前略、いかがお過ごしでしょうか。

 昨年の大災害によって、普段は慈善事業に無関心な僕も、業務命令ではない自分なりの支援を毎月継続しています。

 不謹慎かもしれませんが、不幸中の幸いと言いますか、我が家は大災害の影響も少なく、皆無事に生活ができています。そんな僕にとって昨夏に愛犬が永眠した事は沈痛の極みでした。テロ首謀者や独裁国家主席、IT界のカリスマの逝去とは違って静かな最期ではありましたが、家族みんなに囲まれて、僕の腕の中で息を引き取ったことは、むしろ幸せな最期だったのかもしれません。彼は白戸家の長とは違って言葉が喋れませんでしたが、おはようって言うとおはようって言う様に心は繋がっていました。僕の人生でも最大級の喪失感と言っても過言ではなく、心に穴が空くってことが分かった気がします。失恋のそれとはダメージの重大性が違います。

 精神的に最低の状態をスポーツや音楽やアプリで勇気付けるなど絵空事で、がんばろう●●というスローガンの下で展開される偽善の仮面を付けた商業ベースのイベントには正直言って見識を疑うことも多くあります。

 心がチカラを失っている時に、実際の救いとなるのは身近な人の察しと思い遣りだと思います。僕自信も、優しさに触れてどれだけ救われたことか。その優しさに感謝して、これからも大切な絆を守っていきたいと思います。

 今年こそ良い年となりますように。

 願

2012年 元旦