自然のかたちについての考察 gallery

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しゅうめい菊

しゅうめい菊

秋、花が少ない季節に、真っ白い花が目立ちます。風に揺れている様子は、清楚で、すがすがしい感じがします。よく見ますと、白い7枚の花びらの中心に、黄緑色の半球があり、そのまわりを先端が黄色い雄しべが取り巻いています。中央の半球が大きな恒星で、周りの雄しべが多数の惑星のように見えます。ひとつの花が、まるで、小宇宙を表しています。
しその花

シソ(紫蘇)の花

小さな白い花がたくさん並びます。ギザギザした葉はよく目にしますが、今年、このかわいい花を見つけました。ゆるく弧を描いた細い茎に、たくさんきれいに並んで咲きます。ビンに入れてみましたが、香りがよく、生き生きとしています。小さな花の一部は、よく落ちますが、自然の中ではそれが種になるのでしょうか。
じゃがいも

じゃがいもの花

たくさんの葉の中で、ひっそりと目立たずに咲いています。近づくと、1本の茎から分かれて、10個ぐらいの小さな花がひとかたまりになっていました。花弁は淡いブルーで、芯は黄色のかわいい花でした。この芯は、ピーマンを逆さにしたような、しっかりした形をしています。
もも

ももの花

外側に開く寸前のももの花。つぼみが少しづつ大きくなり、ふくよかに丸くなります。中になにかとても大切なものが入っているような気がします。球形の豊潤な美しさの代表といえるのではないでしょうか。この時期はほんの数日で、後は外に開いて散ってしまいます。バラ科だそうですが、バラよりも、おしとやかです。
すいせん

すいせん

我家の庭に咲いてくれたすいせんです。1月の寒い冬の最中、凛とした姿を見せてくれました。真っ白な6枚の花びらがパッと開き、中央に黄色い鉢状の芯があります。天から舞い降りた白い、天使の落下傘のようです。
たんぽぽ

たんぽぽ

皆さんよくご存知のたんぽぽです。遠くからでもわかる、あざやかな黄色い花です。朝は閉じていますが、日中は太陽の光をあびて開き、夕方になるとまた閉じます。花の直径は数センチですが、花弁は巾が1ミリぐらいの細長いものが何枚も重なっています。夕方には花弁を閉じますので、開閉に都合の形なのでしょう。大きな花弁だとたいへんな労力を要しますから。また、この細い板状の花弁は、球状に綿毛化する時にも、きっと適しているのに違いありません。
ランタナ

ランタナの花

うす紫の小さな花が房状に咲きます。ひとつひとつの花は、大きさに比べ、しっかりした厚手の花びらで、よく見ると芯近くは白くなっています。そして、真ん中に小さな小さな黄色い芯があります。小さな頃、食べた砂糖菓子のような雰囲気です。
ドクダミの花

ドクダミの花

ドクダミは古来から薬草として利用されてきました。毒を矯める(ためる;直す)という意味だそうですが、矯めるという言葉があまり使われていないせいでしょうか、あまりいい語感ではありません。でも、そんなことは少しも気にせず、とても清楚な白い花を見せてくれます。ただし、4枚の花びらのように見えるものは、総包(そうほう)といわれるもので花弁ではなく、花は中央の黄色い円錐状のタワー部分だそうです。
ゆりの花

ゆりの花

自然の山道に咲いたゆりの花一輪。ゆりの花は、花瓶や花束にあっても目立ちますが、山道で出会い、ハッとして、しばし立ち止まり見つめてました。6枚の花びらがそろってイナバウアーをしているような優美な形です。「わたしはここよ」という声が聞こえるような気がします。しかし、まわりと溶け込んでいる不思議な花です。
いちじく

いちじくの葉

陽光をもとめて、いっぱいに広げたいちじくの葉です。それぞれの葉は、5つに分れ、左右対称になっています。単にまるい形のほうが、陽光を受ける面積は大きいはずですが、人の手のようなかたちをしています。そして、その葉を太陽に向け、いっぱいに広げています。若い葉は、光が透き通って、まるで花のように美しく見えます。
さくら(楊貴妃)

さくら(楊貴妃)

さくらはソメイヨシノと思っていました。数年前、ソメイヨシノが終わりかけていたとき、この楊貴妃に出会いました。ゆったりと、しとやかに咲いていました。その艶やかさは、イスタンブールのアヤソフィアにも負けません。桜というと、今でもソメイヨシノを連想しますし、好きですが、八重の楊貴妃に参っています。
つばきのみ

つばきの実

つばきの語源に、強葉木、艶葉木などがあるそうです。一番好きな花のひとつですが、手持ちのいい写真がありません。その代わりでもないのですが、はなが終わった後、実(たね)が赤みをおびている写真です。小さなりんごのように、とてもきれいです。この実は、石のようにかたく、ほとんどがたねです。なかに5,6粒のたねがあり、秋になると、はじけて、たねが四方に飛びます。
さるすべり

さるすべり

真夏の太陽は強烈で、人も犬たちも外に出ません。そんな猛暑の昼下がり、さるすべり(百日紅)の花は、ひとり涼しげに、太陽とたわむれています。枝が2枚づつ葉を出しながら伸びていった先端に、紅色の小さな花が房状に咲きます。でも、熱帯植物のように、はでな形や色ではなく、静かでつつましやかで、内に情熱を秘めているように見えます。 しかし、台風などの大雨の後、花が重くなるのか、枝が垂れてまるで元気がなくなってしまいます。不思議な夏の花(木)です。
はなみずき

はなみずき

花のように見える部分は、ほんとうはガクだそうですが、まるで蝶が舞っているように見えます。ガクの中心にある緑の粒がほんとうの花で、それを守っているのでしょうか。
つきみそう

月見草

月見草、別名宵待草だそうですが、夕方あたりが暗くなってから、ひっそりと咲いている様は、なぜか心にのこります。写真は、公園の遊歩道わきに咲いていた、薄い黄色の月見草です。静かに、静かに咲いていました。
ムスカリ
ムスカリ

ムスカリ

不思議な、薄い紫色の花です。日常、よく見かける色ではありません。上の写真に比較的近い色です。 地中海原産で、ユリ科だそうです。不思議な色のせいでしょうか、花言葉は、「憂鬱」、「寛大な愛」、「失望」、「明るい未来」と、まるで正反対のような言葉が並んでいます(失意・失望しか書かれていないものもあります)。きっと、見る人の心を素直に受け入れ、そして、語りかけてくれるからではないかと思います。 3月〜4月に開花しますが、ちょうど年度変わりで、進学・卒業・人事異動などの季節です。希望に燃えている人、ちょっと落胆している人などいろいろな人がいます。そんな人たちに、あたたかい励ましをくれているのではないでしょうか。 背丈はせいぜい20cmぐらいの小さな草花で、茎の下には小さな球根のようなものがあります。 小さな花ですが、何か高貴なものを感じます。

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