遺伝子の個人差で離婚の危機2倍
草原などに生息するハタネズミ類で固定した夫婦関係(一夫一妻)を好むかどうかを左右する遺伝子がヒトにもあり、男性ではこの遺伝子が特定のタイプの場合、そうでない場合に比べ、結婚より同居を選んでいたり、離婚や別離の危機を経験したりする確率が2倍高いことが分かった。
スウェ−デンのカロリンスカ研究所よ米エ−ル大などの研究チ−ムが2日までに調査した。論文は米科学アカデミ−紀要の電子版に掲載される。
この遺伝子「AVPR1A」は、脳神経で神経伝達物質のアルギニン・バンプレシン(AVP)を受け取るたんぱく質(受容体)を生み出す機能がある。
ハタネズミ類ではAVPが多かったり、受容体がよく働くタイプだったりすると、社会性が高く、一夫一妻を好むようになることが実験で確認されており、ヒトでは自閉症の発症リスクに影響する可能性が指摘されてきた。
研究チ−ムは、パ−トナ−がいるスウェ−デン人男性900人を対象に、2本がペアになっている12番染色体にあるこの遺伝子の一部DNA塩基配列が特定のタイプかどうかを調査。
その結果、2本とも特定タイプの男性が結婚ではなく同居している割合は32%、過去1年に離婚や別居の危機を経験した割合は34%と、2本ともそうでない場合の17%、15%の約2倍だった。
9月2日 配信 時事通信
男性の「離婚遺伝子」発見、「破たん」か「危機」が2倍
男性の結婚生活の成否に影響を与える遺伝子が、スウェ−デン・カロリンスカ研究所などの研究で見つかった。
この遺伝子には様々な型があり、うち1種類を持つ男性は、結婚が危機にひんした経験のある人が多かった。この成果は、近く米科学アカデミ−紀要に発表される。
この遺伝子「AVPR1A」は、バンプレッシンというホルモンを脳内で受け止める物質をつくる。
スウェ−デンで成人約2000人について調べた結果、この遺伝子が「334」という型の男性は、妻に不満を持たれている割合が高く、過去1年間に離婚など結婚生活が破たんしたか、その恐れのあった人の割合が、他の男性の2倍以上だった。
女性は遺伝子型の影響がみられなかった。
9月2日 配信 読売新聞
