★ ツル・コミックの表紙から (その1)
今は亡きツル・コミック社。Peanuts のコミックを翻訳版のシリーズとして
1970年あたりから発行し、倒産するまで60巻のピーナツシリーズの単行本を出版した。
★ ツル・コミック第52巻 「とくい顔だね スヌーピー」 この本には1974〜75年あたりのコミックが掲載されている。
ツル・コミックも後半の方は表紙のコミックがその本にあったり
するので探すのは楽になる。この本のP25に載っている。
世界的に有名なビーグルスカウトが徒歩旅行に出発する。
もちものは最低限のもの、予備のくつした、救急箱、地図に
コンパス。そして・・・おべんとう。
★ ツル・コミック第42巻 「友情だよ!スヌーピー」 この本には1971年前後のコミックがかなり掲載されている。
この表紙のコミックはこの本にある。
エピソードはP6〜23。このスヌーピーはP16。トルストイの「戦争と平和」を一日に一語ずつ読むスヌーピー。
ウッドストックに読み方を批判されけんかに。
ウッドストックはしばらくスヌーピーのところに姿を見せなくなる。と、ライナスが「ネコがウッドストックをつかまえた!」と
スヌーピーに大声で知らせに来る。
「大変だ。」スヌーピーは隣のネコに飛びかかる。さて、大格闘の末に取り戻したのは黄色い古い手袋。
ライナスの勘違いだったようだ。そのおかげでウッドストックとの仲は元通りに。
命賭けてますね。
★ ツル・コミック 第30巻 「そっと、おやすみ スヌーピー」 この本には1970年前後のコミックが掲載されているが、
この表紙のコミックはない。掲載しているのは、
ツル・コミックまたは角川書店SNOOPY BOOKS第32巻「空とぶスヌーピー」P62夜、屋根の上で寝ているスヌーピー。眠ったまま起き上がり屋根から落ちそうに。
そして、安全ベルトを装着したようである。このコミックもそうですが、Peanutsのコミックにはセリフが一切ないのも数多く
あります。そんなコミックばかりを掲載しているのが「It Goes Without Saying :Peanuts At Its Silent Best」 こちら
★ ツル・コミック 第13巻 「0・0(ゼロ・ゼロ) スヌーピー」 この本に掲載されているのは1967年あたりのコミック。
この表紙のコミックはこの本に掲載がない。掲載しているのはツル・コミックまたは角川書店SNOOPY BOOKS
第14巻「うすのろ チャーリーブラウン」P511967.9.8 のコミックより。
ライナスの毛布に関するエピソードからのものである。
「おばあちゃんがたばこをやめたら毛布をやめる。」そんな約束をした
ライナス。ほんとにおばあちゃんがたばこをやめたので、ルーシーに
毛布を取り上げられてしまう。毛布を取り返すために登場したのが
「The Secret Agent」スパイに扮したスヌーピー。
このエピソードは「ライナス親指編」 こちら でも紹介しています。このスパイが最初に登場するシーンは月刊SNOOPY1972年6月号の
表紙にも使われています。 こちら
★ ツル・コミック 第22巻 「はれんち!スヌーピー」 ハレンチというよりも「やめてくれよ〜」という感じのコミックからの
ものである。もちろんこの本が発売された1970年代初期は、
あの「ハレンチ学園」が人気を博していたころであり、この題名の
和訳もそれを意識したものと思われる。さて、このコミックもこの本には載っていない。
掲載があるのは、ツル・コミックまたは角川書店SNOOPY BOOKS
第9巻「しっかりしてよ!チャーリー・ブラウン」P107
1960年あたりのコミックなので、もうすぐ発売される
「The Complete Peanuts 1959-1960」 こちら にもたぶんある?かな。チャーリーブラウンが道端にすわってお菓子をムシャムシャ食べている。
と、それを聞きつけたスヌーピー。目を閉じたこの姿勢のままチャーリーを
追っかけてくる。そして追いつかれて・・・タメイキ。場面は変わり、通りかかったヴァイオレットに「お菓子をもう一袋食べたちゃったの?」
と聞かれてチャーリーが答えている。
「ボクひとりで食べたわけじゃないんだ。夢遊走者(SLEEP RUNNER)と分けたんだ。」同じようなコミックが朝日新聞社「スヌーピーの50年」(愛蔵版) こちら P39でも見られます。
1960.6.19 のコミックで、ソフトクリームを持ったチャーリーが見つからないように、
盛土の上に登っていますが、いったん通り過ぎた夢遊走者のスヌーピーが、かぎつけて
見つけるというもので、チャーリーはスヌーピーに「YOU DRIVE ME CRAZY!」と言っています。
★ ツル・コミック 第29巻 「走れ!ライナス」 この本に掲載されているのは1960年代前半のコミック。
この表紙のコミックはこの本には掲載されていない。
この表紙のライナスが掲載されているのは、ツル・コミックまたは角川書店
SNOOPY BOOKS 第8巻 「”孤独ね”チャーリーブラウン」P52ライナスが大飛球を追いかけている。ボールはバウンドしてスヌーピーの小屋に入る。
ライナスがもぐりこんで探すが見つからない。そのうちチャーリーがやってきて
「もういいよ、どうせホームランだもの。」と言う。小屋から出たライナスは
スヌーピーをにらみつける。
スヌーピー「小屋が野球場の方を向いてたからってボクのせいじゃないよ!」ちなみにライナスがメガネを初めてかけたのは、
デリック・バング氏の著書「スヌーピーたちー50年分のHAPPY BOOK」 こちら
によると、1962.2.5 のことだそうです。元のコミックでは毛布を持っていないライナス。さて、この毛布はどこか?
いくら何でも毛布は探せないよな〜と思っていたが、非常によく似たコマを見つけてしまった。 こちら
元のコミックの一コマを反転させたものである。コミックそのものなのでしばらく置いておくだけ。
ツル・コミックまたは角川書店SNOOPY BOOKS第32巻「空とぶスヌーピー」P52 で見られる。
★ ツル・コミック第20巻 「GO ! GO ! スヌーピー」 この本に掲載されているのは1957年〜1963年あたりのコミック。
この表紙のコミックはこの本には掲載されていない。掲載しているのは
ツル・コミック または 角川書店SNOOPY BOOKS第10巻
「いかすわ チャーリーブラウン」P102〜103、1960年前後の日曜版からのもの。スヌーピーが毛布を奪うところと、ライナスが目をまわしているところの
二つのコマを組み合わせています。
さて、スヌーピーが始めてライナスの毛布を横取りしたのはいつのことでしょうか。
デリック・バング氏の著書「スヌーピーたちー50年分のHAPPY BOOK」 こちら によると
1955.3.25 のこととあります。ライナスが毛布を持ち指しゃぶりしているところに、
スヌーピーが来ます(まだ四足歩行です)。そしてライナスにすりより押しのけて、
毛布にねそべってしまう、というものでした。このときのコミックは こちら
しかし、その後どんどんスヌーピーはパワーアップ!
←上のライナスの拡大部分。まさにコマ状態。
ライナスはもちろん目をまわしてぶっ倒れてしまいます。
それを見たスヌーピー「かわいそうに、新陳代謝が低いんだよ」とつぶやきます。ライナスとの毛布争奪戦はその後40年以上も続きます。
★ ツル・コミック 第15巻 「こんにちわ チャーリー・ブラウン」 この本に載っているコミックは1952〜1954年のものであり、この表紙の画は掲載がない。
チャーリー・ブラウンもスヌーピーも別々のコミックのものを組み合わせている。
チャーリー・ブラウンは1957.9.30 のコミックより。
「The Complete Peanuts 1957-1958」 P118 (下の写真) こちら に掲載されています。
ルーシーが見ているところにやってきたのはシュローダー。音符の書かれた風船を
持っている。さて次に来たのはチャーリー・ブラウン。それを見たルーシー 「タメイキ!」。
チャーリー・ブラウンといえばこれ、という感じでしょうか。スヌーピーは 1959.1.30 のコミックより。
スヌーピーは 「Big man on the campus」(キャンパスの人気者)に扮しています。
「ほんとにキャンパスの人気者なら、お高くとまらずに、気さくにするはずだよ。」 と
チャーリー・ブラウンに言われて、このポーズ。ツル・コミックまたは角川書店 SNOOPY BOOKS
第19巻「さびしがりやのチャーリーブラウン」 P113 そして この春に出る
「The Complete Peanuts 1959-1960」 こちら にもあるでしょう。
表紙左上を拡大したもの
ちなみに 「キャンパスの人気者」 は
1959.1.29 に初登場 しています。左の本の表紙にも使われています。
「The Complete Peanuts 1957-1958」
こちら
学校で飼われてる犬になりたいスヌーピー
女子学生に頭をなでられたり抱かれたり
することを思いうかべて、そして 言う。
目に見えるようだ。キャンパスの人気者!
コミックは こちら で見られます。
★ ツル・コミック 第11巻 「いじわるルーシー」 この本に載っているコミックは1952〜1954の初期のものである。 さて、この表紙のコミックは今なら snoopy.com の こちら で見られる。
snoopy.com では今年は1959年のコミックを日替わりで紹介している。
ツル・コミックまたは角川書店 SNOOPY BOOKS 第10巻「いかすわ チャーリーブラウン」P12
に掲載されている。1959.2.22 のコミックより。
チャーリー・ブラウンの忘れていったTシャツを着てみたルーシー。
彼を真似て「誰も愛してくれない、誰もがボクを嫌ってる。かわいそうな
かわいそうなボク。」と言っているときのものだ。しかし、そこにやってきたチャーリー・ブラウンはルーシーに
「やぁチャーリーブラウンのまぬけ!」と言って立ち去る。
さすがのルーシーもタメイキ、パティーとヴァイオレットはさらに大笑いするのであった。
★ ツル・コミック第59巻 「青春ばんざい!スヌーピー」 左 ツルコミック第59巻 「青春ばんざい!スヌーピー」
右 角川書店SNOOPY BOOKS(旧版)
第59巻 「青春ばんざい!スヌーピー」角川書店SNOOPY BOOKS はツルコミック社がなくなった後に
それまで出版されていたツルコミックの60巻を掲載コミックと
書名はそのままにして、表紙などを替えて新たに出版し、さらに
その続刊を出版、全86巻ある。(2000年と2005年に文庫版
86巻セットが再販された。)60巻まではツル・コミック社のと角川書店SNOOPY BOOKS のが
存在するが、表紙に使われてるコミックが同じなのは、
この第59巻だけなのである。さて、この表紙のコミックはこの本には掲載されていない。掲載があるのは 角川書店スヌーピー全集第8巻 P4(絶版)。
1978.1.1 のコミック(日曜版)より。
新年を迎えるパーティーから帰ってきた、上機嫌のスヌーピーとウッドストック。
ドッグハウスの上でパーティーの様子を隣の家のネコに語る。
スヌーピー「すごいパーティーだったんだぜ、おまえを呼ぶつもりだったが気が変わったのさ。」
「今年が何年かもわからないくらい、おまえはぬけているんじゃないかと思ったんでね。」
スヌーピーとウッドストックは大笑い。しかし・・・ザクッ!犬小屋には「1978」と刻み込まれたのであった。隣のネコはコミックに姿の出てこないキャラクターでしたが、
「WWU」(World War U 第二次世界大戦の省略形 ) という名前があります。
スヌーピーの犬小屋に数々の芸術的な?爪あとを残しています。チェックマークや雪の結晶などもあります。
バイオリン模様は「月刊スヌーピー1978年10月号」の表紙にも使われたことがあります。 こちら
★ ツル・コミック 第16巻 「ゲバッ子 ルーシー」 1970年代後半、この本を買った時も表紙だけ見て購入して、中を見て
少々びっくりした覚えがある。というのも、この本に掲載されているのは、
1952〜54年のコミックである。もちろんその時はいつのコミックなどとは
わからず、当時の「月刊SNOOPY」のコミックと随分違うので妙な感じでした。
さて、この表紙のコミックは、
ツル・コミックまたはSNOOPY BOOKS第18巻「ちゃっかりスヌーピー」 P77、
または「THE COMPLETE PEANUTS 1955-1956」 P248 に掲載されている。1956.7.29 のコミックより。
ルーシーは時としてライナスの毛布にガマンがならない時がある。
このときもライナスから毛布を取り上げてビリビリに引き裂いてしまう。
しかし、何故か冷静なライナス。それもそのはず、「これ、ぼくの毛布じゃない。
姉さんのだよ。」 ルーシーは床をたたいて悔しがります。「THE COMPLETE PEANUTS 1955-1956」 は こちら で買えます。