ウェーブレース64を遊び尽くす!
水上バイク、商品名カワサキジェットスキーによるレースゲームで1996年、任天堂により製作、販売された。後期版は振動パック対応。プレステ、ドリキャス、さらにはプレステ2などに押されいまいち盛り上がらないままゲームキューブに舞台を譲ったNINTENDO64だが、グラフィックスに関してはその潜在能力は大したもの、それを存分に発揮したゲームがこのウェーブレース64だ。チャンピオンシップモードではコンピューターが操る他の三台のジェットスキーとサンディービーチ、サンセットベイ、ミルキーレイク、マリーンフォートレス、ポートパイレーツ、キャッスルシティー、クールウェーブ、サザンアイランドの8ステージにおいて順位を争い、順位によって与えられる点が規定に達しないと次のステージには進めない。旗門不通過が五回重なると失格になるというルールでパワーアップアイテム等は一切無く、ゲーム性についてはこれ以上無いほど単純だ。しかし、グラフィックスに関しては素晴らしいの一言であり、その意味では正にデス様の対極に位置するゲームといえよう。また音楽の出来もよく、ナレーションは全て英語でこれもデス様と違っておそらくネイティブスピーカーを使っており、リゾート気分を盛り上げてくれる。
自分もバイクには乗るがこのゲームにおけるジェットスキーの操縦感覚はたしかにバイクに似ていると思う。ただし前後の体重移動がバイクより重要なのと波への対応が難しいのが違うところ。ちなみに、たまに新潟市の万代橋からは信濃川を航走する姿が見られる。実機の運動性能をどれくらい再現できているのか、彼らジェットスキーヤーにこのゲームの感想を聞いてみたいところだ。
各ステージの景色についてはあえて述べないが、グラフィックスはどのステージも素晴らしい出来であることを保証する。特に波打つ水の表現の巧みさは発売後かなりの年数を経過した現在においても特筆に値する。スーファミの提督の決断2、そしてデス様を経て久々にNINTENDO64の世界に戻った自分はその美しさにあらためて感動した。もちろん普通に遊んで目立つバグなど全くない。このような高度な技術のソフトとデス様が発売されたのが同じ年というのはいろんな意味でにわかに信じられない気がする。大任天堂を向こうに回してわずか9人のスタッフで同じくらいかそれ以上遊べるソフトを作ったエコールも大したものですが。思えば私メディカル越後はNINTENDO64は発売前から予約し定価で買い、最初のソフトはパイロットウィングスだった。二つ目のソフトとして買ったこのウェーブレース64も含め「はずれ」と思ったソフトは少なく、その後ハードの価格はどんどん下がっていったが初期に買ったことに後悔はしていない。もちろんグラフィクスに関してはドリキャスやプレステ2には及ばないと思うが、大人向きのこんないいゲームが中古なら多分千円以下で手に入ります。また、ゲームキューブ向けの新作もさらにすばらしいようだ。NINTENDO64を子供に占領されてしまったおとうさん、ゼルダやピカチュウもいいがウェーブレースでわが家の茶の間に専用リゾート施設を造ってみませんか。