心の傷を治すのは時間でなく睡眠

日経BP(ナショナルジオグラフィック)
2011年12月3日より引用しました。
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/news/14/5275/?ST=m_news




アメリカの研究で レム睡眠中に
夢を見ることで、心を癒す効果が
あることが検証されました。

レム睡眠とは、睡眠状態の一つで
身体が眠っているのに、脳が活動
している状態をいいます。





夢を見ることは レム睡眠中にあり、
この時に目覚めた場合、夢の内容を
覚えていることが多いといわれます。

レム睡眠中に夢を見ることで、
心に痛みを覚えるような記憶が
薄らぐ効果が検証されました。





カリフォルニア大学バークレー校の
神経科学者 マシュー・ウォーカー氏は、

「レム睡眠で 困難な問題の解決に
 対処する助けになるかもしれない」
と説明されます。





ですが、
「人が眠る理由は謎に包まれている。
 眠りと心の健康の関係は
 手がかりさえつかめていない」
と話されます。

眠りが心を癒す効果があることを
示す証拠は、以前から事例として
あったとウォーカー氏は言われます。

実際、ひと晩 グッスリ寝れば
気分が良くなると言われています。





今回の研究で、
「あらゆる心の傷を癒すのは
 時間ではなくレム睡眠である」
ということが判明しました。

睡眠中は、
『ストレスに関連する脳内化学物質の
 レベルが低下する』
ということも分かりました。





人間は興奮するような経験をすると
体内にストレス物質が分泌されます。

「そのストレス物質の作用によって
 問題解決に向けた対処を
 起こすようになっている」
といわれます。

『ストレス物質の作用に促されて
 人間は 眠っている時間に
 抱える問題を処理する』
ことになります。





言い換えれば、
脳が巧みに "感情と記憶" を切り離し
嫌な記憶による 感情の乱れを
軽減し消滅させることになります。

つまり、睡眠することで
『嫌なことは 忘れてしまう』
となります。





ですが、別の研究者は
「夢を見ることで すべてのストレスが
 癒されるわけではない」
と指摘されます。

夢を見ることでストレスに対処できる
ようになりますが、レム睡眠で
『嫌な記憶が消え去る』
ことにならないといわれます。





睡眠には、健康上の利点が
多々あることは分かってます。

だからと言って、
「脳が休んで何もしない状態でない」
ということかもしれません。





目次に戻る