■資格とは
資格とは、その能力があると判断されたときにつくもので、狭義には、各種試験や実務経験などによって認定されるものをさします。資格の分類には、その認定主体によるものと、その効力によるものがあります。転職やキャリアアップを考える際、勉強して資格を取得することが有効な手段であることは間違いないと思います。
では、資格さえ取得すれば、それだけで全てうまくいくのかといえば、そんな単純なものじゃないといえます。資格はそれぞれに資格としての特性と分野をもっています。そして、資格とは、その限られた分野で力を発揮するものなのです。ちょっと極端な例ですが、調理師免許を持っていても、IT関係の仕事に就こうと思ったら役に立ちません。また、独立する気もなく、会社でキャリアアップを目指すという人が行政書士という資格の選択をしたのでは、あまり有効とはいえないかもしれません。
上の例で、調理師免許の場合は資格の分野の違いによる問題です。行政書士の場合は、行政書士という資格の持つ特性によるものです(ちなみに行政書士とは法律系の資格で会社内でも総務などに生かせるといわれているが、基本的には独立開業に向く資格です)。つまり、資格の特性や分野をきちんと把握した上で、どの資格を取得するかを判断しなければいけません。
資格がまずあって(取って)それから仕事を考える。といったことはあまり良い方法とはいえません。でも、実際にはよく見かけるのです。心当たりがある人もいると思います。別に漠然と考えているときは、それでも構いません。(勉強を頑張ろうと考えているだけで素晴らしいです)ただ、資格の勉強を始める時には『なぜその資格を取るのか』を、その資格の特性と分野を良く理解したうえで、自分の中ではっきりさせて臨んでほしいと思います。