| コストをかけずにIP電話を実現するための技術 |
秘密は「スーパーノード」にあり
従来のVoipIP電話より優れているP2P技術を用いたIP電話Skypeの最大の秘密は、「スーパーノード」という考え方です。
全世界に5億6000万以上いるSkype のユーザは、すべてが対等の立場にいるわけではありません。実際には、1000ごとの仮想的なグループに分けられています。
その中から、一定の条件を満たしたパソコンが、グループの代表としてスーパーノードに自動的に選ばれます。スーパーノードはグループ内の「リーダー」的な存在で、グループ内のユーザ情報をすべて管理しています。
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スーパノード
IPアドレス・ファイアーウォールの有無など、ユーザ情報を保持する。
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| スーパノードの条件 |
@グローバルIPアドレスを持つ
ACPUの性能が高い
B大容量のメモリーを持つ
CSkypeの起動時間が長い
などの条件を満たすパソコンが自動的にスーパノードに選ばれる。 |
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スーパノード同士は、定期的に互いに持っているユーザ情報を交換します。配下のパソコンから通話のリクエストがあった場合は、ユーザ情報を持っているスーパノードに問い合わせることで、即座に相手を見つける仕組みになっています。
1つのスーパーノードの負荷が高まると、自動的に新しいスーパーノードが生まれ、負荷が分散される仕組みになっています。
Skype同士は、常にネットワーク全体を見ながら、ユーザが増えればその分だけスーパーノードを多くして、負荷を分散します。したがって、Skypeユーザがいくら増えても、自動的に安定して機能を提供できます。
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| 設備投資がいらない! |
| 一般的なIP電話サービス |
Skype |
SIPサーバシステムを構築
多額の設備投資orアウトソーイング |
スーパーノードはユーザから自動選択
設備投資がいらない。 |
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ユーザが増えるとSIPサーバの増設
高度なシステム
(ファイアーウォール・VPN)
多額な費用 |
ユーザからスーパノードを自動選択
ユーザが増えればスーパノードを追加
サーバ不要・複雑なシステムなし
ユーザが増えても高品質なサービス |
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一般的なIP電話サービスでは、通話相手を捜したり、通話状態を把握するためにSIPサーバが使われています。このSIPサーバシステムを構築し管理するためには、高度な技術と知識・複雑なシステムが必要になります。
Skypeでは、ユーザの中からスーパーノードが選択され、IP電話サービスで行われるSIPサーバの役割を担いますので、高度な技術と知識・複雑なシステムなしで誰でもが安全で質の高い通話を行うことができます。 |
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| Skypeの通話の仕組み |
| スーパーノード経由で通話相手を検索 |
Skypeでは、スーパーノードが管理するユーザのグループ分けは、とてもシンプルです。
スーパーノードA: Aで始まるユーザを保持
スーパーノードB: Bで始まるユーザを保持 という感じです。
スーパーノードの保持するユーザ情報も非常にシンプルです。
- ユーザID
- IPアドレス
- ファイアーウォールなどNATを経由した通信の有無(プライベートアドレスかグローバルアドレスか)
以上の3つです。
aacさんがbbcさんに通話する場合
aacさんを管理するスーパーノードAが、スーパーノードBにbbcさんに問い合わせる。bbcさんが見つかれば、スーパーノードBは、aacさんにIPアドレスを通知します。そして、通信が開始されます。
見つからないときには、他のスーパーノードに問い合わせます。
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- aacがスーパーノードAにbbcのIPアドレスを問い合わせる。
- スーパーノードAはスーパーノードBに問い合わせる
- スーパーノードBは、aacにIPアドレスを返信する。
- aacとbbcの通話開始
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