提督の決断2、やり込みのすすめ
私メディカル越後がデスクリムゾンにはまる以前に最も長期にわたって遊んでいたゲームが光栄の戦略シミュレーション「提督の決断2」スーファミ版。足掛け4年以上、実質では少なくとも2年以上は遊びました。なぜ、3でなく2なのか、パソコン版でなくスーファミ版なのかは、ふとしたことから買ったソフトがそうだったからで他に理由はない。最初は光栄の攻略本を参考にしていたが後は独自に研究し平均以上にやりこんだ。しばしデスクリ関係のコンテンツから離れ、これから提督の決断2スーファミ版を始めようという方(いるのか)を対象にその研究の成果を披露しよう。提督の決断2スーファミ版を遊んだことのない方、そもそも戦略シミュレーションを遊んだことのない方はこんなゲームもあるんだということで御参考までにお読み下さい。そして、興味がわいたらせっかくだから買って遊んでみて下さい。いまなら中古が千円くらいで手に入ります。
やり込みの対象は第二次大戦終盤で大日本帝国が末期的な状態に陥っているショートシナリオ本土防衛戦、それも作戦目標一番、正規空母8隻または戦艦10隻撃沈、二番の総沈没艦船30隻以上というのはいずれも慣れれば容易に達成可能なので、最も難しい三番目のトラック島までの補給線の構築とする。しかも、難易度レベルは最難、かつ生産力、工業技術力等諸条件は全ての項目でアメリカは最高、日本は最悪に設定する。このゲームを一度でも遊んだ方、特に途中で投げ出した方には一体そんなことが本当に可能なのか、信じられないほどの難しさであることがご理解いただけよう。だが、何回かショートシナリオとキャンペーンモードで遊び、ある程度基礎的な操作を身につけた人なら、以下の方法でそれは実際に可能なのだ。御説明しよう。
- 態勢を整えよ
- まず最初に行うことは艦隊の編成。東京にいる長門だけはどう頑張っても初日の空襲で沈められてしまうので使えないが、その他の洋上、寄港中、未配備の艦船を全て使って呉で戦艦艦隊、高速空母艦隊、低速空母艦隊を各一つ、巡洋艦と水雷攻撃力の高い駆逐艦からなる水雷艦隊二つ、駆逐艦隊二つ、輸送艦隊一つを作る。ただしいきなり新艦隊で埠頭を埋めてしまうと洋上の艦隊の寄港が出来なくなり編成がうまく行かない。洋上の艦隊が寄港できる埠頭を残すこと。編成は水雷を多く持つ船で水雷艦隊を作ることと空母を速度で二つに分けるのがポイント。シンガポールとバタビアに寄港中の傷だらけの両艦隊はシンガポールにて完全修理し一つの艦隊にまとめた後、兵員と物資を積めるだけ積んで本土に帰す。シンガポールで陸軍の師団が乗船を求めた場合は乗せて良い。輸送艦隊は足の速い駆逐艦一隻と輸送船八隻で構成し補給線の切れた外地の兵員や物資を本土に運ぶことを目標とする。なお、潜水艦対策として輸送艦隊を除いて各艦隊には少なくとも2隻の駆逐艦を配備する。なおかつ空母、戦艦艦隊にはそれぞれ駆逐艦隊を一つずつ随行させる。一つの艦隊を構成する各艦はなるべく速度がそろっていること。遅い艦が一つでもあると全体の速度はその艦の速度になってしまう。それと艦隊は前半はむしろ搭載の偵察機でもって眼になることを主な働きとするから出航の前に必ず偵察機を積んでいることを確認し積んでなかったら必ず積むべし。偵察機も結構消耗があるので余裕を見て多めに積むと良い。敵の攻撃が激しく出航を急ぎたくなるのはわかるがじっくり準備すること。物資は60%程度積めばマーシャルまで行ける。大和を中心とする戦艦部隊に輸送艦隊は必要なく、陸軍が乗船を求めた場合も認めないこと。なお、細かいことだが新たに編成した艦隊には自分の好きな名前を付けることができる。私は水雷艦隊、戦艦艦隊等オーソドックスな名前を付けていたが漢字も主なものはほとんどそろっているのでこだわって名前を考えるのも結構楽しいかも。
- 次に航空隊の編成だが、最初のターンで硫黄島はほぼ陥落すると考えた方がいいからその先にある島の航空部隊は初日に直ちに呉、上海またはサイゴンに移動しなければ補給線が切れ使えなくなってしまう。一般に九九艦爆はこのシナリオでは敵艦の対空防御力が高すぎて戦艦や空母はおろか巡洋艦にもかすり傷も与えられず、あまり役に立たない。南方に錬度の高い九九艦爆が一編隊あるがこれは呉に配備し敵戦闘機と当たらぬよう注意しつつ敵輸送艦への攻撃で早めに使いきってしまおう。航空機には20から70までの錬度が設定されており戦闘が無くても60までは上がる。戦闘により70まで上げることが可能になる。艦載機はなるべく早く空母に乗せて出港させ錬度を稼ぐ。外地にはそれらの代わりに空母に乗らない陸上攻撃機や陸上戦闘機を早めに配備する。特に銀河は将来良く働いてくれる。逆に錬度の高くない部隊は補充で無くしてしまう。一つの飛行場を全部まとめて補充でゼロにすると錬度は損するが代わりに偵察機が手に入る。航空攻撃では錬度の高くなった航空隊から出撃させるのだが、潜水艦作戦の援護と敵部隊の上陸阻止のため無駄が無いよう敵艦隊の輸送艦数と駆逐艦数をメモしておき、まず兵員を搭載していると思われる輸送艦、次に駆逐艦を沈める。その敵艦隊の情報は前述のように偵察機を持つ艦隊と基地航空隊の索敵情報によって得る。上海には一式陸攻、のちに銀河をそろえて上海周辺の敵陸上部隊を攻撃させ錬度を稼いだ後、戦闘機の直えんのない敵艦隊の兵員を乗せた輸送艦、または沖縄に上陸してきた敵部隊の攻撃に当たらせる。サイゴンには雷電を中心に配備しよう。ここも周辺に敵陸上部隊が現れたら攻撃させて錬度を稼ぐ。航空隊は基本的には錬度が60に達するまではなるべく敵の兵員を搭載した輸送艦や陸上兵力のみを攻撃させる。敵の反撃で減った航空機は必ず補充または編成で毎回必ず一編隊20機で攻撃する。攻撃機隊を出撃させるときは随伴の戦闘機部隊を多めに出して攻撃機隊が敵の戦闘機隊に当たることがないようにする。注意すべきは香港周辺の陸上戦の動向だ。マニラの早期の陥落は不可避なのでその後香港が落ちた時点で南方との補給線は切れる。せっかく錬度を高めた航空部隊が南方に置き去りになるという事態は絶対にさけたい。香港が落ちそうになったらただちに呉や上海との編成で錬度の高い部隊を救出できるようにしておく。そのためにも零戦、流星等の艦載機は早めに空母に乗せ基地を空けておく必要がある。なお、同じ艦隊の航空部隊はなるべく錬度がそろうようにすると使いやすい。
- 会議で予算、物資をぶんどれ
- 開始しばらくして2月末になると会議が開催される。出席者は総理、外務、大蔵の各大臣と陸軍参謀総長、海軍軍令部長。システムとしては前4者をコンピューターが演じ、プレイヤーは海軍軍令部長となって海軍の言い分を通すというカードバトルである。開始と同時にプレイヤーには持ち札が配られ、一枚使うか捨てる毎に新たなカードが一枚もらえる。最初の方のどうでもいい議題では「振り」カードを使ったり、相手が「説得」、「直談判」、「裏取引」により言い分を通そうとしたらに素直に相手の言い分を聞き、各出席者の軍令部長に対する好感度を高めておく。予算、物資という議題の中盤までは「発言」「拒否」カードにより自分の言い分を消されないようにしつつ終盤で「直談判」、「裏取引」などのカードを使って自分の意見を押し通したり、「説得」カードを切って有力な他の意見をつぶす。「裏取引」は他の出席者全員にこちらの意見を聞くよう依頼するカードでもっとも役に立つ。ここぞというときに使うため、入手したら勝負どころまで使わないで取っておくことだ。「直談判」、「裏取引」により自分以外に賛成者(多くの場合大蔵大臣か外務大臣)がもう一人出て他の三人の意見がバラバラの時に、「時間稼ぎ」をして会議を時間切れに持ち込めば軍令部長の意見が多数となって通る。過半数を取ることは期待できない。結構やりとりにテクニックが必要で、出席者の顔の変化や発言もおもしろい。特にご立腹された東条閣下(特に東条首相との解説はないが容貌からそうであることは明らか)の顔の変化と台詞は見物。会議で予算、物資をぶんどって引き続きの生産モードで銀河、零戦、流星などを作る。艦船はこのショートシナリオでは日程的に間に合わないし、予算が足りないので作らないこと。
- 人事はまめに
- 人事ではウエワク、ラバウルには初期に空戦能力の高い将官を配置し空戦の専門家を養成しよう。これらの人は、呉、上海基地航空隊や空母艦隊の空戦が始まったらただちに司令官として呼び戻し、後任に順次能力の高い人を当てる。海戦については戦艦部隊、水雷艦隊、駆逐艦隊、輸送艦隊の順に能力の高い人を置こう。人事は戦闘モードでも可能だ。まめに行おう。
- 天候に注意
- 特に本土周辺では雨、霧、雪等で航空機の出撃ができないことが多い。そのような日は編成や補充に使おう。空母は気候変動の境界線近くに位置していると天候に応じて晴れの領域に移動することにより休みなしで攻撃が可能となる。
- 委任命令は使わない。
- このやり込みでは委任命令は使わないし、使っている余裕はない。
- 第十艦隊が来るぞ!気をつけろ!
- このシナリオの最大のポイントは敵の第十艦隊をいかに捕捉し撃滅するかということ。第十艦隊とは戦艦8隻と兵員を二師団乗せた輸送艦隊からなる強力部隊でこれが沖縄や東京に兵員を上陸させ艦砲射撃してきた日には日本軍の陸上部隊の消耗は激しくまず三日ともたない。航空攻撃や艦船による攻撃にも極めて強く初心者の目には全く手に負えない相手に写ることだろう。だが奴の間が抜けた弱点は潜水艦に対し全く無力であることである。その無力さもまた極端で潜水艦を奴の進路に待ち伏せさせてUボートのウルフパック戦術のように集団で攻撃を掛けると一日で戦艦を2隻以上沈め、3日ぐらいで実質的に壊滅させることも夢ではない。機関損傷を起こして足が止まった艦が出ると沖縄や東京への脅威は実質的にはなくなり、結構京城等の陸軍航空隊が落ち武者狩りして葬り去ってくれる。第十艦隊は最初必ず硫黄島を攻撃してくる。少しそこで足踏みしてからその後のコースは沖縄か東京を目指す。そのどちらかは一定していないので、ずるいやり方だが、どちらに行っても対応できるよう両方の航路の中間に位置する四国沖に潜水艦部隊の主力を配置したところでセーブしておき、その後の展開でもし捕捉できなかったらセーブしたところまで戻ることを繰り返すしかない。このゲームのセーブは1つしかないなので「お前はもう死んでいる」ところでセーブしてしまうと始めっからやりなおしだ。絶対大丈夫というところでセーブし、そこからかなり進み第十艦隊を捕捉しほぼ撃滅したことが確認できる時点で新たなセーブ、捕捉に失敗したら前記どっちに行っても絶対大丈夫というところまで戻ることを繰り返すわけである。第十艦隊と戦うまでは潜水艦は敵がいそうもない海域で哨戒命令をかけておき、なるべく他の特に駆逐艦を持った敵艦隊と当たらないようにする。
- 東京と那覇を死守せよ
- 東京と那覇はどちらかが陥落したら即ゲームオーバーだ。そうはいっても序盤では艦隊は使わない、潜水艦は第十艦隊待ち、航空隊は錬度が上がるまで待つではその間の防衛はどうしたらよいのか、と途方に暮れてしまうが、陸上部隊と呉、上海の航空隊に頑張ってもらうしかないのである。陸上部隊は陸軍の動向に注意しつつ配備コマンドを使ったり各地から兵員を集めたりして陸軍師団と海軍陸戦隊をあわせて両方に常に4部隊あるようにする。というのも数が足りないと敵の空襲や艦砲射撃、陸上部隊の攻撃に対し著しく弱く消耗が速いのだ。なお、外地の基地は開始時点で硫黄島にいる陸戦隊を早々に内地に引き上げること。上海は航空基地確保のため一部隊置いた方がよい。香港防衛はある程度までは頑張るが、部隊が損害を受けたらサイゴンの航空隊が残っていないことを確認し撤退して良い。呉、上海の航空隊は敵陸上部隊を攻撃することにより防衛に働きつつ比較的航空機の損耗を少なくして錬度を高めることができる。各航空隊の錬度が50に達した辺りで兵員搭載の輸送艦、60に達した辺りから駆逐艦を狙い、駆逐艦のいなくなった艦隊を潜水艦で攻撃させる。空母を持たないか、空母があっても味方戦闘機の援護がつけられるとき敵艦隊からしつこく那覇・東京に攻撃を掛けられたら錬度の高い攻撃機の雷撃を使って撃退しても良い。駆逐艦の空撃に際しては既に損傷を受けた艦の舷側、左なら左、右なら右を集中して狙うようにする。雷撃は威力はあるが舷側を指定できないので場合によっては出撃前に爆装にしておいても良い。第十艦隊を葬り去ったら潜水艦部隊は東京方面、那覇方面にほぼ同数振り分け攻撃委任し敵艦隊迎撃の主力とする。対空母、対戦艦、対巡洋艦戦は原則として潜水艦に任せる。潜水艦は魚雷を使い尽くしたとき、多少でも損傷を受けたときはただちに呉、または那覇、上海のうち最寄りのいずれかに寄港させる。加えて哨戒委任された潜水艦で敵に当たらず長期に寄港しないでいるものは、どういうわけかひとりでに壊れて沈んでしまうことがあるので長期に港に帰っていないものは意識して寄港委任する。とにかく潜水艦はこのシナリオでは対艦隊戦の主力となるので上手に、大事に使うべし。
- 輸送部隊を活用せよ
- このように頑張ってもどうしても陸上部隊は敵の攻撃により数が減ってくる。新規の配備もすぐに底をついてしまう。その補充のため輸送艦隊は外地から兵員、ついでに物資もかき集める。どこに陸上兵力が残っているかは兵力分布のマップを見る。海軍に所属し命令一つで乗船させることができる陸戦隊のいる基地を先に、陸軍師団のいる基地は後で寄港し、陸軍から乗船を求めてくるのを待つ。なお、日本を出るときに物資を積みすぎると兵員が載せられなくなり、結果的に物資を外地に置いてこなければならなくなるので注意が必要だ。輸送部隊は戦闘力は当然だが駆逐艦一隻分しかないので敵基地航空隊や敵艦隊に発見され攻撃されたら一撃で壊滅する。多少遠回りでも敵のいそうもない場所を選んで目的地まで行くしかない。
- 艦隊の運用を工夫せよ
- 戦艦艦隊、水雷艦隊ともに基本的に積極的に敵に攻撃を仕掛けないのを基本とする。特に大和を中心とする戦艦部隊は敵基地攻略に必須なので無傷で残しておくこと。中破以上の損傷を受けるとこのシナリオでは時間的にも金銭的にも修理が不可能になる。攻撃すべき例外は軽空母のみからなる敵第12艦隊でこれは戦艦の昼間砲撃戦、または水雷艦隊の夜間砲撃戦で一撃でこちらの損傷無く倒せるのでやっちゃった方がよい。
- 硫黄島、マーシャル島を攻略せよ
- 敵の攻撃が落ち着いてきたら戦艦部隊と高速空母艦隊、二つある水雷艦隊のうち一つで硫黄島を攻略する。硫黄島攻略のタイミングは前記シンガポールからの艦隊が台北等に寄港し兵員物資を降ろしてから。その間の防衛は陸上部隊、基地航空隊、潜水艦、駆逐艦隊、低速空母艦隊、もう一つの水雷艦隊に頑張ってもらう。呉基地航空隊の主力は航続距離の短い雷電とする。このころになると敵空母からの艦載機攻撃は機数が減り、また修理に帰るのか襲撃してくる敵艦隊の数が目立って少なくなる。硫黄島攻略はまずはグァム、サイパンの反対側の遠距離の洋上から高速空母の零戦で数回基地に攻撃を掛け、敵航空部隊を無力にする。空母艦隊は直えんの戦闘機をあげれば安全だが敵基地攻撃の戦闘機が少なくなるので一か八か直えんなしで空襲をかける。このころには艦載の戦闘機は錬度が70近くになっていることだろう。一回の攻撃で地上の敵機を数十機破壊できることもある。こちらの損害も出るので機数が減ったら航空隊を編成し、隊の数を減らしても再度各隊20機にして攻撃する。なお、艦攻と艦爆は基地攻撃に使うと零戦に比べ損害が大きいので使わない方がよい。その後戦艦部隊を近接させ砲撃をかけさせる。敵部隊が強力なので大和がないと敵地上兵力の撃滅は時間がかかる。グァム、サイパンからの航空攻撃が心配だが戦艦の防御力なら耐えられる。敵陸上兵力が十分弱ったところで兵員を二つ載せた高速の水雷艦隊により砲撃をかけ兵員を揚陸する。硫黄島を取ったら次にどのようなルートでトラックまで補給線をつなげるかだ。距離的には硫黄島からは近いが強力な基地二つが相互に連携して攻略部隊に反撃してくるグァム、サイパンは守りが堅く落とすのは難しい。そこで遠回りのようだが守りが比較的薄いマーシャルをおとして、ゲーム序盤で補給線が切れ孤島になっていたマーカス、ウェーキを活用しトラックまでの補給線を構築するのがよい。戦艦は足が遅いので硫黄島が落ち次第、直ちに出発させるが空母は航空機を補充、水雷船隊は硫黄島をおとした兵員を乗船させてから出発する。例によって狙う島が空母の零戦の航続距離に入ったら基地航空隊に空襲をかける。敵の航空隊が弱り、航空機による迎撃がないと予想できたらここで上海で大事に育てた銀河の出番だ。事前に編成コマンドでウェーキ(これまでマーカスと記載してましたがウェーキが正しい。お詫びし訂正します。)に配置しておきマーシャルの敵陸上部隊を空襲させる。航続距離はぴったり。爆撃も正確でかなりの打撃を与えられる。続いておきまりの戦艦部隊の艦砲射撃と水雷船隊による敵前上陸だ。この時点で沖縄や東京、硫黄島に強力な敵部隊が来ているとはらはらするが、強力な部隊が来ることは少ない。というのもここまで順調に来ると敵の艦船は100隻前後沈めているはずで、損傷艦も修理に戻っているのだろう、いかに強力な米軍といえどももはや組織的な反撃力が残っていないのだ。グァムやサイパンに比べ敵の陸上兵力は比較的少ないマーシャルの攻略は硫黄島より簡単だ。攻略のめどが立ったら内地の艦隊、潜水艦、航空部隊は使い残さぬよう全力で敵陸上部隊や周辺海上の艦隊を攻撃していい。後はエンディングを見るだけ。難しいタスクだからといっても、達成して頂く勲章が増えるわけでなく、総理大臣からいつものお褒めの言葉を頂戴するだけだが、最難ミッションを達成したことで大いなる満足が得られよう。ここまでゲーム上で2月末から4月中旬までの約1月半が経過しているはずだが、実際にゲームに費やす時間も30時間程度かな。そもそもこのレベルに達するまでにかなりの慣れが必要ですから、提督の決断2は大変奥が深くやりがいのあるゲームと言えましょう。 このタスクを達成した後はさらにマーシャルをいつでも占領できる形でわざと残しておき作戦終了日までに敵艦をいくつ沈めるか、にやり込みの対象を変えさらに遊んだ。たしか最高は130隻以上沈めたと思う。そこまでいくと開始時は超強力で手の付けようもなかった米軍が見る影もなく貧弱になっており誠に愉快。
マップも巨大でデータもかなり大きいはずだが交戦国をほぼ2つに絞ってあるせいか大戦略シリーズの某作品のように大きなマップでコンピューターの思考時間が数十分と異常に長くなるということもない。また、ヘックス戦の非現実性が無く、海洋を主戦場とする戦争の実態により即している。すなわち、ヘックス戦では射程距離、航続距離等がほとんど10以内になってしまうので極端にいうと距離の計算は幼稚園児の数遊びのようになってしまうが、このゲームではそれらが実際に近い形で設定されている。どなたが考えたか知らないが世界に誇るシステムと言っていいのではないか。
このように一度始めれば戦略ゲームが好きな人は平均以上にはまってしまう提督の決断2、ゲーム全体を壊すほどではないのだが欠点もあり、一応遊ぶ前に承知しておく必要がある。まず海戦は絶対オフにすること。とにかく海戦は時間がかかりすぎる。すべての海戦を実際にやったらキャンペーンモードなど墓場まで持っていかないと終わらないのではないか。それに海戦はシステムがよくわからずコンピューターがしているのを見ても、自分で操作しても格別おもしろくもない。陸戦もオフでいい。またアニメーションもわずらわしいので一回見たらあとはオフにしておこう。ただ、空戦はこのゲームの目玉となる重要なものなので見たいときだけ見れるように設定しておく。
もう一つの欠点は、陸軍の動きが意味不明なこと。部隊の作戦目標が当面の進行に全く関係のない大陸の都市の占領であったりするのはご愛敬としても、突然那覇から師団を引き上げたり、戦況に関係のない大陸の諸都市で空戦や陸戦を繰り返すのでやや時間の無駄。もっとも陸軍の動きでもたまに香港周辺の情勢や外地に残された師団、那覇東京の配備状況など重要な情報があったりする。またもともとあてにしていないだけに陸軍航空隊がたまに駆逐艦などを沈めてくれるとうれしくなる。その辺の情報の取捨選択がひとつの醍醐味か。
セーブが一カ所しかできないのも欠点。後戻りできない失敗をすると「このやろう、くそお、やりやがったなあ、ああ」と無駄にした時間の長さに呆然としてしまう。それが緊張感を与えており、デス様にやられ無敵がないことと似ている。
いったんクリアしてもまたやり込みの対象を変えて楽しめるのもデス様と共通している。
そもそも私メディカル越後は基本的には剣と魔法の世界には浸りきれないし、格闘系や美少女系ゲームもダメ、お金だけが目標といったゲームもダメ、とかなり好みが偏っている。そういえばデスクリムゾンも提督の決断2も女性は登場しないし、使命を背負って戦う悲壮な物語が背景にある(デス様のはいまいち意味不明ですが)という点も共通している。
デス様にしてもこのゲームにしても、はまって夢中になって遊んでいると最新の高性能ゲーム機の存在意義って一体何なのか、疑問に思えてくる。しかし、遊び方を知らず海戦モードをオンにしようものなら異常に時間がかかる割にまるでつまらなく、クソゲーと決めつけたまま売り払ってしまうかもしれないのも事実。以上まとめると提督の決断2は素材は軍事と多少マニアックだがゲームの魅力って結局グラフィックスや音響効果じゃないんだな、ゲーム性と遊び方が大事なんだ、ってわからせてくれる一本でデスクリムゾンと共通する点も多いということだ。ややまとめが強引ですか?
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