フランスの入浴法
「フランス人が積極的に入浴しない理由とは?」
ヘルスプレス 2015年8月31日より引用しました。
http://healthpress.jp/2015/08/post-1977.html
お風呂でボディーソープや石鹸を用いて
体を洗わない"タモリ式"入浴法が
注目を集めています。
タレントのタモリさんが入浴時に
行っていると発言されたことから
有名になりました。
福山雅治さん、妻夫木聡さん、
ローラさんなど、美肌で知られる
多くの芸能人が実践されています。
汗や皮脂などの汚れは、ボディーソープや
石鹸を使わなくても、お湯に10分浸かれば
大半は 落とせるという説があります。
また、ボディーソープや石鹸類は肌にとって
刺激が強すぎるという説もあります。

一昔前なら、アカスリやナイロンタオルで
ゴシゴシと体を洗った方が 健康に良く
垢も取れやすいという考えでした。
石鹸で洗わないのは不潔で病気になる
のではと思われてました。
ですが最近、肌の角質層で水分保持を
担う"バリア機能"を守り、乾燥を防ごう
という考え方が注目されてきました。
そのような経緯から、タモリ式入浴法が
注目され、美容に気を遣う人には
説得力を与えることになりました。
タモリ式入浴法は、日本人にとっては
なじみにくいですが、フランスでは
古くから定着した入浴法といわれます。

東京大学大学院 医学系研究科の
梅崎昌裕教授の研究資料によれば、
ヨーロッパでは、古代から毎日入浴
したり、体を洗ったりする習慣が
なかったと述べられています。
古代ローマのキリスト教徒は、
官能に身を任せる異教徒への
抵抗から、入浴も、体を洗うことも
拒否していた時期があった
といわれます。
自らの身体から、汗と皮脂の匂いを
発散させることを 誇りに感じていた
と著述されています。
また、16〜17世紀のフランスでは
ペストの流行などが背景にあり、
皮膚に病毒が浸透することへの
懸念から、水に浸かること自体に
警戒心があったとされます。

現代では "衛生"に対する理解から、
目に見えない細菌まで洗うことが
一般常識となりました。
それでも、フランス人は積極的に
入浴しないといわれます。
フランス人は 週に1度くらいしか
入浴されません。
その理由は、
「体の皮脂や汚れを洗い流すと
健康が損なわれる」
とされ、これはフランス医療に
根付いたデカルトの考え方です。
それに、フランス人が積極的に
入浴しないのは、気候にも
関係しています。
温暖湿潤な日本は 肌が蒸れやすく、
入浴は必要ですが、ヨーロッパの
乾燥した地域では、入浴の必要性が
それほど ありません。
さらに、フランスは水道代が高い
という背景もあるようです。

世界的な入浴法からすれば、
毎日入浴する日本人は石鹸を
使わなくても問題ないのでは?
という意見があります。
加齢とともに皮脂の分泌量が
減りますので、石鹸でゴシゴシ
洗うのは皮脂を取りすぎて
しまいます。
医学博士の岡田正彦氏の
『医者が絶対にすすめない健康法』
によりますと、
「肌に負担をかけないために、
石鹸を使わず 手のひらで やさしく
なでるように洗ったほうがいい」
と著述されています。
"タモリ式"入浴法は、もしかすれば、
皮脂の状態が改善して、老化で
衰えた潤いとハリが 回復する
かもしれません。
目次に戻る