カップルの燃えつきの高低について
1.全体として自分たちの関係を肯定的に前向きにみるかどうか
カップル、夫婦、恋愛の燃えつき高群と低群の最大の差異は、全体として自分たちの関係を肯定的に前向きにみることができるかどうかであった。
幸せな結婚をしているカップルは純粋にお互いを好きであり尊敬している。夫と妻は、自分の配偶者は最良の友人であると考えており、一般的にいって、ほかのだれよりもいっしょにいたいと思っている。
幸せなカップルは長い年月の間には大きな喧嘩を経験している。しかし、2人の関係は、そこで生じた問題よりもたいせつであると常に心にとめている。幸せなカップルは、人の特性よりも問題の特性に焦点をあてることによって、問題を解決することを考えていく。
幸せなカップルは、余暇のほとんどをいっしょに過ごす。
幸せなカップルは結婚生活が常に五分五分であることはめったにないということをわかっている。
ときには自分は80%をあたえなければならないが、20%しか受け取れないということを彼らは知っているように思える。
そして長い間にはそれはバランスが取れるようになることを理解している。
結婚をよりよい形で持続させるのに必要な肯定的相互作用と否定的相互作用の比を量的に表すと、満足しているカップルは肯定的相互作用と否定的相互作用の比が5対1であることが分かった。
2人の関係が成功するのは、少し否定的でたくさん肯定的な割合の相互作用である。
カップルは5対1の比を保つことによって、自分たちの関係を、全体的に肯定的に評価している。
「幸せな結婚の理由が何であるか私が知っているでしょうか。悪い記憶はみな忘れさることです」
「ささいなことを重要なことから分離することが必要なことだ」
これが2人の関係を全体として前向きに肯定的にみつめる力になることである。
2.コミュニケ−ションの質と量
「あなたとあなたの配偶者は、毎日どのくらいの時間をお互いへの直接のコミュニケ−ションに使っていますか。」
これは話を必要としないことをいっしょに行なうのに使った時間を含まないし、ほかの人に夫婦いっしょに話をするのに使った時間も含まない。
「あなたはあなたの配偶者とコミュニケ−ションの質にどのくらい満足していますか」。
「あなたがた2人はどのくらいタブ−のことがらがありますか。2人の関係に影響しているのにけっして口に出さないことがからがどのくらいありますか」。
燃えつきないで愛し合っているカップルと燃えつきてしまったカップルの間の2番目の大きな差異は、2人のコミュニケ−ションの質と量の差異であった。
カップル 夫婦 恋愛の問題を「支援してくれる友人に話をする」ことは燃えつきと高い相関があることを発見した。
いいかえると、人は配偶者との問題については親友に(またはセラピスト)に話をすればするほど燃えつきる傾向がある。
自分の配偶者に直接向き合うことは、親友に話をすることとは逆の効果がある。
すなわち、直接向き合えば向き合うほど、燃えつきはなくなる。
カップル 夫婦 恋愛の燃えつきを予防するのにはるかに大きな効果がある。親友に話をすることは燃えつきを促進する効果がある。
2人の関係の問題について話をする一番いい人は、自分の配偶者であって、親友でもまたはセラピストでもないということだ。
親友は味方である。
この味方の支援は、配偶者の立場を理解するのには役立たない傾向がある。
変化を可能にするのは、相手の立場を理解することである。
(いうまでもなく、親友に話をすることは、配偶者の問題は何であるかを理解するのに何の役にも立っていない)。
恋愛と結婚の燃えつきの心理
A・M・パインズ 著 北大路書房
