古舘風デス1実況中継
独特の語り口、的確な描写、十分な下調べにもとずくユニークな表現等でスポーツ実況中継の分野を中心に語りに独自の世界を開いた古舘伊知郎氏。もし彼がデス1の実況中継をしたらどうなるか、2チャンネルのスレッド「セクースを古館風に実況してください。」を参考に文体模写するというのが今回の企画デス。あくまで私メディカル越後のとらえた古舘節であり実際のものとはかなり異なることをお許しください。では早速、武道館の古舘さん、よろしくお願いします。
はるか古代、ギリシャ、ローマの昔より人はなぜゲームという仮想空間におのれの夢を託し、限りある人生の貴重な時間を費やしているのでありましょうか。遊ぶことが人生の本質なのか、はたまた遊んだつもりがギリシャ神話の戦いの神、アレスにもて遊ばれているのか。そんな疑問をかき消すかのごとく本日も現代のコロッセウム、電脳空間に新たな戦いの始まりを告げるゴングがひびきわたっております。思い起こせば1970年代後半、インベーダーゲームの登場とともに始まった、コンピューターゲームの歴史を通じゲーマー、メーカー、狐と狸のだましあい、激しい戦いを繰り返して参りました。その壮絶なバトルフィールドに90年代なかば怪奇むささびゲーム、世紀末超魔王こと、デスクリムゾンが突如異業種参入したわけであります。コンクリートジャングルから一歩入った裏通りで昔なつかしい駄菓子屋に遭遇したかのごとく、人々の郷愁をさそいつつゲームの世界にあらたな地平を開いたとされる、その伝説のデス様が、いままさに武道館の特設巨大モニターに姿を顕さんとしております。迎えうつは百戦錬磨、疾風怒涛、手だれの刺客、ヘビーゲーマーであります。このデス様初見参のヘビーな蛇がやまたのおろちとなり謎のゲームを飲み込むのか、はたまた返り討ちにあい、ちっぽけなカナヘビと化して草むらに消え去るのでありましょうか。かくいう私古館伊知郎も評判こそあまたのデスクリサイトで聞いてはいるものの、動くデス様を見るのは本日が初めて、満員のギャラリーとともに、この文字どおりのデスマッチの歴史の証人、伝説の語り部たらんとしております。
さあ、画面にはこころなしかぎこちなくエコールロゴが流れてまいりました。背景の赤い溶岩に浮かぶ、謎の石仮面の全てを見通す冷たいまなざし、エジプトのカイロ博物館、もしくはルクソール遺跡に題材を得たと伝えられるその姿はいままで幾多の挑戦者を恐怖のどん底にたたき落としてきたのでありますが、もちろん今日登場した傭兵はこんなものにひるむ敗残兵などではありません。タイトル画面が現れて、このまま放置すると笑撃のオープニング劇場が始まるのは百も承知、笑い死にするのはごめんつかまつるとばかり、おもむろに使いなれたコントロールパッドのスタートボタンを押しております。続いて1年中盆踊り男、フライリハードでおなじみのステージ選択画面からステージ1を選びました。「Now
Loading・・」、「シーン1 サロニカの町」が表示されいよいよ試合開始であります。戦いに先立つ不安を倍増するマイナーな音楽とともに暗黒の画面にカラフルな風車が五月晴れの空に舞う鯉のぼりの矢車もかくやとばかり勢いよく回っております。さあ絵が映った。おうーっと、何だこの町並みは。これがほんとうにかつて次世代機と称されたサターンと、デス様のパッケージにうたう美麗な3Dグラフィックのコンビネーション攻撃なのでありましょうか。印刷不鮮明な電脳紙芝居状態、信じられない荒れ果てた町並みであります。そんなことで驚いてる暇は無いとばかりに迷彩服の兵士が二人登場した!
・・とこれはどうだ、一発食らっていきなり兵士が青鬼に変わったー!! 現代のハイテク戦士がいきなり昔話の桃太郎の鬼に変身してしまったー!! すかさず挑戦者渾身の撃ち込みが炸裂ー!!鬼は苦しげな、そして奇怪なうめき声を連発している!! まさにゲゲゲの鬼太郎の妖怪断末魔状態、しかし、これぞデスクリムゾンを遊べるゲームとしたクリムゾナー御用達、撃ち込み機能であります。ついで画面は上にスクロール、今度は空からこうもりが3匹舞い降りた。鷲が舞い降りたなら70年代の戦争映画のタイトルだが、このまがまがしい姿はまさに噂に高い初心者の天敵青こうもりだ。ここで挑戦者、カーソルを水平方向に移動させつつ連射を決めた!! デス様初心者が必ずや一つはダメージをくらうこの場所を軽くノーミスでクリアーしております。さすがは最強の刺客ですが戦いは始まったばかり、この先どのような展開を見せるのか予想もつきません。
(CM)
挑戦者は次々に襲いくる正体不明、意味不明の敵をなぎ倒しております。さあ、ここで遠くから、はるかかなたから黄色い真四角の看板が近づいてまいりました。 命中!! 挑戦者のねらいすました一撃は見事に、「Hit
Here!」看板を射抜きました。やや押さえた「ワンナップ」のナレーションとともに挑戦者のかりそめの命の根源、ゲーム界の信用保証機構クレジットが一つ増えております。こころなしか挑戦者の表情にも余裕の二文字が浮かんでおります。続いて間近に現れた兵士の腹部に快調に連打ー!! また連打ー!! 「おーのー」 おーっとなんということだ!! 好事魔多し!! この付近ではキャラが巨大で撃ち込みやすいのが裏目に出た。つい撃ち込みが度を超して、画面がスクロールした拍子に民間人佐藤を打ってしまったー!! 佐藤と名のつく有名人といえば古くは総理大臣故佐藤栄作氏、最近では「トイレその後に」の佐藤B作氏だが、この全身真っ白、目口鼻という人間の顔面の基本構造すら定かでない佐藤は佐藤怪作だ。怪作のおかげでここまでの好調なプレイが台無しになったー!! 序盤で早くもライフを1つ失いました。一瞬何が起こったかわからなかった挑戦者、今や顔面蒼白です!! この心理状態、どう分析しますか山本さん。
小鉄「予想外の一撃です。効いてますよ。」
さあ、ますます目が離せなくなったこの戦い、電脳バトルに一体どういう結末が訪れるのでありましょうか!!
(以下きりがないのでこの辺でやめます。)
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