀しみなのでしょうけれども、大事な人、愛する人が自分を残して死んでいってしまうことを想像してみれば、エドワードの切なさも少しはわかる気がします。エドワードのお茶目ぶりは『Ninth Gate』と通じるものがあるように思いました。ちょっと切なくて心温まる物語です。 最近の映画では実に早口なものが多いですが、この作品は易し目の英語で割とゆっくりなので、リスニングやシャドーイングの練習に使えます。 ティム・バートンとジョニーデップのコンビでは他にも作品があって、最近では『チャーリーとチョコレート工場』が公開され、『コープスブライド』では声で出演しています。 |
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| フェイク -DONNIE BRASCO- ⇒映画の詳細を見る | |
マイク・ニューウェル監督/アル・パチーノ、ジョニーデップ他/1998年/アメリカ ドニー・ブラスコという偽名を使ってマフィアの巨大ファミリーを壊滅させるべく活動していたジョセフ・ピストーネというFBI捜査官による原作(実話)に基づいた映画。斜陽のヤクザ・レフティを演じるアル・パチーノがかっこよすぎてクラクラします。ジョニー・デップもセクシーでたまりません。FBI捜査官という立場を超えてレフティに友情を感じてしまったりして、切ないです。奥さんとのエッチシーンがとっても激しいのですが、子供を既に三人も作っている夫婦であんなに燃えるって素敵。まあ、皆が皆階段をずり上がりながら服を脱いでいくとは思わないですけど。『危険な情事』でも、最初台所でするエッチがなんだか勢いがあってすごいんですよね。まあ、これは火遊びというか、不倫ですが。それにしても、うちが淡々としているだけで日本人でも激しい人は実はたくさんいるのか、人種や国が異なるとセックスのやり方も違うってことなのか、よくわかりません。 英語字幕が付いてはいますが、実際に喋っていることとはかなり違うこともあるので要注意です。それと、ヤクザ映画ですからスラングや特殊な表現がいっぱいで、日常会話等の参考にはあまりならなかった・・・。 |
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| ギルバート・グレイプ -What's eating GILBERT GRAPE- ⇒映画の詳細を見る | |
ラッセ・ハルストレム監督/ジョニー・デップ、レオナルド・ディカプリオ他/1993年/アメリカ この映画で初めてレオ君を知ったのですが、この子は天才じゃないかと思いました。今ではすっかりいい男になって・・・といっても私より年は上ですが・・・森林保護のため広大な土地を買ったりしているらしいですね。金持ちはスケールが違うなあ。ジュリエット・ルイスも好演してます。彼女が他で出ていた映画で、知能の発達に障害がある人たちが自立していく過程を描いた作品があるのですが(題名を失念しました)、彼女はそっちでもなかなかでした。ジョニー・デップ演じるギルバートは、架空の田舎町に生きる素朴な青年。そのダサさがまたたまりません。 わりと易しい英語が使われているので英語学習に向いているかも。私が買ったDVDは税抜きで4700円もするのに英語字幕が付いていないので、アルクから出ているシナリオを購入しました。DVDの値段も以前よりはだいぶ下がりましたね。この作品は今では当時の半額くらいになりました。 |
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| アメリカン・ビューティー -AMERICAN BEAUTY- ⇒映画の詳細を見る | |
サム・メンデス監督/ケビン・スペイシー、アネット・ベニング他/1999年/アメリカ ケビン・スペイシーが好きなので見てみました。アメリカ社会の病的な部分とか、中年男性の抱える葛藤や欲望、人生の不条理等、考えさせられること満載の映画です。アネット・ベニングがケビン・スペイシー演じる主人公レスターの奥さん役なのですが、かなりいっちゃってます。彼女は自己啓発に熱心で、呪文のように「I will sell this house today」などと何度も唱えています。自己暗示はときに多大な効果を発揮しますが、奥さんがこれじゃダンナは窮屈だろうなあ、と思いつつ自らを省みれば、共通項があるかも・・・と思えてきたりして・・・。 ケビン・スペイシーは『L.A. コンフィデンシャル』(これもお勧め!)や『ユージュアル・サスペクツ』、『セブン』とはまた違う魅力をこの作品で発揮していて、アカデミー主演男優賞を受賞するだけのことはあると思いました。 |
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| カッコーの巣の上で -ONE FLEW OVER THE CUCKOO'S NEST- ⇒映画の詳細を見る |
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| マイケル・ダグラス製作/ミロス・フォアマン監督/ジャック・ニコルソン他/1975年/アメリカ ジャック・ニコルソンがアカデミー主演男優賞を受賞した『恋愛小説家』がとても良かったので、若かりし頃(とはいえ1937年生まれの方ですから、1975年当時既に38歳)の作品を見てみようと思いまして。 刑務所の強制労働を逃れようと狂人を装い、オレゴン州立精神病院にやってきたマクマーフィ(ジャック・ニコルソン)。ところが精神病院は強大な権力を持つ婦長の支配のもとに、刑務所より悲惨な状況にありました。マクマーフィはそんな病院を変えていこうとするのですが・・・ 力のある者に弱い者がねじふせられてしまうのはこの世の常。でも、それに対抗しようとするジャック・ニコルソンのやんちゃぶりが素敵です。ストーリーはとても理不尽ですが。 |
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| Trainspotting ⇒映画の詳細を見る | |
ダニー・ボイル監督/ユアン・マクレガー他/1996年/イギリス 音楽が豪華なアーティストたちによるものだったことでも話題を集めた一作。また衝撃的な映像がふんだんにあるので視覚・聴覚共に刺激を受けます。陽気なのに悲惨でもあるこの「青春映画」。ドラッグに興味を持って手を出したりしないよう気をつけましょう。ドラッグ乱用と奔放な性交渉の行き着く涯は陽気ではありません。 この映画でユアン・マクレガーに興味を持ったので他の映画も見てみました。中でも『ブラス!』はお勧めです。この『Trainspotting』が突飛なだけに『ブラス!』が普通の物語に感じるかもしれませんが、かつてイギリスが抱えていた諸問題を絡め吹奏楽を中心に繰り広げられるドラマは感動でした。『普通じゃない!』も見てみましたが、それなりに良かったのでしょうけれどあまり印象には残っていません。 この作品でかなりいってしまっているベグビー役のロバート・カーライルは、『フル・モンティ』という男性がストリップに挑戦する過程を描いた作品でいい味出してました。 |
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