「情けは 人のためならず」を実証
Sankei WEST 2013.8.8より引用しました。
http://www.sankei.com/west/news/130808/wst1308080071-n2.html

「他の人に 親切を施した人は
第3者から 親切を受けやすい」
という仕組みについて、
大阪大学大学院 大西賢治助教
(発達心理学)の研究グループが、
5〜6歳児の行動観察から
確認されました。
『情けは人のためならず』
"ことわざ"を初めて科学的に
実証されたといわれます。

従来までの研究で
人間の利他的行動とは、
・集団の緊張緩和
・他者との協調
を行うために、人間に備わった
「心の機能」とされてきました。
たとえば、親切にされた相手に対し
お返しをする行動は、チンパンジー
などの類人猿にもみられます。
利他行動をとった人への評価が
高まって 結果的に、第3者から
親切が返ってくる「社会間接互恵性」
という性質を持っている
といわれてきました。

今回の研究では、5〜6歳児70人を
対象にして、日常の行動を
観察されました。
1人が おもちゃを貸すなどの親切な
行動をとった際に、周囲1メートル以内
にいた他の児童1人の
その後の 10分間の行動を、
日常時と比較されました。
その結果、
近くにいた児童が 親切を行った児童に
対してとった親切行動は、日常時の
1時間あたり 0.47回から 5.588回へと
大きく増加しました。

体に触れたりして、仲良くしようとする
行動の頻度も 2倍以上となり、
「社会間接互恵性」が幼児期から
日常生活で発揮されていることが
明らかになりました。
大西助教は、
「ヒトがどのように進化してきたのかを
理解する上で重要な知見だ」
と述べられます。
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